うぉるたーと猟犬達のえっちなSS3
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Ⅲ:619
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決行日以前のある日。
「んちゅ、んっ……ぱぱ、すごい匂いするよ?」
拠点内、619の自室ベッドにて。
ウォルターの顔にまたがる一方、彼の股間に顔を埋めながら――いわゆるシックスナインの体勢で619は笑う。
「俺はまだシャワーを浴びていないんだ、不衛生だと言っているだろう……619……ッ」
他の猟犬達が外出中、スケジュールの空いていた619を伴って諸用を済ませ帰還したウォルター。
出先の屋内は気密性の高い構造で、稼働する機械類の為に熱が籠もり酷く暑かった。
拠点に帰還するなり619はシャワーへ駆けていき、ウォルターもしばし休息してから汗を流そうと思っていた。
ところが風呂上がりの619に自室へ引きずり込まれて現在に至る。
「うわ、ここの匂い、すっごく濃い」
ウォルターの陰毛に鼻を突っ込んですんすん、と嗅ぐ619に、ウォルターは顔をしかめる。
「お前はシャワーを浴びただろうが、俺は違う、そういう事はやめ……」
ウォルターの苦言に対し、619は尻を押し付けて黙らせた。
「ぱぱ、うるさい。だまって。……んちゅ、ぷはっ」
水音を響かせながら、619はウォルターの竿を貪るように口へ含む。
ウォルターの竿と陰部から立ち上る匂いを嗅ぎながら、吸い付き、舐め回す。
その一方で、619は自身の全身をウォルターへ伸し掛からせながら押し付ける。
まるでマーキングのように。
舐めて、擦りつけ、自身の物だと誇示するように。
尻を押し付けて主を黙らせるという所業は忠犬としていかがな物かと思われるが(以前に618がこれを目撃した時には激怒した)619はそういう奔放な所があった。
献身的な従者という風情の618に対し、619はまるでわがままな娘のような、猟犬達の中でも子供じみた気性の強い傾向がある。
その傾向はミッションの際にも発揮されてしまう事が多々あり、実際にルビコンでの活動前に行われたあるミッション中には、突出した619が真っ先に撃破されてしまう事態となった。
結果としてその行動により続く2機の活路が開けたわけだが、とにかく彼女はそうした稚気が見受けられる性格なのだ。
「ん、んむ、ちゅぱ」
仰向けのウォルターへ口淫を続けながら、619が片腕を伸ばし、曲げる。
その先にあるのは陰嚢を超えた、ウォルターの臀部。
ニィ、と僅かに目を悪戯の笑みに細めさせて。
彼女の指はその先へ。
「うっ、む……ぷはっ!……619、そこは本当に――」
顔に押し付けられた尻肉の隙間からウォルターが劇的な反応を見せた。
619の指が、ぐに、と彼の後孔――その入り口を押したのだ。
「ちゅっ、ん、だいじょうぶだよ、ぱぱ。さすがに指はいれないから。でも……」
話す為に口淫を止めた619だが、今度は竿へ愛おしげに頬を擦り付ける。
「あは、もっとかたくなった」
ぐにぐにと穴の入り口を指先の腹で押され、前立腺への刺激に比べれば弱いとは言えど、性器と近い部位への同時攻撃。
それも、娘どころか下手をすれば孫にさえ見られるような少女に尻の穴を責められている。
背徳感と羞恥によってウォルターのそれは、口淫だけ為されていた時よりも固く高く持ち上がってしまう。
「汚いっ、から……やめろ、61、きゅ、う!ぐっ、あっ!」
「んふ、だぁめ。やめない」
苦悶に似た嬌声を挙げる主人の声に619も昂ぶっていく。
再度尻を押し付けて、どろどろに溶けるように濡れた性器をウォルターの顔や首へ擦り押し付けていく。
その一方で口淫と指での責めは加速させる。
619の尻の下、ウォルターの顔がある辺りでは水気を通り越してねちょねちょと粘り気のある撹拌音すら発生して、
竿をしゃぶって吸い上げる619の口からは麺を啜り上げるような淫音が響く。
二人の体に走る痙攣は徐々に大きく、ペースを上げていった。
「んっ、んっ、ふぅ、んっ!」
もはやシンプルな動作を繰り返す機械の如く、ただ同じ動作を繰り返しながら、体を震わせる二人。
「んちゅ、ちゅぱっ、ちゅっ、んっ! んんっ! ぷはっ、んんんん~っ!!」
「むご、む……むっ、うっ、ぐっ……!!」
同時に達した。
既に愛液でドロドロのウォルターの顔へびちゃっ、と飛沫が飛び散り、619は竿を限界まで頬張り、目を閉じて口内で放たれた精をごくごくと飲み込んでいく。
二人はほぼ同時に体を大きく幾度も震わせると、くたりと脱力した。
それから数分ほど経ち。
「よい、しょ」
619はくるりと向きを反転させてウォルターと添い寝の格好になる。
「ぱぱ、すごい顔になってる。どろどろ、メスくさいよ」
「619……お前の出したものだろう……」
呆れ気味に口元を拭うウォルターへ、619はベッドサイドのウェットティッシュを取り出して。
「ふふ、知ってる。わたしの、ぱぱで、私のご主人。ちゃんとにおい、覚えてね?」
ウォルターの顔を拭きながら彼女は……常人に比べれば表情の変化は乏しいが、確かに蠱惑的な微笑みを浮かべたのだった。
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決行日、当日。
618が堕とされてから、最初に帰ってきたのは619だった。
朝に依頼が来て即受諾、単騎で遂行できるごく簡単なミッションを済ませた所で拠点へ直帰してきたのだ。
ガレージと更衣室を通り、パイロットスーツのまま居住スペースへ向かう。
普段なら更衣室で簡易シャワーを浴びて着替えてから、という過程が挟まるのだが、今日はそうしなかった。
619の胸が騒いでいた。
原因の一つは朝、ウォルターが飲んでいる様々な薬やサプリメントの中に見慣れぬ物があったからだ。
更にもう一つは、猟犬達とウォルターが互いに使っている携帯端末の『虫の知らせ』による物。
登録したメンバーのバイタルサインに異常が起きれば即座に通知が来る。
昼過ぎにウォルターと618のそれに異変が生じ、ウォルターからは『心配ない、早く帰るように』と、簡素なビデオメッセージが届いていた。
が、618からの連絡がない。
奇妙な事態だった。
実は彼女達はこっそりと、ウォルターにも内緒で体内に非常用の細工を手術で埋め込んでいる。
その一つは猟犬達にだけ通知される『非常事態発生』の信号だ。
無線通信であるが故に必ず届くとは限らないが……少なくとも遥か遠くの無人地帯や地下深くでなければ、例え全裸に剥かれて両手両足を拘束されて口も鼻も塞がれ窒息死寸前であったとしても、随意に体内で起動させて信号を送れる仕組みとなっている。
その信号が来ていない。
まずシンプルに危惧するのは拠点への襲撃。
618が一瞬で気絶させられ、ウォルターが人質に取られている可能性。
しかしこれは続く調査で覆った。
ガレージ内の隠し部屋……セーフ・ルームに備え付けた防犯カメラ映像を見るに、現在のウォルターはバスローブを着てリビングでなぜか仁王立ちしている。
618はソファーに寝かされているらしい。
ここで619は全てを察した。
とはいえ万が一もある。
念のためにテーザーガンと催涙スプレー、閃光手榴弾といった非殺傷武器をセーフルームから持ち出して、入り口を元通りに閉じて隠す。
シャワーも着替えもせず、玄関からロックを解除して『家』に入った。
この後。
619は仁王立ちウォルターと至福の笑みでソファに沈む618に遭遇する。
室内に濃く漂うメスの体臭と愛液の匂いから とりあえず非常事態ではないと理解しつつ、対人武装を手近な戸棚に入れる。
されど異常な事態ではあったので、619は携帯端末から素早く残りの猟犬達にメッセージを送る。
『ぱぱ つよつよオスになった、618ダウン、わたし少しでも、ぱぱ体力けずる、あとまかせた』
大急ぎかつ震える手での入力故に拙い文面とはなったが、きっと仲間たちはこれで察してくれるだろう。
そう信じて619は、無言のままで仁王立ちするウォルターに歩を進める。
「ぱぱ、ただいま。ミッション、やってきたよ、完璧」
「そうか、よくやった、619」
「さすが、でしょ?」
「流石だな」
普段ならここで619はふんすと鼻を鳴らして誇らしげな顔をして、他の猟犬達と同様に頭を撫でろハグをしてくれと強請っていくのだが。
「どうした、619」
今日は違った。
ある一点を見つめ、顔を赤らめながら、震える声で告げる。
「えと、ぱぱ。わたし汗、かいてるし……しゃわー浴びたい、んだけど」
「その必要はない」
と言われ、びくりと肩を震わせながら619は返す。
「それに、今、このスーツだし、んと……あ、洗わないと。それに、もっとかわいい服で」
「パイロットスーツの予備はある、それに」
619の全身に視線を巡らせてウォルターが続ける。
「お前たちが俺の為に戦った証だろう。汗も、スーツも。恥じるな」
そう言われては、恥じらいながらも歓喜に頬を染めて619は黙り込む他にない。
「来い、619」
俯いたままの619の手を引いて、ウォルターは寝室へ誘い込む。
手を引かれてついていく619の視線は、ただ一点。
主人と目を合わせないままなのは極めて不敬かつ無礼。
そう知りながらも、主人の股間、バスローブ越しに硬くほぼ真上を向いたままの怒張から目が離せないでいた。
「やらっ、ぱぱっ! あ、んっ……♪」
パイロットスーツの上から、執拗な愛撫。
619は操縦の際に感覚が鈍る、という理由で下着を付けず薄手のパイロットスーツを選んでいた。
普段から露骨にボディラインの浮くそれはミッション終了後だと尚の事、汗で貼り付く形となる。
クライアント側の人員は見ない振りをしつつも619の肢体に視線をちらちらとやる事がしばしばあって、当然ウォルターはそこをやんわりと619へ指摘した事もある。
下に何か着るとか、もっと厚手のスーツを着た方がいいのではないか、と。
しかし619の返答は。
「んふ、ぱーぱ♪ こうふん、しちゃってるんだ?」
ウォルターをからかうように躱す始末。
そんな619へ今、お仕置きが行われていた。
「はっきりと形が出ているぞ、619。忠告しただろう」
スーツの上から明確に見て取れるほどにつん、と立った乳首を吸い、指の第二関節で挟むように扱き上げる。
「ん、あっ」
喘ぐ619の胸を片手で愛撫しながら、ウォルターの舌は腹を通り、臍をくすぐり、その下へ。
「ちょ、ぱぱ、そこだめ!汗かいてて――」
とっさに足を閉じて侵攻を阻もうとする619だが、ウォルターはぐい、と両腕で足を押さえて、中心へ顔を埋めた。
「濃い……女の匂いがするぞ、619」
既に濡れて秘所の形が透けてしまっているそこへ、ウォルターの鼻先がつんと触れる。
呼吸音。
嗅がれている。
「だ、だって、しゃわー浴びてないもん……くんくんしないでよぉ」
恥じらう619は主の頭をそっと抑えて遠ざけようとする、が。
ウォルターの責めはそれより速かった。
スーツ越しでも匂い立ちヌメるそこへ唇をつける。
「ひっ……!? んっ、んんっ……!!」
秘所の淵を舌でなぞる。
中心を舐め、しゃぶる。
小さく浮き出た突起を、ちゅう、と吸う。
「ひぃっ!! やっ、やぁっ」
619は腰を引いて羞恥と快感から逃れようとするが、当然両足を掴まれて阻止される。
「匂いが強くなったな、619。感じているのか」
分泌される濃い愛液を鼻と舌で味わいながら、ウォルターの親指が濡れる秘所の淵を押すようになぞる。
ぐじゅり、にち……と粘ついた音を上げて、愛液を纏った親指は秘裂の頂点へ。
「やっ、だって、汗とか、いろいろ、きたないのも付いてる、からぁ」
言葉では拒否を示すが、619はそれ以上の行動が出来ていない。
続く攻勢。
愛液で濡れ滑る指で肉芽をぐりぐりと圧しながら、619の秘所を激しく舐めしゃぶる。
「だめっ、だって……ふっ、あ、あんっ……やっ、んんんーーっ!!」
体を大きく仰け反らせ、主を傷つけまいと咄嗟にウォルターの頭からシーツに伸ばした両手の爪を立てて、619は果てた。
がくがくと揺れて引いた彼女の股へ、スーツの生地ごと『中』へ差し込むように舌が突き立てられる。
「ひっ、あっ、あっ……!!」
シーツをぎゅう、と握り、秘所から強烈なメスの匂いと増産された愛液を垂らしながら絶頂は続く。
尚も余韻の続く619から体を離し、ウォルターが後始末の為に立ち上がろうとした所。
「…………ぱぱ、まだ、だよ……」
息も絶え絶えに619は引き止める。
自身の身じろぎでさえ強烈な刺激となる余韻の痺れの中、なんとか619はパイロットスーツを脱いで。
見せつけるように、両足を広げた。
「わたし、まだ負けてないからっ……それとも、ぱぱのそれ、はりぼてなの……?」
619の目線の先に『それ』がある。
立ち上がるどころかほぼ真上を向くそれは、ウォルターの男根。
普段の情事でもありえない程に血液が巡りきったその威容は、張り詰めた結果として光沢さえ帯びている。
「きっと、今のナカ、すごくどろどろで気持ちいーよ? いれたら、すぐ出ちゃうかも……? ぱぱ、まけちゃうね」
挑発する619の声はしかし、彼女の方こそ体も声も震えていた。
621から聞いた事があったとはいえ、怪しい薬でドーピングされたウォルターの性的戦力は619の予想を遥かに超えていた。
前戯でさえ彼女のAPはほぼゼロだ。
対するウォルターはAPも残弾もまるで削れていない。
これほどの怪物に、あれほど剣呑な姿を見せるキャノン系武装を撃ち込まれたらどれほどの甘い地獄に落とされるのか。
しかし彼女は仲間の為に、何より主の精力を削る為に食い下がる。
「……お前の選択だ、尊重しよう、619」
619の秘所から溢れ今も分泌され続けている愛液が、開いた太ももに糸を引いて繋がっている。
ひくひくと震える中心部の粘膜は濡れ光りながら、欲しい、それが欲しいと訴えていた。
入り口へ、狙いを定めるように。猛悪な『それ』の先端が当てられて。
619の発情しきった中へ、恐ろしくも待ち望んだ怪物が侵入した。