ウェルカム・ユア・ラビュリンス2

ウェルカム・ユア・ラビュリンス2



「んっっぶっ!!♥♥ んぐ、んぶっ、ぢゅぶ、ぢゅるぅっ、ん゙ぅぅっっ♥♥」


白銀の城の廊下、壁を背にしゃがむアリアンナの口を、あなたは一心不乱に犯していた。

アリアンナは表情を崩さぬまま、ただ顔を真っ赤に染め上げてあなたの性器にむしゃぶりついている。

べろべろ、れろれろと亀頭に舌が絡みつき、時折口がすぼまると柔らかな頬肉の内側があなたの性器をずりゅりと刺激する。


「全く、どうして二人揃ってこうなのかしら……? いつもは真面目に働いているのに、マスターがいらっしゃると知った途端に、この調子……♥ 普段はちゃんと着るエプロンなのに、今日はわざわざ裸の上に着るなんて……そんなにマスターに見て貰いたかったの? その、かわいいおっぱい……♥」


「んっっ♥♥ ぐぶっ、んぢゅる、れるっっ♥♥ んぐぶっ……♥ っっぷぁ♥♥ ……はい。大好きなご主人様がいらっしゃるということで……少しでも喜んでいただきたく……。……いえ……訂正します」


激しいフェラチオに小休止を挟み、口から性器がすっぽ抜けた瞬間に、荒々しい呼吸のまま落ち着いた声色で話し始めるアリアンナ。

それから彼女はあなたの性器に頬ずりをして、ずりずりと頬のひび割れであなたの性器を刺激する。

柔らかな肌に走る切れ込みの感触は固く、ほんの少しだけ強い刺激にあなたの腰はびくついてしまう。


びくつくあなたの性器を抱き寄せるようにして扱きながら、アリアンナはあなたを上目遣いに見つめた。

見下ろすと、エプロンの隙間から大きく勃起したピンクの乳首がよく見えた。


「見せ、たい、のです。見て……ほしい、のです。アリアの……おっぱい。アリアの、おまんこ。恥ずかしいところ、全部、見てほしくて――こんな格好で、ご主人様を誘ってしまうのです――っ、あむっっ♥♥ んぐぶっっ、ぐぢゅぶっっ♥♥ ぢゅづづづづぅぅうっっ♥♥♥」


見せたい。見てほしい。だからこんな格好をしているのだと、内側にある性欲を吐露した瞬間にアリアンナはあなたの性器を再び咥え込む。

心なしか先程よりも激しさを増したフェラチオに、あなたの手にも力が入る。くるりとカーブを描く、ふわふわしたアリアンナの髪を、乱暴にぎゅうっと掴みながら頭を押さえ込んでしまう。

そうでもしないと、耐え切れない。『大好き』、『愛おしい』、『嬉しい』、そんな気持ちのすべてがこもったフェラチオに。


「あらあら、あら……♥ 本当にマスターのことが大好きなのね、アンナ♥ アーヌもそうだったけれど、あまりに正直すぎるのも考え物ですわ……躾や仕置きを自分から求めてしまうんですもの……」


ぽたぽたと股間に水たまりを作って、乳首はぴんと勃起して――後ろでそう話すラビュリンスの声が、あなたにより興奮を強めさせる。

それと同時に、あなたはアンナの微妙な反応に気が付いた。

『アーヌもそうだった』とラビュリンスが言った瞬間、アンナがびくりと腰をひくつかせたように見えた。


「……ん……っ?♥」


ふと、あなたは小さな思い付きで、こんなことを口にする。


――アーヌはもっと淫らだった、と。


「……――――っっ」


あなたを見上げるアリアンナの顔が硬直し、目が大きく見開かれていく。

固まる顔と対照的に、その腰はびくんびくんと大きく跳ねていた。


「マスター……?」


――口ではなくて、尻を向けてきた。

――前戯のひとつも行わずとも、簡単に犯せた。

――ひどく悦んでいた。


「ふーーっっ、ふーーっっ、ふぅーーっっ!!?♥♥♥ ~~~~っっ!!♥♥♥ っぐぶ……ぢゅる、ぢぅ、じゅずずず……っ♥♥」


アリアンナの腰がいっそう強く跳ねて、ぶし、ぷしゅっ、という音が混じった。

末妹である『アリアーヌがされたこと』をありありと伝えると、彼女の姉である彼女は強い興奮を覚えるようだった。

跳ねるを通りこしてへこへこと前後に動く小さなお尻と、行き場のない両手が胸と股間の前でわきわきと動いているのを見下ろしながら、あなたは強い優越感とともに腰を打ち付けた。


アリアンナの口、その奥に向けて。


「んぐぶっっん゙ぅぅううぅうううっっ!!?!?♥♥♥」


ぎゅぅぅぅぅっ……♥ と強く締まるのは、彼女の喉。いわゆる強制イラマチオ。

人、ましてただの少女にそれをする危険性は百も承知していたけれど、あなたの腰は止まらなかった。

だって、彼女は家具なのだから。アリアーヌと同じ、使って壊れたら直せばいい、家具。


「……そう、アンナ、貴女……♥ 凄いわ、こんなことまで見抜いてしまうなんて、さすがですわ、マスターっ♥ ……彼女、アーヌがされたことを聞くと、それを想像しちゃって勝手にイっちゃうみたい♥ ねえ、マスター……♥」


アリアンナの喉まんこの感触に浸りながら、ずるずると小さく腰を前後させるあなたの背中に抱き着き、ラビュリンスはまた熱のこもった囁きを届ける。


「言ってあげて? アーヌにあなたは何をしたか。全部、ありのまま、伝えてあげて♥ それと――♥」


ぼそりと最後に付け加えられた一言に、あなたは頷く。


――アーヌのまんこの具合は、最高だった。


「~~~~~~っっ!!!♥♥♥」


――けれど狭苦しくて、つい乱暴に扱ってしまって。

――子宮をこじ開けて、そこに亀頭を埋め込んだ。


「んぶっっ!!?♥♥ ん゙、ん゙んんぅぅぅぅぅううぅっっ!!♥♥♥」


――亀頭にぴったりと吸い付くアーヌの子宮は気持ちよくって。

――直接、そこに精液を吐き捨てた。


「ん゙ぅうっ、ん゙ぐぉっっ、ぉ、お゙っっ、お゙ぉぉっっ♥♥♥ んぐっ、ぐぅぶっ、ぐ、ぢゅぢゅづうぅぅぅぅうぅっっ……!!♥♥♥」


――アーヌ。


『乳首だけ、慰めろ』。

ただ一言、ラビュリンスが付け加えた『命令』を、下した瞬間。


“ずぼっっ♥♥ かりかりかりかりかりかりかりかりっっぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅう………………♥♥♥”


「ん゙っっぶぅぅぅうぅぅうゔぅうううううううううぅぅっっっ!!!!♥♥♥」


自分のエプロンの内側に即座に手を差し込んだアリアンナは、痛いほど勃起した両の乳首を、傷になりそうなほど激しくひっかき、それから引っ張り。

待ちに待った主人からの自慰の許可と自慰の快感に腰が爆ぜて、ぶしゅぶしゅと潮を噴きながら喉を締め付けた。

絶頂に絶頂を重ねて訪れる喉の収縮はあまりにも驚異的で、堪え続けていたあなたの性器にも限界が来る。


どぷっ、どくっ、びゅく、びゅぶるるるるるぅぅっ……♥ ……と。

懸命に乳首を弄り続けるアリアンナの喉に直接、白く濁った快楽のゼリーを注ぎ込んだ。


「ごっっくっっごくっごくっっごきゅっっごきゅっっごくっっ…………、……づ……ぢゅる…………っ♥」


白目を剥き、口を大きく『お』の字に広げたアリアンナの喉から、ずるずるとあなたの性器が引き抜かれていく。

つぽんと喉から引き抜けた時、未だ硬さを残すあなたの性器は、アリアンナのとろりとした唾液にまみれながらびくんとそそり立った。


「っっ……♥ いたずらに主人を挑発する、不出来な召使の躾……お見事でした、マスター♥ あら、見て……? アンナったら、まだ乳首を弄ってる♥ もう意識なんて殆ど手放してるのに、まだまだ気持ち良くなりたいみたいですわね♥」


ころころと舌を転がし、一滴だって残さないと言わんばかりに嚥下を繰り返しながら、アリアンナは延々と自分のおっぱいを弄っていた。

躾を終えて尚、一切触れることを許されない股間からは延々と濃厚な愛液がこぼれ続け、廊下のカーペットを浸している。

端正な顔を歪め、小さな鼻提灯まで作っていたアリアンナの情けない表情は、暫く待つと元の真っ赤な無表情を取り戻していった。


「……ぉ、えぷっ……♥ し、失礼、しました……ご主人様……♥ 情けない姿をお見せしてしまい、大変申し訳ありませんっ……♥」


とても可愛かった。そう口にしながら、あなたは乱れたアリアンナの髪を撫でる。

とろりと目を閉じて、あなたの手の平に頭を押し付けて、ぐりぐりとその感触を堪能するアリアンナ。

同時に、彼女は薄目であなたの屹立したままの性器を見つめる。少し前まではアーヌの愛液にまみれていた、今は自分の唾液にまみれたそれを。


「……アーヌが……とても……うらやましいです。……っ、けぷ……♥ ……ご主人様のこれを、おまんこに、お恵みいただけたのですから……」


命令がない以上、自分の性器に触れることすら許されないからと、口にせずともそう伝えるアリアンナ。

ひどく遠回りに、彼女はあなたのそれを求めていた。

そしてあなたも、これほどまで焦らされて熟成された彼女のソコは、どれほど心地いいのだろうかと――ごくりと生唾を飲み込んで、がくがくと膝を震わせるアリアンナの股間へ視線を向ける。


「マスターさえ宜しければ。……使ってみますか? これ、も♥」


ぼそりと、アリアンナには聞こえない声でラビュリンスが囁く。

使う。その言葉に、びくんと性器が跳ねて――それを肯定と捉えたラビュリンスは、腰が砕けているアリアンナのもとへと歩み寄って。


「姫様……? ひゃ……っ!!?」


その小さな体を、ひょいと抱き上げて。

アリアンナの後頭部を豊満なおっぱいに乗せて、両の腿を両手で持ち上げて、かろうじてエプロンに隠されていたソコを開帳させた。


「ひゃめ、ゃ、あ――――っ♥♥」


「ほら、アンナ? マスターに向かってお股差し出したら、なんて言うんですの? ……ほら♥」


「ぁ…………っっ♥♥」


ぺろりと捲れたエプロンの向こうに、ぴったりと閉じた一本の縦筋がある。

ぷっくりと盛り上がったその肉の隙間からは、絶えずだくだくと透明な液体が流れていて――アリアンナの小さな手が、そこを左右に押し広げた瞬間。


“こっっぷっ♥ ごぶっ、こぽっ、とぽっ、とぷとぷとぷっっ…………♥♥”


膣内の痙攣でかき混ぜられ続けた愛液が、真っ白になって、狭く小さな膣口から次々あふれ出た。


「ご主人様っ……♥ アリア、アリアのも、どうか――アーヌにしたみたいにっ♥ どうか♥♥」


あなたの屹立した性器からも、ぴゅるっと我慢汁が噴き出て。

ゆっくりとラビュリンスに抱きかかえられているアリアンナに近づくと、ラビュリンスが、その穴があなたの腰の位置に来るように調整して。


「ぐっっちゃぐちゃに、してっ……♥ 使ってっ♥ 壊してっ♥ ……くださ――」


細い腰を両手で鷲掴み、アリアーヌにした以上の乱暴さで、思い切り貫いた。


「ぃ゙っっぎぅっっっ!!!!!♥♥♥♥」


瞬間、アリアンナの表情は一瞬にして砕け、あなたの性器はほんのわずかな抵抗を覚えると同時にそれを貫いた。

アリアーヌのそれとよく似た、けれど微妙に違う性器の内部。それを、今度は本当に何の遠慮もなく、使う。

ぐっぢゅ、ずっぢゅ、ぐりゅっっ、ごぢゅんっっ――と、引き抜くときは膣のヒダを堪能しながら、突き入れるときは子宮口をぐぷんと貫く感触を楽しみながら。


「お゙っっほぅ゙っっ♥♥♥ ぉ、お゙っっ、あ、あ゙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁああっっ♥♥♥ ぁ゙っうぁ゙っっぁぁぁああぁああぁああっっ♥♥♥」


最早まともな声も発せられないまま、ラビュリンスのおっぱいに埋もれて白目を剥くばかりのアリアンナ。

その顔と声の歪み方、壊れ方は凄まじく、小さな女体を破壊しながらの性欲処理があなたの股間と脳髄に抗いがたい快楽をもたらす。

ずっとずっとずっと焦らされ続けていたおまんこ。それを犯す快感、それを犯される快感、双方が双方を堪能しあいながら、悲鳴じみた嬌声と規則正しく激しい水音が廊下にこだまする。


「はぁぁぁ……♥ ほんっとうに気持ちよさそうな声♥ よかったですわね、アリアンナ♥ 貴女もマスターに使ってもらえて……♥ っ、あ♥ マスター、見えます? この子……♥ ふふふっ♥ ……まだ、おっぱい、弄ってますわ♥」


息継ぎひとつ挟まないかすれた喘ぎ声を張り上げながら、アリアンナは両手でぎゅううううっと自分の乳首をまだつねり続けていた。

完全に無意識のまま行われる、自分で自分を追い詰める責め立て、乳首責め。

あなたの性器に失神しそうなほどの快楽を与えてくる膣の締め付けがそれによってもたらされているものなのかそうでないのか、最早区別はつかないけれど。


「おっぱい、ぎゅーーっ……♥ おっぱい、気持ちいいっ……♥ そうね、はじめてマスターにいただいた許可ですものね♥ いっぱいいっぱい堪能して、マスターのことを気持ちよくさせてあげて、アンナ♥ ……あ♥ ほら来るっ、お恵み来る♥ アーヌが貰ったお恵み、貴女にも来るっ♥♥ 気をやっちゃ駄目、失神なんてしたら勿体ないですわアンナ♥ ほら頑張れ、頑張れっ、頑張って意識保って、頭の中、快楽でぐっちゃぐちゃに掻き回してもらいなさい――――ぁら? ……っ」


射精が近づく。二度目――三度目とは思えないほど、濃ゆく凝縮された精液が尿道の奥からせり上がる。

自分の従者を愛おしそうに見つめながら、応援するラビュリンスの姿が目の前にある。

瞬間、あなたの視線はアリアンナを外れ、犯しながらもラビュリンスとの距離を少しずつ詰めて――。


「~~~~っっむ!?♥♥ んんんんぅぅぅううぅむっっ、んむ、ん、ん゙ぅぅうううぅっっ♥♥♥」


ラビュリンスのおっぱいと、あなたの胸板の間に、アリアンナを挟んで。

射精の瞬間、不意打ちでラビュリンスの唇を塞ぎ、そのキスを堪能しながら――。



「ぉ゙――っっ♥♥ おめ、ぐみ゙、っ、ぎ、ぁ゙、ぁぁあぁぁあぁああぁあっっぅ゙っぁぁあああぁああああ…………っっ!!!♥♥♥♥」



びゅうぅうううううううっっ、びゅーーーーーーっっ…………。

どぷっ、どくっ、どくっっ、びゅぐるるるるる…………っ。


アリアーヌと同じように、子宮に亀頭を埋め込んでの射精。

朝起きてすぐの排尿にも勝る量の精液を、アリアンナのお腹がぽっこりと膨らんでしまうほどの量の精液を、一心に注ぎ込む。

孕ませたい、という気持ちはそこに無く。ただ、気持ちがいいから、出しただけ。

アリアンナを犯しながら、ラビュリンスとキスをして、射精。ただただ快楽と欲求に従うだけのそれは、アリアーヌを犯したときよりもずっと心地よく、真っ白く濁った満足感と優越感であなたの心を満たしてくれた。


「ぷぁ、はぁ、はぁっ……♥♥ っ、もう、いきなりは、ずるすぎますわ、マスターっ……♥♥ っ、私も……キスだけで、イっちゃ…………っ♥♥」


「あ゙ーーーー…………♥ ぁ゙ーーーーっっ……♥♥」


「……ぁ……な、なんでもありませんわマスターっ、それより、その――引っこ抜きますわね? この子……♥」


唾液の橋がラビュリンスとあなたの間にかかり、ぷつりと途切れたそれが、完全に意識を失ったアリアンナの体にぽたりと垂れた。

アリアンナの膣で果てる心地よさに、あなたもすっかり腰が砕ける。そうして力が入らないことを察したラビュリンスは、アリアンナの体を抱えたまま、ゆっくりと後退し――ぬ゙ぽんっ、と、あなたの性器とアリアンナの性器を分離させた。


アリアーヌの時とは違い、アリアンナの膣から精液は殆ど溢れてこなかった。

引き抜かれた瞬間に膣口がぱくんと閉じて、ぎゅうっと子宮の中に押し留められたからだった。

ぽってりとお腹を膨らませたアリアンナを自分の愛液まみれのカーペットの上に寝かせてから、ラビュリンスは恍惚とした笑顔をあなたに向けた。


「お疲れ様ですわ、マスター♥ 二人目だというのに、こんなにも容赦のない躾とご褒美をいただけるなんて……この子もとっても嬉しそうに、上と下の口の両方で、あなたのお恵みをしっかり飲み干しましたわね♥ ……アリアンナの具合はいかがでしたか、マスター?」


とっても気持ち良かったと、呼吸を整えながらあなたは答える。

股間に残る甘い痺れを堪能していると、またあなたの体に活力が漲ってくる。

アーヌを犯したときよりも、アンナを犯していたときよりも、ずっとずっと強い肉欲。


「……♥ はい♥ すぐに次がやってきますわ、マスター♥ ですのでそれまで……もう暫し、お待ちいただけますか……?」


きっと今すぐにでも彼女を襲っても、彼女は受け入れてくれるだろう。

そんな確信があったけれど、あなたは欲求を腹の奥底に飲み込んで、こくりと頷いた。

彼女は最後と、自分で言っていたから。最後に待つ彼女とのまぐわいこそ、きっと最高のものだと思ったから。


ラビュリンスは心の底から嬉しそうに、はぁ――っ、と笑うと、お腹の前に両手を重ねて、ありがとうございますと一言口にした。



――しばらく歩いた先で、広い中庭へとたどり着く。

木々と生垣が織りなす複雑な道は迷路のように入り組んでいたが、ラビュリンスの案内のおかげで迷うことなく出口に差し掛かる頃、大きな木の根元に最後の従者が立っていた。


「お待ちしておりました。旦那様」


「あら、アリアス。今日は見回り? それとも、トラップの確認?」


「はい。旦那様のお迎えをなさっている姫様の代わりに、今日は私がトラップの試運転をしておりました」


「そうだったの――ありがとうアリアス。それで、トラップはちゃんと動いて?」


「はい。この通り」



アリアスは燕尾服のボタンをぷちぷちと外すと、それを左右に大きく開き、はだけようと試みて。

瞬間、その裏側を覆い尽くしていた無数の触手が顔を覗かせると同時に、彼女の両の胸に強くむしゃぶりついて、引っ張り上げた。


「感度倍増、触手服化、膨乳に母乳の生成に噴乳の禁止……他、多数の罠。私、自身の体にて――すべて問題なく動作することを、確認しています」


平然とした顔のまま、アリアスは自分の体を見せる。両の乳房は大きく膨らみ、ほんのわずかに肌が覗く部分以外はすべて服に擬態した触手にねぶられ、自分の意志で脱ぐことすらままならないことを教えてくれる。

同時に、触手服が内側に閉じ込めていた媚毒がむあっと空気に散らされ――あなたとラビュリンスは、それを軽く吸い込んでしまう。


「ん……っ♥ …………問題、ないみたいですわね、アリアス。 ご、苦労さま……♥」


「はい。ですので、どうぞ……姫様とともに、存分に、この城をお楽しみください。旦那様」


全身を犯されながらも、先ほど言った罠の効果か、顔色ひとつ変えぬまま頭を下げるアリアス。

吸い込まされた媚毒と、アリアスの肉体の惨状に興奮し、痛いほどに性器を勃起させながらもあなたはふと考えた。


……アリアンナは自分の一言に従い、延々と胸を弄り続けていた。

その『命令』の効果は、果たして――この城の、何にまで、適用されるのかと。


「……? 旦那様……いかがなさいましたか?」


あなたは、あなたの目の前で触手服に凌辱され続けているアリアスを前にして。

アリアスではなく、その触手たちに向けて命じた。


――脱げろ。


と。


「ぁ――――っ」


瞬間、触手たちはあなたの一声に従って、互いの結合をずるりと弱めていき。

アリアスの体を覆い尽くしていた触手たちが、ゆっくりと左右に開いて。


“ぐ……ぽっ♥ ぶるんっっ♥♥”


最後までアリアスの乳にしゃぶりついていた、壺の口のような形をした触手が離れたとき。

彼女の頭ほどにまで膨らんだおっぱいの先端、とろりと白い母乳を溢れさせている、濃いピンク色をした乳首と。

アリアンナのそれよりもずっと激しく焦らされ続けた愛液まみれの股間が、あなたの目の前で、露わになった。




Report Page