ここだけウタが七武海の世界線10

ここだけウタが七武海の世界線10


会議は人数が増えただけでいつもと変わらず誰も話を聞いていなかった。

会議が終わると黒ひげが何処かに行くのが見えた。

(どこに行くんだろう?)

ウタは少し気になったが深く追求しない事にした。


〜数時間後〜

センゴクが世界に対してとある発表をしようとしていた。

「エースお前の父親の名前を言ってみろ!!」


エースは答える。

「お前の父親は白ひげだ!!!」


その言葉をセンゴクは聞いた後、即座に否定する。

「違う!!!」


「違わねぇ!!!白ひげだけだ!他には居ねぇ!!!」

エースが怒鳴る。


するとセンゴクは語りだす。

「当時我々はCPの僅かな情報だけを頼りに"あの男"の子供を必死に探した。」

「ようやくその子供を見つけた。お前の父親は、、、海賊王ゴールド·ロジャーだ!!!!」


その名前に周囲の人々が驚愕した。

「おい、、、まさか、、、!!!」

「生きていたのか、、、海賊王の血が!」


ウタは昔の事を思い出した。


〜10年前〜


「ねぇシャンクス、その麦わら帽子って大切にしているけど、誰から貰ったの?」

シャンクスは答える。

「これはな、ゴールド·ロジャーという尊敬している船長から貰ったんだ。」

「シャンクスの船長はゴール·D·ロジャーじゃないの?昔、言ってたよね?」

「良く覚えてるなウタ。偉いぞ〜。」

シャンクスがウタの頭を撫でる。

「えへへ〜。」



〜現代〜

「ウタ、もうすぐ白ひげが来るはずです。気をつけて。」

「ごめんごめんちょっと昔を思い出しちゃって。」

「もう、、、ハァ」

アインがため息をつく。


その時誰かが叫んだ。

「海賊船の大艦隊です!間違いありません!!!白ひげは見当たりませんが、白ひげ傘下の艦隊です!!!」

センゴクが命令を出す。

「白ひげが近くに居るはずだ!!!探せ!」


ゴゴゴゴ····

その時水中から轟音がした。

「まさか、、、、!!!」

水中から出てきた男が声を放った。

「俺の愛する息子は、無事なんだろうな、、、!!!」

「ちょっと待っててな、、、エース!」

そして白ひげが拳を振るう。


ウタがアインに聞く

「あの人が白ひげ?」

「はい。というか普通に手配書見ないんですか?」

「ルフィ以外に興味ないんだよね、、、」

ウタは思わず口走っていた。

「隠していたけど、やっぱりウタの好きな人って、麦わらのルフィじゃないの?」

「寝言でこの前ルフィ大好きって言ってたし。」


「いやぁぁ!!!今のはナシ!ナシだよ!違う!違う!いや違わないけどぉ!!!」


そしてアインはしれっと言う。

「そういえば津波が来ますね、気をつけてくださいね。」

「えぇぇぇぇ!!!」


青雉が津波を凍らせる。

「氷河時代!!!」


津波が凍り、海が陸地と繋がる。

「船が動けなくなったぞ!?」

「構わん!陸地がつながった進めー!!!」

ウオオオ--ッッ!!!

巨人が氷山を投げ、それを赤犬がマグマで溶かす。

黄猿が白ひげを狙うが、マルコに防がれる。

「いきなりキングは、、、取れないだろうよい。」


そのまま戦いが始まる。


部下はアインに任せ、ウタは一人一人眠らせていった。

(全体に歌うのは覇気が強い人には効かないし、消耗が激しいからセンゴクさんに止められているんだよね。)


戦っていると巨大な影が現れた。

「行けぇ!リトルオーズJr!!!」


「エース゛く゛んはやさし゛いんだ!絶対に死な゛せね゛ぇ゛!!!」


海兵達が驚く。

「でけぇ!?」

そこに中将が命令を出す。

「あれでも人だ、撃ち続ければいつかは死ぬ!!」


エースが叫ぶ。

「オーズ駄目だ!お前のデカさじゃ、標的にされるぞ!!!!」

オーズは言う。

「エース゛く゛ん!!!今そこ゛へ゛行くぞぉ゛!」

海兵が言う。

「駄目です!!!止まりません!!!」

「う゛お゛お゛おおお!!!」


オーズが壁を壊す。

「オーズが湾内への突破口を開いたぞ続けぇぇ!!!」

海賊達が湾内へ入っていく。

モリアが言う。

「キシシシ!!!オーズの子孫!?白ひげの傘下に居たのかぁ!!!欲しい!!あいつの死体が欲しい!!!」


オーズに銃弾が降り注ぎ、オーズに限界が来る。

エースが言う。

「もうやめろオーズ、、、!!!ここには来れねぇ、、、!!!」


「せめて七武海一人だけでも、、、!!!」


その大きな拳がウタに向かって飛ぶ。

「ふ〜ん?そんなので私を倒そうとしてるんだ?」


その拳を軽々と避けて、オーズの腕を伝い耳元へ移動する。


「♫〜♪〜♪〜♫」

「大人しく眠っておいてね。」

そう言ってウタは飛び降りる。

「ハァハァ、もう少しで、、、!!!」

オーズが膝をつく。

「オーズ!!!」

その手はエースに届かなかった。

「すげぇなセイレーン!!!あとは殺すだけだ!!!"角刀影"!!!」

影がオーズの胸を貫く。

「ちょっと!?捕まえるのに殺さないでよ!!!」

ウタが文句を言う。

「殺さねぇと使えないだろうが!!!」

「戦場でも無駄に殺さないでよ!!!」

戦場なので、被害が出るのは重々理解しているが、ウタは無駄な犠牲を増やしたくなかった。

(私がもっと強ければ、、、。)



上を向くと何かが落ちて来るのが見えた。

(船、、、?誰かが乗ってる、、、?)

目を凝らすと思いがけない人がいた。


「「ルフィ!」!?」


ハモった声の主を見ると怒鳴られた。

「貴様は一体ルフィの何なのじゃ!!」

ハンコックだった。

ウタは負けじと言い返す。

「そっちこそルフィの何なのよ!?」

「妾はルフィの嫁になる女じゃ。」

「なっ!?そんなのルフィのお姉さんである私が認めないし!!」

「ルフィのお姉さんじゃったか。これからはよしなに頼むぞ。"お義姉さん"」

「はぁ〜!!!?」


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