けものども
※ここだけクロコダイルが経産婦の世界
野生の王国インペル
囚人×鰐
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どれ程無様に陵辱しようとクロコダイルという男を変質させることは叶わない。身体へ強いられる快楽でその身を色に滲ませておきながら、その奥では酷く醒めた爬虫類の瞳で面倒だとばかりに男共を睥睨しているのだ。
「……っ、ぁ……っ、く、ハァ……ん……!あ、ぁ、あ"っ!〜〜〜っっ、!!」
「……!くそ、あぁ、なんつぅ締め付けだ……もう絞られちまった……」
「おい、三回イッたら交代だ。早漏だって特別扱いにはならねェぞ」
ぐぽっ……雄が抜けた其処からは先程まで流し込まれていた白濁が勢い良く流れ落ち、精に泥濘む穴はくぱくぱと次の栓を望み喘ぐかのように淫猥な開閉を繰り返していた。
「はぁ……グチャグチャでエロすぎんだろ……こんなスケベな雌穴にでけぇおっぱい抱えて、今までよくあんな澄ましたツラしてられたよな……?くそ、もう勃っちまった……」
「旦那にゃ可愛い雌猫ちゃんのツラァ見せてたんだろうぜ!おら、どきな!……はーい♡これからはおれたちが旦那様だぜ鰐ちゃん♡子宮まで、しっかり覚え込んでくれよなァ!」
「ひぁ"、〜〜〜〜!!!、!」
「ハハハ!こんだけ出されたらまた孕んじまうんじゃねェか?」
「砂漠の英雄様、元七武海様のサー・クロコダイルがこんな海の底でチ◯ポ何本も咥え込んで誰の子かも分かんねェガキ仕込まれちまうなんて、想像だけでイッちまいそうだぜ!」
「オイオイ、サーはナカにお望みだぜ?無駄撃ちは関心しねェな?」
「おっといけねェ!ギャハハ!」
「……」
男達は躍起になっていた。下劣な言葉で辱め、その身を蹂躙し尽くし、気高く強い男でありながら男を受け入れ女として子を産み落としたこの大海賊に、おれたちの雌という自覚を持たせ媚びるように尻を振らせたら、どれ程の征服感を得られるのだろう。退屈こそが死よりも重い罰となるLevel6の監獄内において、この倒錯したサバトは脳を焼き切るほどの快楽を囚人達にもたらしていたのだ。
「ガキも可哀想になぁ。母親は世界政府を騙して国家転覆企んだ大悪党、父親は囚人を"可愛がって"くれるクソ看守か海のクズか、候補まで終わっちまって」
「おっ立てながら言うセリフかよ!大丈夫だぜェ〜ちゃんとパパのおれたちが可愛がってやるから安心して産まれて来いよ♡」
「ロクでもねェ!」
ギャアギャアと下品な嘲笑の降り注ぐ中心、クロコダイルの右手がゆっくりと動く。気にするまでもない程些細な筈のその仕草に、男達の目は吸い寄せられるようにして離れない。笑い声は止んでいた。彼の右手はまるで愛おしむかのようにゆっくりゆっくりと己の下腹部を撫でる。
そしてたった一言がその場の空気を支配した。
───あぁ、また孕んじまうな。
それはただの鸚鵡返しの同意だった。
「なァ……オイ、おれの子を孕めよ……」
だが、それまで大声で笑い、下卑た言葉で腹に話し掛けていた男の動きが変わった。
「……っ、ア、あ!」
「これ、全部掻き出しておれのを奥まで叩き込んでやるから、お前が孕むのはおれの子だろ……っ」
男の逸物の大きく張ったエラが、遠慮なくごりゅごりゅとクロコダイルの肉壁を他の雄の残滓を刮げ取るような執念深さでもって掻き回す。勢いをつけ逸物を引き抜く度に、クロコダイルの腹が僅かに膨れる程に注がれていた雄達の子種が掻き出され、水溜りのように広がっていった。
「オイ!!」
「テメェ!何掻き出してんだよ!!」
「うるせェ!!!あぁ、クソ!ここ、この奥におれの子種ぶち込んでやる……孕め、孕め!孕め!!」
プレスするように抱き込まれ、奥へ奥へと挿入された雄にクロコダイルが仰け反り、汗でてらてらと光る首筋を晒し喘いだ。男がクロコダイルの豊満な乳房を鷲掴み、むしゃぶりつく。
それは交尾だった。これまでの嘲笑混じりの雄の矜持を叩き折らんとする陵辱とは全く違う、雄が己の雌にその子種を孕まさんと腰を振る生物の原始的な光景だった。
「……っ!」
「だ、だからやめろっつってんだろ……!」
周りの男達は焦った。皆一様に"己の雌が奪われようとしている"そう本能に警鐘が鳴り響くのを感じていた。
あのサー・クロコダイルがおれの子種を受け入れる。あの気高い男の子宮の奥の奥までおれの子種が染み込んで、植え付けられる。彼は徐々に膨らむ腹を優しく撫でて、いつもはゴミを見るようなあの瞳が柔らかく蕩ける。そしておれによく似た子供をそっと抱き締めるのだ。
男達はクロコダイルが腹を撫でた瞬間、そこに母を見た。
それは海の底で腐りゆくままの生命だった男達の本能に強烈な実感をもたらし、仲良く哀れな獲物を甚振っていた筈の彼らは今や唯一の雌を奪い合い争う獣の雄に成り果てていた。
「おれが!おれが孕ます!!どけよ!」
「くそが!離せ!!」
「ぐあ!テメェ……!!」
「は、はぁ……なァ、気持ち良いだろ?おれの女になれよクロコダイル……」
(うるせェなァ……)
孕みやすい自覚はある。恐らく己はここで看守か囚人の子を宿すことになるだろう。
面倒だがこうなっては仕方がない。出産育児の手順はもう分かっている。どいつが父親だろうが関係ないが……Level6の種ならまぁ、最低限身体は丈夫で元気な子にはなるだろう。種が下品で腐ったグズだろうが子供にとって重要なのは教育だ。問題ない。となれば……
(アー、腹が膨れる前に上手い具合に脱獄する機会でも来ねェもんか……あ、そうだMr.1、アイツ着いて来てくんねェかな……)
そろそろ本気で葉巻が恋しいが、我慢の延長が決定してしまった。
シャバも海の底も面倒だらけだ。