おまけ
藤丸立香は
一歩、前へ進んだ
…が
「あえ?」
「ふぇ?」
ズテーーーーーーン!!!!!
コケた。盛大にコケた。覚悟を決めた一歩を、俺/彼は思いっきり踏み外した。 そのせいで私/彼女もコケてしまった。
「……………」
「プッ…」
「アハハハハハハハ!!!」
笑った。心の底から、他に一人としていない俺/私自身と思いっきり。
「は~~~。笑った、笑った」
「こんなに、心から笑ったの久しぶりかも。ありがとう藤丸」
「別に笑かそうと思った訳じゃないんだけど…でも立香がそう思ってくれてるなら良かったよ」
緊張なんて全くない顔をしている俺/彼を横目に私/彼女は立つ。
「それじゃあ今度は私の番」
私/彼女は手を差し伸べる
「行こう!藤丸!」
「ああ行こう!立香!」
その手を握って、俺/彼は立ち上がる
もう大丈夫。不安や恐怖なんてない。
今はただ自分が出来る事を精一杯やろう。
途中で挫けることはあるかもしれない。
でも、俺/私には皆が
そして何より彼/彼女がいる。
藤丸立香は
せーのっと息を合わせるように
一歩、未来へ進みだした