切り離された世界で
「モリア様、モリア様! お目覚めください!!」
その声を受けて"王下七武海"ゲッコーモリアが目覚めたとき、目の前にはサムライのゾンビが立っていた。
「サムライ・リューマか。……なんでてめぇがおれを起こしにくる?」
「急報がありまして……ドクトル・ホグバックが亡くなられました」
「なんだと!!?」
急速に意識が覚醒し、ベッドから飛び跳ねる。
「どういうことだ!!」
「原因は不明です。夜が明けたら、眠ったように亡くなっていたそうです。それから、シンドリーさんやクマシー、他兵士ゾンビや将軍ゾンビの大半が動かなくなっています。怪人の2名は状況把握のために大忙しです」
「……なるほどな、影が抜けていたか?」
「その通りです」
モリアは思案し、窓の外を眺める。
その景色は眠る前から変わらず霧の海域、外部から遮断された場所であった。
「……無差別攻撃だな、とりあえず動ける奴に朝食を用意させろ」
「承りました」
将軍ゾンビを追い出して、モリアは息を吐く。
「いったい何がどうなってやがる!?」
影の持ち主が亡くなった。ホグバックも亡くなった。ペローナとアブサロムは無事。
誰が、どういう意図で、どうやって?
困惑は、現状について考えるたびに増していった。