あなたのせいですよバーボンセイア
どうしてこうなったのだろう、いつからこうなったのだろう、ろくに回らない思考と
水音の中で思い出そうとする、ぐちゃぐちゃになった秘部とそこから溢れる白い液体
「ほら、まだ三人は控えてるんだ」眼の前のオートマタは無情にもそう告げる
───2週間前
その日はシャーレの当番だった、空調の効いた部屋でいつも通り書類を片付け、確定
申告がわからず無駄遣いばかりの先生を叱る、先生は私の想い人だ。
いつもはだらしないくせに生徒のためにはどこまでも誠実にそして 真摯に向き合ってくれる、
いつかこの気持ちを伝えれたなら……そう思いながら帰路にいた時、
「うっ!?」後頭部に強い衝撃が走る
───い、おーい、やっとお目覚めか?」そう誰かに呼ばれて目を覚ますとなぜか椅子に縛られており、あたりを見回すと何処かの廃墟で数人のオートマタに囲まれていた、
突然のことで「あなた達は誰?何が目的!?」そう恐怖の混じった声で 疑問を口にする、異様に身体が熱い…
「まぁまぁ落ち着けってそんなんどうでも良くなるからさ」
「起きたばかりだってのに威勢がいいねぇ」
「ミレニアムのセミナーだ、なかなか良い儲けになりそうだな」
皆好き勝手なことを言っていて話が見えてこない、
「質問に答えt「まぁまずは恒例の品質チェックだな」 そういうとオートマタの一人が服を乱暴に脱がす、
「何をす…えっ……?」嫌なはず、なのに拒絶とは裏腹に私の秘部は糸を引くほど ぐちゃぐちゃだった
「流石裏ルートの完全違法クスリ、すっかり準備万端じゃないか、ほらお望み通り くれてやるよっ!」
体の火照りの原因はクスリを盛られたことだった
「いや……やめ…あ!?」拒絶は受け入れられず私は挿れられ、 膜を破られる痛みが体を走る
「がっ…あっ…嫌っ!」
「おいがっつきすぎだぞ、逃げはしないんだ」
パンパン
「仕方ねぇだろこんな上玉、しかも初物ときた、我慢なんてできるかよ」
彼らはそんな悪趣味な会話をしている、痛い、体もだが心がだ
「せんせぇ…ノア…」思わず助けを求める声が出る、「っそろそろ…出るっ」 え、何が、嘘、嫌だ
「くっ出すぞ!!」
「や…あ!?」抵抗虚しくビュービューと、中に注がれる
「随分早くないかw」
「仕方ねぇだろ、こりゃ名器だぜ」
不快感と絶望の中にいたとき、
「おっと、俺等がまだやってないぞ?」そういってオートマタ達が近づいてくる
「ひ…あ……」
──何時間たったろうか、地獄のような時間がやっと…おわった、
そう思っていた時
「おい、バテてるとこ悪いが、さっきの動画にとったから、さっき呼んでた 先生達にバラされたくなかったら次もこい」
私のスマホをもってリーダーらしき男は言う
「いいな」
「え、あ…は、はい……」そう返事をするしか選択肢はなかった
その日からは地獄だった……あのオートマタ達の知り合いらしき人たちに 何度も犯された、
「くっ、ホントに良いのを捕まえたな?すぐ出ちまいそうだ!」
「だろ?値は張ってくれよ」
完全に道具として扱われ、スマホを取られているから 助けも呼べない、もう心も体も限界を迎えようとしていた
そしてセミナーの仕事をしていた時、
「ユウカちゃん、大丈夫ですか?」ノアにいきなりそう言われた
「え、ああ…いや、大丈夫よ…少し疲れがね……」急だったので震えた声でそう返す
きっとノアはなにかあることを察しているだろう、だが
「そうですか……何かあったらいつでも相談してくださいね?」
「ええ……」
あまり踏み込まないでくれた、 私が日頃から色々背負ってしまいがちなのもあってだろう やっぱり持つべきものは理解ある友人だ…だがこのことは、言えないだろう……
そしてある日
「たまたま知り合いが通るかもな?」
またオートマタに呼ばれ誰もいないミレニアムの教室でヤラされた、こんな時間に 誰もこんな空き教室になんかこない、そう自分に言い聞かせていたその時、
ガラッ 扉が開いた
「ユウカ、ちゃん……?」困惑、恐怖、様々な感情の混じった顔で、 そこにいる筈の無い、一番の親友が私を見ている
「ノア……?えっなんで… 」
「ああ……没収したスマホで呼んだんだよ、相談があるといってね」 オートマタは 悪趣味な笑みを浮かべながら私の疑問に答える
「安心してくれ、彼女には手を出さない、ただ君の姿を見てもらうだけだ…… ノアちゃんだったね?このことを言うなら好きにすれば良い、だがこれがニュースになり、大々的に報道された時、世間は、まわりは彼女をどう思うだろうね? そして彼女の尊厳は……どうなるだろうね?」 「っ!」
その言葉を聞いたノアは何も言わず走り去っていった、
「おや、にげてしまったか、じゃあ続けようか?」「あ……ああ…」
しばらくして
…ノアはあれからしばらく休んでいる…そして私は今日も彼らに呼ばれている……
───「さぁ今日もお客さんの相手を頼むよ」
「はい……」
薄暗い廃墟で、彼女は液体で汚れ、辺りには肉を打つ音と 枯れきった嬌声が響いていた……