スリラーバーク編、マンハッタンカフェの過去回想、没ネタ集

スリラーバーク編、マンハッタンカフェの過去回想、没ネタ集

モリカフェの人


―喫茶店にて シンドリーとの出会い―


「あいつ、新しいウェイトレスか? なんで尻尾があって頭の上に耳があるんだ」

「ウマ娘っていうんだとさ。グランドラインに居る種族らしいぜ。流れ者で働く場所を探しててな、コーヒーを淹れられるみたいだから雇ったんだ」

「ふ~ん……(ヒソヒソ)正直、雰囲気が暗いし空気悪くなるぜ。厨房に回したほうがいいんじゃねぇか」

「はぁい、注文いいかしら?」

「うぉっ、ヴィクトリア・シンドリー! なんで俺の店に!?」

「ちょっと気になる話を聞いてね。ウマ娘、強くて美しい種族の子が居るって噂!」

「あ、ああ。それなら彼女だが、美しいかは……」

「そう、ありがとう。はぁい、お元気かしら」

「………注文、ですか」

「ええ。コーヒーを一杯。それと、あなたの話が聞きたいわ」

「……別に、楽しい話ではありませんよ」

「じゃあ、楽しくない話を聞かせて」

「……注文を承りました」


(コーヒーを淹れ、話をした)


「なるほど、リーディングウマ娘と言われ期待に応えてきたけど、怪我で続けられなくなったから島を出た。要するにそういう話?」

「そういう話です。私の姿が、後輩に失望と諦観を与えるのは不本意でしたので」

「で、船を乗り継いで働きながら、いつしかここ(西の海)までやってきた。というわけね」

「……はい」

「ねぇ、もう一度輝いてみない? 走れなくても、あなたは凄い宝石だと思うわ」

「私が、劇団に?」

「そう。私が座長に紹介してあげるから、一緒にやりましょう!」

「……一つだけ聞いてもいいですか」

「なにかしら?」

「……目に見えないもの。世界に存在しないもの。でも、確かにそこにあるもの。私だけが感じる存在を、あなたは信じられますか?」

「信じられるけど、信じないわ」

「?」

「こんな世の中だもの、信じるのは友達になってから。それが信頼ってものでしょ?」

「なるほど、そういう考え方もあるんですね」



―双子岬にて クロッカスの治療法解説―


「ウマ娘ってのは回復力、免疫力に優れている種族だ。再び走れるようにする治療ってのは、つまり身体能力を可能な限り落とさないように治す方法ということになる」

「この十年で技術を研究し、かきあつめ、準備を進めてきた。タキオンが交渉して受け取ったドラム王国の医療技術、古い知人(セイウンスカイのこと)がカマバッカ王国から持ち帰った滋養強壮レジピ、私が絶滅した植物から作り出したウマ娘用の外服薬(リトルガーデン産)」

「それでも、まだ未完成だ」

「なにが足りないんですか?」←カフェ

「術後の経過観察だ。施術後にどうなるか、リハビリ中になにが起こるか、それが足りん」

「なるほど、それでカフェが役に立つというわけだ」←タキオン

「(うなずいて)脚の怪我はお前さんにとっては不幸だが、私にとっては僥倖だ。おかげでぶっつけ本番は避けられた」

(本番?)「では、私が怪我をしたのは不幸で、あなたが居たことは幸運だった、というわけですね」←カフェ

「………不器用な奴だ」(恩にきせないよう、一回怒らせるつもりだったんだがな)



―スリラーバークにて ブルックとの戦闘―


「随分と強くなりましたね、見違えました」

「ずっとこの日のために鍛えてきましたから。お嬢さんこそ、剣技が洗礼されましたね」

「念のため、鍛えました。あなたの影を持つサムライと」

「それは厄介な話ですね」


「私は、ここで止まるわけにはいかないのです。帰りを待つ友のために」

「なるほど、それがあなたの支えですか。"ラブーン"との約束が」

「!?」

(一瞬硬直した隙に蹴り飛ばされるブルック)


(フクキタルを倒し、戻ってきたリューマ)

『おや、私が戻ってくる前に終わってしまったようですね』

「先延ばしです。もし、再び彼がこの部屋を訪れるようであれば、相手をしてください」

『心境の変化ですか? 先ほどは私と彼が戦うことを避けたというのに』

「彼は心を折らねば幾度も立ち上がるでしょう。そしてどうやら、私には心を折ることは無理なようです」

『なるほど、優秀なお嬢さんらしい判断だ。パンツ見せていただけませんか?』

「あいにく時間です。この子(摩天楼)を起こしてもらいませんと」

『まだ、一波乱あるという予感がありますか?』

「"必然"があります。英雄(ガープ)の孫が、英雄(クロコダイル)を打ち倒した男が、他の海賊と同じようにいくはずがありません」

『ヨホホ、さすがに耳聡いだけあって、含蓄がある。では、健闘を祈っておりますよ』

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