おれ×非処女カントボーイドレークの純愛完遂
>>14完成
SSが完成した(2万文字弱)&書き散らし
おれがドレークを抱きました
あらすじ:
薬の副作用で発情期紛いのテンションになった隊長はバカクソ逆レし後日切れたおれと取っ組み合いの大喧嘩になる。天運にも見放され隊長殿はおれ君にマウントポジションを奪われてしまった。それから素直になるまでおっぱいだけ弄られる焦らしプレイで泣かされるしおれ君相手に子宮発情させて中出しおねだりするしもうめちゃくちゃなのだった。
何度か賢者タイムに入りながらなんとか抱き切りましたけどバカクソ長いので置き謝罪します。長すぎるそうなので前後編にわけます。ピロートークと対面座位と噛み癖と太いね♡など、書きたいもの全部入れました。どういうことじゃ。
もうカントボーイじゃないとおれはだめなんだよ。おまんこにキスして添い遂げるんだ。
そして自分は純愛が大好きなんですけど、リョナと逆レも同じくらい好きで、性癖被りすぎて隠しても感のいい方はわかるかもと思うのでついでに載せてしまいますが >>144さんの文中であげてくださったドレークの逆レSS、自分が書いたものなんです。あんまり中の人が出張るとおもんなくなると思って言うの迷いますが感謝も込めて加筆修正したやつ記念に置きます。
https://telegra.ph/父親に似ている他人を逆レする逆レ無双覇者ドレーク-09-12
カントボーイ大好き>>144さん。あの終わりの治安のSSを気に入ってくださり本当に嬉しいです。ありがとうございます。いつかきちんと逆レについて語った文を置こうと思います。
以下本編
「お、おれは……っ、い、いんら……、ぅぐ……」
「ちょっと!!声小さいんですけど!!!?反省してるんですか!???」
「しかしっ、こんなこと、こんなこと言いたく……ッ!」
「はァ!? 貴方が私欲の発散のためにおれのチンポ肉ディルドにして朝まで休みなしでしこたま逆レイプしたからこんなになってるんでしょうが!??? その被害者ヅラやめてくださいよ!!!」
本当におれのせいなのではあるんだが。
先々々日、痛み止めの副作用の興奮作用が生理前という苛立ちと少々獣欲が高まる時期に顕れてしまって、とんでもなくおれ君のことを襲ってしまったのだ。
おれはぎりぎり残った理性(?)で『おれ君なら』と思い込んで部屋に呼びつけて、押し倒して、……あとは、その。想像の通り。これ以上は話さない。恥ずかしいから。
しかしこういう発散の仕方を教えたのもおれ君なのだし、お前もほんの少しばかりは負い目を感じてもいいんじゃないのか。とか、そんな口答えをしたら取っ組み合いの喧嘩になって、おれ君の持っていた海楼石製の手錠がうまいことハマってしまって形成は逆転し、抵抗虚しく後ろ手に縛られベッドで寝かされている。
自室は”お仕置き部屋”になった。
「おかげでこちとら丸一日動けなかったんだ! 業務だってあるのによ!!」
おれ君はなにやらブツクサ文句を続けながら、動かせないようにか足を開かせてベルトできつく縛り付けている。流石にやりすぎなんじゃないのか。
「おい。なんでここまでする。別に逃げたりはしない。反省は……しているんだ」
「今日は徹底的にやりますから。わからせますから」
「だ、だから、あの時は気がヘンになっていたってこともあって! 普段ならしない……! 」
「そこの事情は分かってやりますよ! じゃあおれを選んだ理由はなんです?」
「おれ君なら。いいかなって……。したことも、あるし。こんなこと他の奴に頼めるか!」
「エッチしたことあるからおれを呼びつけたんですね? 他に理由は?」
おれ君は失敗をくどく問いただすように何時になく詳しく聞き出そうとする。(本当に失敗でもあるしおれ君にはその権利があるとは思う。) 嘘をつく程の余裕も理由もないのでなんとか海楼石のおかげで怠くなった身を擡げて思った通りに解答していく。
「……おれ君。こういうことするの、好きだろ?」
「出た!! それ!!! それが気に入らないんだ!!!」
おれ君はいきなり大声をあげて、その後黙って何度もウンウンと頷く。ほんとのことだろ。
「なんで素直に『おれとエッチしたかった』って言えないんですか! 『おれ君のちんぽでいっぱい気持ちよくしてほしい』って言えないんですか!!?」
「は、はあ? はァ〜〜〜?」
なんだかとんでもない下劣な願望を押し付けられてないか? そんなはずないだろ。おれ君が恥ずかしいことを言うせいで顔が熱くなったぞ。
「思ってない! そんなこと!!」
「なんでもそうやっておれの旺盛な性欲のせいにして! 自分のドスケベサウルスっぷりは棚に上げて!! もう見逃してやりませんから!! 隊長が素直になるまで、絶対、ぜェ〜たいっ、やめませんからね!!!」
「待て! 別に、え、えっちしてほしい……、など……」
「ふーん。じゃあどうしてこんなトロトロに濡れてるんですか」
そう言われて自分の身体を見下ろすと、脚の間に割入るように座るおれ君が、バックジッパーを前まで引き上げるのが見える。下着越しに指で柔らかく触られて、じゅんとした湿り気があることをぬるついたクロッチが教えた。
は、え、濡れてる? 何もしてないのに?
「え、嘘。ガチに濡れてるじゃん。やば」
濡れてるって体で話押し通そうとしただけで本気でびしょびしょにしてるとは思わなかったですよ。と、おれ君すら予想外そうに呆気に取られながら、隙間に差し込むように指を押し込む。触るな!
「すぅ〜〜〜ッ。はァ……。濃いなァ。濃い」
「吸うな!!!」
「で、なんでこんな雌の匂いムンムンにしてびしょ濡れになってるんですか。貴方は」
「そ、それは。そんなのは、知らん……」
「押し倒されてベッドで縛られて、なんか期待したんじゃないんですか? 尻まで垂れてますよ」
指が尻穴まで撫で下ろされて、ずくと背筋に寒気が走る。おれ君の言う通りで、指の先程度ならすんなり入ってしまいそうなくらい濃く滴っている。そんな、なんでこんなに、……興奮しているのか?
「ちがう! 断じて! これは、これは……!」
「ああそうですかね。なんでもいいですけど」
混乱して容量を得ない咄嗟の反論に興味もなさそうに、おれ君はあっさり引き下がる。下着を剥ぎ取るだけ剥ぎ取ってはいくが、それ以上はせず。一度ベッドから降りて今度はおれの頭の上側辺りに乗り上げる。
「……いいのか?」
「隊長が素直におれに何して欲しいか言うまで、好きにやってますから。隊長だって好きにやっててください」
おれ君の声が普段より落ち着いているのが少し不穏だった。見上げていてもこれ以上は話す気もないようで、気まずくて仕方がないので目を逸らす。
怒らせてしまった。関係の修復をしなければ。しかし素直になるとはどうすればいいだろうか。大人しく従い続けておれ君を調子づかせたくもないしな……。
「うッ、あっ!?」
深く考え込もうとした辺りでいきなり胸を撫でられて身体が跳ねる。
「な、何やって……!」
「おっぱい触ってるんですよ。好きでしょ」
おれ君は本当に好きにやるようで、無遠慮に手のひらで胸筋を撫でる。時々割れた腹筋の溝を指で伝ったり、優しく爪を立てて薄く皮膚を引っ掻く。指先がほんの少し乳首を掠めただけでチカチカするような甘い痺れが走る。
「好きなど、では……っ」
「……」
「ん……っ、ふ、」
「隊長なんか静かですね」
「うる、さい……っ」
撫でられて擽られて、粟立つ肌がどんどん敏感になる。少し口を開くだけでも妙な声が出てしまいそうで必死に紡いだ。
お前に触られるようになってから敏感になった気がする。揉ませてくれと泣きながら頼まれた日から赤ん坊がやるみたいに吸われたり指先で手慰みに弄られることが増えた。眠っていた感度が目覚め始めて、昔以上に変な感覚を覚えている。
「……ッ、あ、」
指先でくるくると円を書くみたいになぞられる。そこに感覚がどうしても集中して、呼吸がだんだん熱くなる。意識を逸らそうにも奮闘虚しく、半勃ちだったそこは確かに形を持ち始めた。
「最初は優しくしてあげますからね。ふふ。隊長かわいい。いいこいいこ」
「あっ……、ん、この、しつこい……っ♡」
触れるか触れないかの瀬戸際で本当に優しく乳頭を撫でられる。じっくりと触られると指紋の溝すら感じられるくらい神経が研ぎ澄まされて、僅かな快楽ですら甘く脳を焼く。
もっと、もっとしてほしい。
「ぁあッ♡!? ……ッ♡ ……っ♡」
狙ったようなタイミングで抓って指の腹で擦りあげる。捏ね回される度にじんじんと身体の奥が熱くなる。熱くなるのに、腹の底は疼きが強まるばかりだ。吐き出されないもどかしさが溜まってきて揺れそうになる腰をなんとか抑えている。
「もうかわいい声出ちゃいましたね」
「……っ、おれ、くん……。やめ……、っ♡」
「身体強ばってますね。楽にしてていいんですよ」
「ッああ♡!? ひ、あっ♡」
こちらの事などお構いなく、おれの胸にぬるぬるした冷たい液体を垂らした。思わずガクと身体が跳ねる。
「あ、すみません。あっためるの忘れてました。触ってたら温くなるかな」
「や、あ、あッ♡、やめ♡、それ、あッ♡」
びちゃびちゃと音を立ててぬるついた手で掻き回す。乱暴に胸を引っ掻かれる度甘い電流が走る。冷たい液体が火照る体温で温くなるまで、何を言ってもおれ君は無遠慮に撫で回した。
「はっ、はあっ、はっ、おれく、んンッ♡♡!」
漸く手が離れてくれて、聞く耳を持たないおれ君を涙の膜の向こうに睨んだつかの間。直ぐに爪を立てて強く捻りあげる。反論の声など息が詰まってもう出せない。
「やだッ、いやだッ♡ も、そこ、さわる、なっ♡」
滑る爪先でカリカリと引っ掻かれる度背筋を熱が這い上がる。後ろ手に縛られた腕が丁度背の下にあり、胸を張る姿勢にさせているのが、自分から“触ってもらう”ための姿勢を強いられさせた。募らせた乳頭から悦が一点に集められぼおっとする感覚を刺す。快楽から逃げたくて唯一動く首を振っても少しも逃げられない。みっともない姿を上からじっと見つめられて、妙な薄暗い熱が腹の奥から這い上がる。おれ君がこわい。
「ダメなんですか? すっごく良さそうですよ」
「ぁ、ッ♡ よく、ないっ♡ ンあっ♡ ン゛んッ♡!」
「そんなエロい声でよく言えるな」
「ひぅ゛ッ♡ 〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡!!! はっ……♡ あ゛、あ゛ッ……♡」
「乳首ぎゅ〜っとしたまま指でカリカリされるの好きですね。もっと虐めてあげますからね」
「や゛♡、むり、むり♡っ、やぁ♡ッ」
「オラ! イっちまえ!! 」
「っ、ッ゛ーーーー〜〜〜っ♡♡!!! 」
強く捻り上げられた拍子に、堰を切ったかのように快が弾けた。その瞬間に濁流に呑まれるが如く意識が飛ぶ。飛んだ意識は平静を努めようと堪えてきた腰を大きく跳ねさせた。一度そうしたら今までどう止めていたかわからなくなって勝手に浮いたり沈んだりする。知らない挙動。震えが止まらない。
「なに、これ……っ♡ いやだ、や、♡ へん、おなか、へん……っ♡ ぅあ゛ッ♡♡ 」
「おっぱいでおかしくなっちゃうくらい気持ちくなってるんですね〜。かわいいですよ。情けなく腰ヘコつかせててください」
絶頂には至らないが、ギリギリまで昂らせられて、さらにその上まで引き上げられてしまうような、もどかしい熱ばかりが際限なく載せられていく。
悦から逃げたいのか何かを求めているのか、無意識に腰が浮く。そんな事をしても何も触れていない秘部にはなんの刺激も与えられず、下っ腹に滞留する疼きが切なく感じで、目の縁に堪えきれない涙が零れる。
辛い。
一回だけでいいからイかせてほしい
そう思った矢先、顔に質量がべちと叩きつけられた。
「ッ!? な、なんで!?」
何故かおれの顔におれ君の……その、それが乗せられている。思ったよりかは重量があり平手打ちされた程度の衝撃があった。
「隊長、おまんこ触ってほしいんでしょ? なんならおちんちんぶち込んで切ないお腹満足させてほしいんでしょ」
「あっ……♡ い、いや……」
否定してはいるも、おれ君のよく育ったそこから目が離せない。
そ、それは、おれ君のお、……ンで、おれの中、いっぱいかわいがってもらってごつごつ突いてもらえるって……。
「今ちょっと内股になりましたね。想像したら子宮きゅんきゅんしました? 」
「してない! バカ! してないからな!」
図に乗らせてたまるか。そもそも欲しがってもいないと顔を背ける。しかし顔に乗せられた質量から意識を逸らしたいのだが、こんなに間近に来ることはそうそうなく、自分には無い雄の匂いでそれの存在を再確認しては、これを使った“よいこと”への渇望が次から次へと湧いてきて、酷く自分が欲深い者であるかをわからせる。いや、別にそんなことはないが。
「というか退けろ! 汚い!」
「そんなァ!? ちゃんと洗ってます! ほら!」
「だからって擦り付けるな! この……っ! っ!……っ♡」
……結構大きくないか?
おれ君のってこんなに大きかったか? こんなに太くて強そうなのだったのか? いつもこれが、おれの腹を貫いて、し、子宮のとこまで潰すみたいに突いてきてるのか? おれの顔くらいあるって……、喉奥とか、臍の下まで届いてるんじゃないのか? あの時だって、音が出るくらいぐぽぐぽ突きまわして……、泣いて止めたがってもイカすの止めてくれなくて……。なんて暴力的な! こんなの、おれ君がこんなの持ってるのが悪いじゃないか!
「すぅ……♡、すぅ〜〜〜っ♡、はぁ……っ、♡、はやく、どけろ……っ♡」
「ねえ! 匂い嗅がないでくださいよ! くさくないでしょ!?」
「はァ? すゥ……っ♡ 匂うが? ふ、はぁ……♡ ちゃんと洗えてないんじゃないの、か? すぅう……♡」
「ちょ……っと、鼻当てないでくださ……、ぅあっ」
おれ君の筋の裏の、匂いの篭もりそうな所に鼻を押し当ててゆっくり息を吸う。質量が鼻孔から肺を満たすと急速に脳がぼーっとしてくる。こんなことしていいのだろうか。自分が何をしているかよく分からなくなっているが、そうしていると心地がよくなるのでめいっぱい吸った。
おれの好きな所まで届いてくれるもの。昔の酷い記憶すら忘れちまうくらい抉ってくれるもの。匂いと質量が今までの体験をぶり返させて、酷く子宮を疼かせるのがわかる。あの時の感覚に浸って発散させたいのに、吸ってると頭がふわふわして気持ちよくなれるのに、何故だか少しも楽になれる予感がしなくて、寧ろ熱が悪化していく。
「こ、この! チンぽの匂いで発情しやがって! ドスケベエロトカゲ!」
「ンあ゛ッ♡ は、……♡、ふ、ふふ♡」
黙らせたいのか、暫く暇をしていた胸をまた抓りあげる。きゅうともどかしい快が乗っかる。しかし余裕がないのはおれだけじゃないらしく、少しだけそれは愉快だった。
「ほんとうは、おれ君がしたいんだろう?」
「な、なにが」
「おれ君の、かたくなってるぞ……♡」
下から頬で擦り上げながら見上げると、おれを見下ろす目の奥にギラついた獣欲が見える。こんなところ刺激してたらその気になってしまって仕方ないだろう。
「べつに、挿れたいなら……、ふっ♡、好きにすれば、いいぞ……」
「だ……からっ! 挿れられたいのは貴方なんでしょ!」
「おれ君の、中であっためて、かわいがってやるからな♡ いっぱいよしよししてやるからな……♡」
「あ……っ♡ くぁ……ッ♡」
おれ君のに走る太い血管がドクと脈打つ。もう一押しかな。あくまでもおれ君がしたいことに対応する隊長殿のセオリーは、シラフの状態では守りたいものだ。
「お、おれはァ……っ」
「言え♡ 言っちまえ♡ 隊長殿に中出ししたいですって言え♡」
早く。早く墜ちろ。その太い血管が感じられるくらい締め付けて絞り取ってやる。
「くっ……、う……、ウオオッ!」
咆哮と共に熱い質量が鼻筋から唇までを一気に走り抜けた。
「い、言いません!! 隊長が欲しがるまでは!!! おれは!!中に挿入できなくてもいい!!!」
こ、こいつ! どこまでも無駄な意地を!
「おれ君! バカはよせ! 早く楽になってしまえ!!」
「うるせェ! このままアンタの綺麗な顔面でオナニーしたっていいんだ! ぶっかけてやってもいいんだ! 顔に出す!!」
「そんなのはよくないだろ!」
「無駄な意地は貴方の方だ! このまま根比べしてやってもいいんだぞ!?」
おれ君は耐え忍ぶ道を選ぶようだし、例え出してもおれのをよくするつもりは毛頭ないらしい。しかし、旺盛な性欲の貴様が、そんな覚悟持ち切れるわけないと決まっている。
「や、やってやる……! おれ君のようなのが耐えられる訳が無い! 」
その気になるまで付き合ってやるからな。
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「や゛ぁあ♡♡!!も゛っ、もうむり゛ッ♡ そこ、 そこ弱いからっ♡♡ あ゛っ♡!ォお゛ッ♡♡?!」
「見りゃ分かりますよスケベ乳首こんなコリコリに固くしやがって! このっこのっ」
「ぉお゛ッ♡♡! ッ♡ や゛らッ♡ おれくんっ♡ そこ扱くなッ♡♡ やめ゛、あ゛♡、 あ゛ぁ〜〜〜ッ♡♡」
あれから徹底的に虐められ続け、ハリボテの虚勢などはとっくに剥がれたぐちゃぐちゃの顔で泣かされている。
おれ君は思ったより辛抱強くて、おれは知らない間に弱くなっていた。
「こんなにエッチに肥大化しちゃって嬉しいですよ隊長。気持ちいいですね。イッてもいいんですよ」
気持ちいい。おかしくなりそうな程気持ちいいのにイけなくて苦しい。
快楽が数値化できるならとうに二十は絶頂できるほど溜まっていて、発情してしまうような匂いで肺も脳も満ちているのに、絶頂のトリガーだけは引かれない。なんでももらってるのに決定打だけが掴めない。
「やだやだやだっ♡♡! イけないからぁ゛っ♡ もうやだぁっ♡ ゆ゛るして……っ♡♡ ゆるして、くれ……ッ、んあ゛ぁッ♡♡!? ひン゛ッ♡ 」
「がんばってください。イったら楽になれますよ。貴方才能あるからできますよ。気持ちいいんでしょ」
「むりっ、むり、だからぁ……っ♡♡ ごめんなさい……っ♡♡ おれくん♡ おれくん……っ♡♡」
「隊長自分のおまんこ見てくださいよ」
理性などとっくに置き去りにしていて下品な言い方を窘めることもなく流されるまま自分の股座をみる。今まで乳首と同じくらいかわいがられてきて、今だけは放って置かれているそこは痛いくらいに勃ちあがっていて、大股開いた間に赤く腫れて主張している。
「隊長のクリぷっくりになって美味しそうですね。最高」
「あ゛……っ♡、はっ♡、はぁ……っ♡♡」
「あそこを今乳首でやってるみたいに、ぐりぐり〜って指で押し潰したり、ごしごしごしごしって激しくしこしこされたいんですよね?」
「……っ♡♡! う゛……っ♡ ぅう゛う……っ♡」
おれ君の言葉だけで反応してしまう。愛液で艷めくそこは期待して小さくふるえる。
触ってほしい。イかせてほしい。
「今、乳首に与えられてる刺激が、クリにも行ってるって想像してください。こうやってよしよし〜♡ってされてるのが、ここだけじゃなくてクリにもされてるんです」
想像させられてるだけなのに、下腹部に熱が集まっていく。きゅんきゅんと子宮が疼く。
「だ、だめ……♡ さわってない、のに……♡ きもちよく、なんか」
「乳首でイくコツですよ。じゃないと苦しいままですよ」
「ひっ、あ゛っ♡♡、ーーー〜〜〜〜っ゛っ♡♡♡」
そう言って軽く爪を立てて扱き始める。足先が跳ねてシーツを蹴り上げるも、無慈悲にベルトは少しも緩まずただただ快楽を刷り込まれていく。
おれ君が乗り上げて顔に体重を乗せるから、血管の浮き立った強いものの質量がずしと重く伸し掛る。竿と睾丸の間の、濃い匂いが籠ったそこが鼻に押し当てられて、驚いた拍子に深く吸い込んでしまう。おれ君の匂いでいっぱいにされて、じゅんと愛液が零れるのがわかる。
こんなに雄臭いのが近くにあって、いっぱい気持ちよくしてもらってるのに、疼いてるの解いてもらえない。辛くて気が狂いそうになる。酷い。
「ちょっと酷くするくらいがちょうどいいですもんね♡ エロ乳首とクリしこしこされるの大好きですよね。クリだけは想像のしこしこですけど。いっぱいおれとしたこと思い出してがんばってイってください」
「お゛ッ♡ ほお゛ォ……ッ♡♡ んお゛ッ……♡ お゛ぉ……っ♡♡」
雄臭い。気持ちいい。でもイけない。
「や、やだ。こんなの、からだ、へんになる。へんなことおぼえてる……♡!」
さっきから腰どころが身体中がおかしな挙動をする。呼吸すらおぼつかない。背中や脚裏を擦るシーツの手触りですら皮膚を熱くさせて絶頂の手がかりにしたがる。どこからも気持ちいいのが刺さってくる。それなのにイけなくて身体の中の熱が暴れて跳ねる。
「じゃあどうしたいんですか? 乳首でイケなきゃ苦しくて、じゃあおれにどうしてほしいんですか?」
「そ、それは……、ッあ゛♡」
「というかそろそろ素直になってくれないと限界なんですけど。……っ。いつ暴発するかわかったことじゃないんで」
「え……っ、あ、やだ、やだっ」
それはだめだ。絶対いやだ。おれ君のがおれ以外の所に出させるのなんていやだ。
「やだって貴方。もうバキバキすぎてぶっ壊れそうなんですって。……ぐっ」
「言うっ、言うから! き、聞いて、くれ……」
縋って涙を零しながら懇願すると、おれ君はおれの上に重なる様に姿勢を変える。そっと口元に耳を寄せた。ほうと吐息が耳にかかる。
「……なに、してほしいんですか」
これを言ってしまうと自分の何かが終わってしまいそうで、しかし威厳だとか尊厳だとか今更取り返しがつかなかった。
自ら終わりに近づく背徳感が余計に疼かせる。というかおれ君のでイきたいという欲求しか頭になかった。
「お、おれ君の……おれ君の……っ!」
「おれの何を、どうするんで?」
「おれ君の……っ、お、お……、ち……っ、お……っ」
早く言わなくては。愛想尽かされる前にお願いしないと。それなのに自分の存外高い自尊心と羞恥心が阻む。こんなに近くにあるのに求められない。言いたいのに言えなくて、何かに支配されたように喉が締まる。苦しい。
そうして零れた一筋に気づいたのか、お前は優しく頬を撫でた。
少し滲む先に見たお前の顔は、先程までの荒っぽくて怖いものではなかった。熱っぽく欲の発散を求めているのに、何故だか酷く穏やかで優しく見える。それが傲慢にも、おれを慈しむ様にすらとらえられて、お前になら何をしてもいいなと、直感した。格好いいなと思ってしまった。
緊張に支配された身体が楽になった。軽くなった身体を少し浮かせて、お前の耳元で、大きな声では言えないことをそっと。
「お、おれ君の、つよいの、……かっこいいので、おれの、おれのこと、いっぱい、よくしてほし、い。だいじにして、ほしい……っ」
散々泣かされて枯れたこえを耳元に落とす。
そう言って、ほんの少しの一呼吸だけ間が空く。その数秒が、こんな言い方じゃだめかと失意に落とそうと背を押す。
「だめ……?」
「かわいい……っ、隊長かわいい……ッ」
「っ♡!? あっ♡ あぁっ♡♡」
また視界が滲みかけた頃におれ君が勢いよく抱きついた。首に腕を巻いて、髪をかきあげながら、胸も脚も、身体を密着させる。ぎゅうと熱に触れると今まで感じられないくらいの多幸感が脳を浮かす。意識がふわふわする。もっと早くに素直になれればよかった。もっと触って抱きしめて欲しい。そう思うと、今まで堪えていた欲求がこぞって溢れる。
「ぁあ゛〜〜っ♡♡ すきっ♡ おれ君♡ はやくっ♡♡」
「はいっ♡ はいっ♡! 今ゴム出しますから!」
「っ!、まてっ!」
どうしても止めないとと思って、一度ベッドから降りようとする彼をシャツの襟に噛み付いて阻む。おれ君は驚いて困惑した顔でおれを見下ろす。
「なっ、なんで。そろそろ本気で……」
「それ、やだ……っ。いらないっ。なか……! お前の、そのままがいいっ」
焦らされ続けた反動と、すきとか、してほしいこととか言うと脳内麻薬がびしょびしょに分泌されるような強い快楽に焼かれて、なんでもを口走る。
素直になったらいっぱい気持ちよくなれて、身体に足りないもの全部もらえる。全部おれ君の言う通り。だから、本当は言ってはいけないであろうことも、善悪の区別もつかなくなった。