お前じゃシコれない

お前じゃシコれない


二次元好きの匿名さん


「なぁ、俺ってシコれる?」

何を言っているんだろうこのバカは。大切な話があるとか言って部屋に転がり込んで来て開口一番これだ。追い出そう。

「待って待って!話聞けって!」

「せめて聞きたくなる語り出しにする努力をしろ」

「良いから聞けって!...その、な?ネットでシコスレっての見て...えっちなこといっぱい書いてあったから...」

「だから自分はどうかと?」

「うん」

「クスリやってんのか?お前なんてなぁ...」

どうやったらそこに思考が飛ぶのかが分からない。

そもそもこいつは悪友みたいなもんだ。チビで痩せててビビリで、そのくせプライドだけは無駄に高くて興奮するところなんて一つもない。

首くらいまで無造作に生やした髪も、貧相で柔らかさとは無縁の上半身も、片手で抑え込めるくらい軽くて非力なくせに肉付きのいい尻と下半身も...あれ?

「ちょっと待て、ちょっと待てよ」

「なにがだよ」

「イケるかもしれん...」

「...っ、はぁ!?キモ!キモすぎ!なに言ってんのお前、死ね!」

「元はと言えばお前だろうが!変なこと言いやがってバカが!」

「ねっ、ネタだよネタ!そんなマジで答えられたって...お、俺...だぞ?」

「知ってるよ...」

「こんなだぞ...?」

「だからだよ」

「......帰る!今日の話なし、っひゃん!?」

背を向けて帰ろうとしたヤツの尻を片手で鷲掴みにする。ここで逃げられるのは腹が立つし、今日の話を聞かなかったにしろと言われるのも無理なことだった。

「やめっ...ろっ...」

「ケツ揉まれただけでそんな声出すのかよ...ど変態が」

「へんたい、っは、どっちだ...んぅっ!」

膝が笑い始めて倒れ込みそうになったヤツを、もう片方の腕で抱きしめながら耳元で辱めの言葉を囁く。もうほとんどヤツの足に力なんて入ってなくて、体を丸めながらただ気持ちよさを耐えようとしていた。

それが可愛らしくて強く尻を揉むと、元から小さい体をさらに縮ませる。

「やっ、やだ!離せ、なんか、きちゃっ、離してっやだ、あ、んぐ、ぅ〜...!」

「...マジか」

腕の中でビクビクと全身を震わせ、脱力した。尻を揉んだだけなのに。こいつは絶頂したんだ。

俺ももう我慢の限界だった。ヤツを抱き抱えてベッドに寝かせてズボンを下ろす。

「おばさんに言っとけよ。今日はこっちで泊まるって」

「ばかぁ...!結局、俺でシコれるんじゃねえかよ...ぅあっ、そこやめっ...」

グリグリとヤツの下腹部のあたりを押し込むと、艶っぽい嬌声が漏れた。最初からこいつはこれが狙いだったんじゃないだろうかと思うほどのザコっぷり。

「シコじゃねえよ、今から“ここ”使うんだからな」





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