いつもの撮影中
照明が太陽のように照らすスタジオの中に、てるてる坊主がふたり連れ立ってやってきた。
「よろしくお願いしまーす」
「お願いしまーす」
学校の教室のようなセットが黒板側半分ほどに造られていて、本物であれはまだ掃除用具入れのロッカーやランドセルをしまっておくような向かい側が撮影機材とスタッフの立ち位置になっている。
「あれ? グリーンバックじゃないんですか?」
『そういうコンセプト』で手が込んでいるらしい。
「お金がかかってる……」
「その分わたしたちかサービスしてペイするのよね」
イリヤとクロは女性もいれば男性もいるスタッフの前で躊躇うことなくブランケットを脱いだ。
「カメラマンさーん、ポージングの段取りとかありますー?」
「教卓の前に……こんな感じですか?」

小道具のハートと星を摘んでパシャり。
「あ、これ美遊の主演映画の番宣らしいわよ」
「ちょっ! それ先に言ってよー! カメラマンさーん、ちょっといいですかー?」
一声かけたイリヤが右手で紐ビキニの腰を摘んで糸を引く。ペロンと布地がたれて小ぶりなおしりがよりあらわとなった。
「まあ、大胆」
「だって美遊のためなんだからっ」
「あら、そ。じゃあわたしも負けてられないわね」
そういうとクロもまた胸元へと指を伸ばすと蝶結びを解いて、あるとも言えない胸の谷間を自由にする。
「この撮影ってR17までだよね」
「R18を宣材に使える訳ないでしょうが」

正面を向いての一枚。
脚を開く角度は、ふとももの間におしりがのぞく絶妙なバランスで芸歴15年の為せる技。
「今回の企画、結構攻めるわね」
「お風呂営業よりやらしい感じ……」
撮影はそのままピン写に進んでいく。
教室の机の上に寝転がったイリヤが、へそ下に指を添えながらその様子を上からパシャり。
ビキニが落ちてトップレスになったクロが椅子の背もたれで胸を隠しながら大足を開いた一枚をパシャり。
照明は太陽のように柔肌を照らして、ほほは紅潮ししっとりと汗ばんでいく。
そうしていくつかのポージングを取っていくたびに簡単に結んだだけの紐なんてものは少しずつ緩んでいく。イリヤの白いショーツが重力に負けて乙女を隠す職務を放棄した。本人はぴったりと閉じたそこが写ることを気にも留めず、パシャパシャという音源へと色顔を向けている。クロは半脱げになっていた黒いショーツを放り捨てた。
「盛り上がっちゃったけど、これまだ宣材よね?」
「あー……」
思い出したようにガラスプレートを手に取ると、二人はそれで乳頭を遮って並んで

パシャり。
「あ、宣材ここまでですか? お疲れ様でーす」
「じゃあここからはⅣ用よね?」
小道具のガラスプレートをスタッフに返すと、クロはイリヤのおしりを掴んで抱き寄せて、ポージングの意図を理解したイリヤはクロの背を抱いて胸を押し付け合った。
細やかな膨らみ同士がお互いを歪ませ合い乳首と乳首がキスをしている。
「後半戦」
「よろしくおねがいしまーす」
「お疲れ様、イリヤ。クロも」
「長かったー……もうヘトヘトだよ……」
「アンタが盛り上がって尺が伸びたのが原因でしょうが」
「だってえー…………」
2時間ほどの撮影を終えた二人が、先に待っていた美遊と合流して帰っていく。
「良い時間だし、このまま美遊の主演祝いでも見に行きましょ」
「そうしようそうしよう!」
「え、いいの?」
「「いいのいいの」」