「えーリツカおかしくなっちゃった?」

「えーリツカおかしくなっちゃった?」



「まぁ…いいですけど。今日の周回はそれでやってみますか」

「えっ」


「とりあえず右足をリツカが持ちやすいように改造しますか。なにか欲しい権能とかありますか?私結構カスタマイズできますよ?やはりマスターは生存優先にすべきですし、防御系の能力にしますか。そう考えると攻撃系の能力も攻撃範囲が広いものがいいですね。自動追尾型のレーザーはどうですか?私を一回振るたびに12本出るタイプです。あぁそれと間違ってもランスロットの宝具みたいなことしたいとは言わないように。あれやると多分ちょっと私が痛いので」


やってしまった…俺は後悔する。冗談半分でアルトリアを剣にしたら強そう〜なんていうんじゃなかった

まさかこんなノリノリで取り組もうとするとは…


「いや…そのアルトリアごめん…冗談と言いますか」

「ふふっ…びっくりしたけどちょっと嬉しいよリツカ」

「へっなんで」

「だってそれって…私の告白に応えてくれたってことだよね?私を剣として使いたい…それって『なれど剣は彼の手に』この言葉に対する返答だと思ったんだけど…もしかして違うの?」

「あは…あはは…ソウデスネ」


どうやらもう逃げられないらしい。あくまで剣として使ったら強いと言っただけなのに彼女の脳内であなたを剣として使いたいと変換されたらしい。あれほど口は災いの元だって長いマスター生活でわかってたはずなのに、俺はどうてこんなことを言ってしまったんだ…



その後アルトリアをぶん回してレーザーをばら撒いて周回をするマスターが目撃されていろんな人からドン引きされたとかなんとか…




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