vs黄猿

vs黄猿



「おやァ〜久しィねェ〜ルフィ元少佐ァ〜」

「黄猿のおっちゃん…!!」

ルフィの目の前に海軍大将“黄猿”が立ち塞がる。

「ゾロ!サンジ!」

「ウタを頼む!」

覚悟を決めたルフィは殿を務める。

「嫌だよルフィ!」

「いつかこうなる気はしてた!行け、ウタ!」

ルフィは目黄猿から離さないままウタに告げる。

「お前は世界の歌姫になるんだろ!」

仲間が叫んでいるウタを連れていく中ルフィは黄猿に立ち塞がっていた。

「逃がさないよォ〜」

「出し惜しみは無しだ…!」

ルフィは一瞬で姿を替える。

「ギア4!スネイクマン!」

「八咫の鏡」

「!追え!パイソン!!」

黄猿の作った光の道にルフィの手が割り込む。

「あんたが光の速さで動こうとおれのパイソンはどこまでも追う!」

「困ったねェ〜」

「行かせねぇよ黄猿のおっちゃん…!」

ルフィは見聞色と武装色の覇気を使いながら黄猿の足止めをしていた。

「そんなことよりいいのかァ〜い わっしに構って」


「いなくなってるよォ〜君の仲間」

「!?」

「隙を見せたねェ〜ルフィ元少佐」

気づくとルフィの目の前に足を光らせた黄猿の姿があった。

「しまっ!!」

「今死ぬよォ〜」

その時黄猿の足をレイリーが止めた。

「レイリーさん!!」

「あんたの出る幕かい“冥王”レイリー…!!」

「行きなさいルフィ君!」

「ありがとう!」

ルフィは走りながら見聞色を発動する。

すると仲間の気配がどんどん消えていた。

(どんどん消えていく…!!急がねぇと!!)

ルフィが走る中、仲間の気配はどんどん消えていきついに一つになった。

(間に合え!!)

ルフィの目の前には座り込んだウタの姿があった。

「ウタぁ!!」


「ルフィ…」

座り込んだウタに近づいていくバーソロミュー・クマ。

「やめろぉ!」

クマは手を振り上げる。

「…ごめ」

クマの手が触れると、ルフィの目の前からウタの姿が消えていた。

「うあぁああぁああぁああぁぁぁ!!!!!!!!!」

シャボンディ諸島にルフィの慟哭が響いた…。


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