if後妄想その2(玲王)

if後妄想その2(玲王)



「はぁっ……ふぅ」


花嫁達が収納されている箱庭の建物。

そのうちの一つの部屋の中で紫髪の青年が必死で中出しされたものを掻き出していた。


「ん……うん…っ」


先程まで異星人により好き勝手に蹂躙されていた青年の体力は限界ギリギリだ。

それでも中に出されたものを処理しないと、また妊娠してしまうかもしれない。

少しでも妊娠の確率を下げるため、必死で指を動かす。


「んっ……んんんぅ……ッ」


未だに微かにヒクつくナカから大量に注がれたものを指を使って掻き出す。次から次へと出てくるせいで、なかなか終わらない。


「はぁ……あ、あぅ……はぁん…っ」


散々犯されて柔らかくほぐれた雌穴を二本の指でぐちゃぐちゃと抜き差しする。ねっとりと指に絡みつく媚肉を押し広げればとろりと白濁が垂れてくる。


「ふぁあっ……あっあっ……ううっ…」


異星人の陰茎により何度も絶頂させられたナカを指で弄るせいで青年の体には火が燻り続けている。刺激しないように注意して指を動かしているが、調教され敏感な腸壁は僅かな刺激さえ快楽として受け止め、青年の体をびくびくと跳ねさせる。


「ふぅ……はぁ、ん……はぁっ……あぁ…」


悩ましげに眉を寄せて頬を上気させる青年。甘い吐息を漏らしながら尻を弄るその姿は自慰そのものでひどく卑猥だ。


「ッン♡アアッ♡」


指が良いところを掠めてしまい、高い声をあげるのを我慢できない。感じたくないのに感じてしまう。どうしようもなく気持ちいい。


「もう…やだぁ♡あっ、あっ、ああっん♡」


一度気持ちいいと認めてしまえば、堕ちるのは簡単だ。止まる事のない喘ぎ声。

変わってしまった自分の体に青年の瞳から涙がこぼれる。それでも妊娠が恐ろしくて、指を動かすのは止めない。


「んんっ♡はああっ♡ぁん♡あああっん♡」


快楽で蕩けてきた頭のまま、精液を掻き出すため尻穴をひたすらほじくる。一刻も早く終わらせたくて、急ぐ指の動きが乱雑になり、偶然だが何度も前立腺を擦ってしまう。


「あっ♡あっ♡あああっ♡アひぃーーー♡♡♡♡♡」


開きぱっなし口から唾液を垂らし、自ら腰を揺らめかせ、指でナカをかき混ぜる。もう精液を掻き出すために指を動かしてるのか、気持ちよくなるために指を動かしてるのか分からない。勢い余った指が前立腺を思いっきり弾き、青年は深い絶頂に溺れた。






「はぁ……はぁ……はぁ……」


あれから何度か絶頂しながらも、どうにかこうにかナカに入っていた精液をあらかた掻き出すことができた。もうこれ以上は無理。精根尽き果てた青年はぐったりとベッドに横たわる。


――――なんだかお腹の中が寂しい

――――熱いものでナカを満たされたい


空っぽになったはずの腹に感じる違和感。

一瞬浮かんだ思考を頭を振って慌てて消しさる。


これ以上考えては駄目だ。青年は疲れた体を休ませるため目を閉じる。




だが安心して欲しい。

突然の上司からの呼び出しでセックスを中断した雄が、もうすぐ用事を済ませて戻ってくる。


最愛の花嫁が精液をすべて掻き出すという妊娠の拒絶に怒り狂う彼は青年を抱き潰すだろう。青年の腹の中が雄の熱い精液で満たされるのはすでに決定した未来である。

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