いろんなキャス泰への煩悩(と言ってもパロだし二つしかない)
(裏垢土御門先生とDC稗田くん)とある休日、土御門先生は久しぶりに帰ってきた弟さんから自分が結婚して家を出たときより肌艶が良くなって元気そうと涙目に言われ、稗田くんは両親から好き嫌いも減ってよく食べるようになって、とハンカチで涙拭くレベルで喜ばれていた(稗田くんは小さいときに肉付きが他の人たちと比べると付きにくい難しいと病院から言われていたとか)。
言えないよね先生、弟は結婚してるけど純粋で、でも先生はSNSでエッチなアカウント作ってスケベな自撮りでストレスを発散したり、更に肌艶が良かったり元気が増したのはバレたら自分が即逮捕な年下で教え子の恋人とほぼ毎日エッチしまくりでホルモンが分泌しまっくてるだなんで。最近太腿と尻の肉付きが特に良くなってきたとは狐の口になっても言えない、ちょっと胸も張ってきたような気がする。
稗田くんも目の前で感涙に咽ぶ両親に言えないよね、知ったら今流してる涙が血の涙になりかねない行為・・・二回りも年上の自分の学校の先生とのエッチのためにしっかりご飯食べてるだなんて、あとエッチして身体動かしたらお腹が空いちゃうよね。最初は脅しから始まったけどそれは最早過去、バレたら年上の恋人の首が飛んじゃうが、そんな恋人は場所と時間に余裕させあれば中出しを強請ってくるしそんな恋人がエッチすぎるし満足させたいし自分も我慢できないから精力付けるためにできる限り好き嫌い無く食べてるだなんて言えないよね。おかげで身長が二センチ伸びたけど。
冷や汗だらだらで家族たちと休日を過ごした二人。後日そんなことがあって、と今日も学校の使われてない部屋でお互い話しながら懲りずに行為に及ぶ二人なのであった。のどかな休日の一コマは二人のエッチの燃料になった。
(おにロリのキャス泰♀だけど泰広♀成長してるしキャス泰♀二人とも歳を重ねてる)
泰広♀は比較的ご先祖様である晴明の血を濃く引き継いでるから成長期に入ったら半年で5~8センチと急激に伸びそうだし実際に伸びた泰広♀、成長に心も衣服もついて行けず、この前買った服がもう着れなくなってたはザラになり、気に入った服がもう着れない、と泣いて落ち込み項垂れる泰広♀。しかしある日見かねたキャスターが土御門家に雇われる際みっちり仕込まれた裁縫技術で泰広♀の服のお直しやリメイクを施していく。
「初めてお直しした服を見せた時は嬉しすぎてタックルをかましてきた土御門のお陰であの世からの迎えを見えた気がする」と稗田さんの談。
それから時が流れるにつれ、身長の伸びは緩やかになったものの体躯は少女のそれから成人女性のものへと変わっていき、とっておいたキャスターがお直しやリメイクを施した服は袖に腕を通すことすら出来なくなり泣く泣く手放し、もちろんキャスターが最初に手を加えた泰広♀のお気に入りの服だって・・・これだけは泰広♀が年を重ねて着れなくなったその時から、泰広♀は惜しみつつも鋏や針を取り、キャスターから習った裁縫技術により服は鞄や小物入れ果てには幼い頃から側にいるぬいぐるみの衣服へと姿を変わっていった。
更に時は流れ泰広♀の齢が四十に入り傾いていた家もようやく安定し、隆俊に当主の座を譲ることも無事に成したことで家のために張り詰めすぎた気と身体が一気に緩み倒れてしまい緊急入院することになった泰広♀。
キャスター・・・後々泰広♀の付き人から執事へとのし上がった稗田さんは他に何か家から持ってきて欲しい物はないかと病室のベットの上にいる泰広♀に尋ねる。「この鍵に合う箱が私の寝室の棚にある。その箱を開けて中の物を持ってきて欲しい」と稗田さんに錆一つない鍵を渡す泰広♀。
約一時間後、泰広♀の望みの物を持って病室に帰ってきた稗田さんだが、泰広♀と一緒に苦渋を、土御門家の難事に立ち会い歳を重ねるにつれ落ち着きと老練を増していったその顔を、もうそろそろ還暦も近いであろうが気恥ずかしさと焦りで顔をしかめ朱くしていた。手には泰広♀が頼んだ、泰広♀が幼い頃から持っていたぬいぐるみ・・・自分が初めてお直しした泰広♀の服と同じ柄の衣服を身につけた狐と猫がいる。あの時の物だ間違いない、だが今は自分の自慢の記憶力が少し煩わしかった。今日まで自分が直した服を泰広♀の大好きなぬいぐるみが着ていたことを、一部でも泰広♀が手元に残し置いてあったことを知らなかった稗田さん。
「僕は知らなかったぞこんなこと」
「報せてなど無かったからな、それにぬいぐるみ達の住処は私の寝室で、其奴らの服が出来た時には『お嬢様はもう十分なお年頃なので僕はそう易々と寝室に入るわけにもいかない』と貴様自身も知る機会から遠ざかっていってな、貴様の性格と私との年齢差も考えれば正しきことだ貴様があの選択を取るのも仕方ない・・・私も段々とお前が異性で、関わり方の分別を憶え弁えたのだからな」
「・・・最初に直した服は後から直した物と比べると甘い箇所がいくらでもあった、だから更に手を加えようとしたが・・・土御門は直したあの服を着ては周りの奴らに自慢して、自信満々で誇らしげだったから」
「止めたのだな、まあ言ったところで当時の幼い私が素直に貴様の進言に頷くかといえば微妙な所だが・・・」
どうしたキャスター、面をあげよ。俯いたところで貴様が涙目になっているのはもう分かりきっておるわ。鼻をすする音だって聞こえている。・・・・ほら、せめて持ってきたぬいぐるみ達を私に渡せ・・・貴様どこにそんな力を隠していたのだ、あ、猫の方は取りやすい。仕方ない、此方だけで良いわ。
・・・・幼い頃の私は飄々としている貴様が参る姿や顔をただただ見たかったのだが・・・今貴様が流しているモノが悲嘆や悔恨の涙でなければ良いと思っている。
この後無事に退院して稗田さんと旅行・湯治の旅をちょー満喫した。