あとがき設定
水銀ちゃん
ゆりねの幼なじみ。家は某トレーダーと関わりが深い資産家。両親の教育に鬱屈としつつ、自分の後ろを着いてくるゆりねを憎たらしくも誇らしく思っていた。
再構成世界で変な刀に絡まれる。憎悪に取りいられて操られかけるも、ゆりねに助けられた。
ゆりね内心をぶちまけた事で、今までの道から外れて一歩を踏み出す事が出来た。
剣術の才能はそこそこ。いつかゆりねに勝つ事を目指して奮闘中。なお、師匠には勝てる気がしないと漏らしている。
花園ゆりね
戦闘狂中学生。剣術とズッ友。
朝から誠がぐずりながら一方向を指差し続けたのを見て、何かあるんじゃ無いかと感じた遺の頼みで真剣を携えて指差す方向へ向かった。
遺譲りの剣術で名無しの悪に完勝して粉砕。水銀ちゃんは抗争の際に見せた自分への殺意と戦闘技術から、「割と剣術でも良い線行くんじゃ無いか?」と思って元々誘おうとしていた。
一緒に剣を楽しめる相手が増えてご満悦。
『名無しの悪』
誠意には誠意で応える、がモットーの人畜無害な刀。もちろん大嘘。
刀型ステッキは魔法由来だが、白草誠の悪意は元々世界に存在していたという矛盾から、再構成された世界に歪んだ空間と共に紛れ込んでいた。迷い込む人間を待っていた所、素直で賢いカモがやって来たので騙して持たせ、空間の外へと出ようとしていた。空間自体を出るのに特別な手順は要らず、普通に後戻りすれば外に出られた。
道中の会話で、水銀ちゃんへ他人への猜疑心や憎しみを植え込み、精神を3割ぐらい乗っ取ってゆりねに斬りかからせた。これは人を自らの意思で殺させて、精神衰弱した所を言う事を聞かせるため、また自分とともに遠くへ逃げて貰うため。
なんの因果か、遺由来の剣術によって二度目の完敗を喫し、あっさりと粉砕された。
悪意は、もう二度と蘇らない。
東宮遺
急に弟子が出来て嬉しい。水銀ちゃんと一緒に動画を撮ってアップした所、彼女のあんまりにもぎこちない様子がウケてバズり、対抗意識を燃やす事に。
白草誠
かつての自分の気配を感じ、怖くてぐずっていた。気づいたら消えていたので、気を取り直して庭で遊び始めた。最近他の生き物に優しくなったらしい。