no title

no title

no name

 






 ミス・ウェンズデーは正体不明の社長からミス・オールサンデーを介して夜伽の命令を受ける。純潔を失うのは恐ろしいが謎に包まれた社長の正体を知るまたとないチャンスであった。全ては祖国のため・・・そのためなら夜伽の相手になることも厭わない。

 約束の時間に指定された部屋に入ると、『シャワーを浴びて灯りを消したまま待て』という紙が置いてある。シャワーを浴びてバスローブを纏いベッドの上で縮こまっていると社長が暗い部屋に入ってくる。

 どこかで聞いた声であることにミス・ウェンズデーは気付き、そして驚愕する。それは幾度となく祖国を救ってくれた英雄のものだった。王女ビビはBWに潜入して『ミス・ウェンズデー』となる前から密かに恋をしていた。まさか彼が・・・と信じられない気持ちで胸が張り裂けそうになる。その動揺しきったあどけない顔を暗闇がうまく隠してくれた。

 社長は情事の準備に入ると、スマートに部下である少女を抱いた。無垢な王女はまだ英雄が仇敵であったという現実を受け入れたくなかったが、抱かれるうちに体は女として拓いていく。やがて祖国を踏みにじられた怒りや憎しみに代わり、別の感情に支配される。花開いたうら若き肉体と心は長年想い続けた男を熱く、激しく求めていった。こうして王女の純潔は人知れず破られたのだった。





Report Page