ifローさん個人的解釈

他の方の解釈等にはあまり触れてませんが、R18系以外なら、あったりなかったりしたらいいなと。つまりふわっとした解釈・概念です。

追記

流石にふわっとしすぎかなと思いましたので、色々追加しました。[12/4]

スレ序盤にあった麦わらの一味に拾われたifローさん。正史ローさんも物静かな印象ではあるものの、このifローさんはただ僅かに微笑んで全てを受け入れちゃうから精巧な人形見ているような不気味さを感じる。自分が完全にないお人形さんタイプ。だけど、決して生きることに消極的じゃない。精一杯生きようとするから周りは希望を覚える(なお)。

実際は、「死にたいけど、強迫観念に囚われて死ぬわけにはいかない」ってしてるifローさん。プラスに働くような生きなきゃ！じゃなくて、「アイツらを死なせてしまった俺が、楽になりたいと願うのは間違ってる」っていう自罰的な生存への意欲。でもしたいことなんてとっくにないので、ひたすら空虚。

多分、目の前でルフィ達が死ぬで一回、

かろうじて生き残ってるクルーをちらつかせられて助けたい一心でifドに右腕作ってもらって手術したけど、あと少しで全員分の処置が終わるって時に右手になってたifドの糸の一部がみんなの腹を突き破ってで二回大きく心が壊れたifローさんかな。

死ぬ間際のクルーの言葉が「生きて」とか「死なないで」とか「生きることをあきらめないで」なんだ……。

何もかもが喪失感と自責に繋がるので、心が防衛のためにどんどん透明になっていく。復讐心もプライドもぼきぼきに折れてて、残ってるのは罪悪感と底辺の自己肯定感。自分の感情にすら目を逸らして見ないようにしてる。なので、ifドに何されても内心深く傷付きつつもうっすら笑って流しちゃう。

そう、ifローさんの心を折るのは死んでいったかつての仲間達。ifドの行為には精神的肉体的ストレスを感じさせてトラウマのきっかけにはなるものの、ifド自体向けられる感情はない。多分、形見のダイヤが壊されても泣き叫ばない。「こんな俺が、泣いて縋る権利なんてない」って傷付きながら受け入れてしまう。

ifドは従順さや狼狽する姿に最初は気をよくしたものの、それが気に食わないので加速度的に拷問の内容が……って感じ。

好きな色も、好きな食べ物も、やりたいことも、逃げ出したいという気持ちすらない。

死にたいな、死ねないな。違うな、生きないと。それがあの惨状を招いた俺への罰だよなってずーっと考えてる。

このローさんは「一目でいいから、かつての仲間(と麦わらの一味達)を見たい」って一瞬だけ願われた願いで正史に来ていたらいいな……。

そんなifローさんの代わりに苦しみ悲しみを共有した正史ローさんが、抱きしめて子供みたいにわんわん泣いてくれたことで初めて正しく感情(クルーや麦わらの一味の死に対する悲しみ、ifドが自身へ向けた仕打ちへの恐怖や苦しみ)を受け止められて少しだけ人間に戻って帰っていってほしい。いや、これは完全にイメソン関連で出てた「鳥籠-in this cage-」が主題歌やってたゲームに引っ張られているだけなのですが！！

「お前が俺の代わりに泣いてくれた。それだけでいい」って言うifローさんはとても儚くて良い……。

　正史組が殴り込みに来て全てが終わったあと、UBWのアーチャーみたいに、「大丈夫、俺も頑張るから」ってif世界に残って欲しいです。忘れていた大切なものを取り戻したんだね……ってなりたい。

でも、『移植』覚醒技でifドにとどめ刺して力尽きたifローさんが幸福そうな顔で海に沈んでいくのも綺麗なんだ……ゾロサンジとかシャチペンギンの伸ばした手を掴もうとしたifローさんの手からゆっくりと力が抜けて、指の先一つ分くらい届かない場所で笑って静かに沈んでゆく。裾や袖の長い(フリル等でもいい)白いシャツが水の中でゆらゆら揺れて綺麗なんだ……。

みんなの魂と一緒に安らかに眠って……。

＊追加＊

私の中で、このifローさんにはおおまかに三つのルート分岐があるので、それに関するあれやそれを。

　ヘルメス起動はドレークが助けるSSと同じ感じ。ただし、ドレークが救出する際、ベビー5もそれに協力する。承認欲求によるものだとしても心優しい彼女は、あんなにも自由だったローの変わり果てた姿に心を揺さぶられるだろうなと。ifドの所業に盲信していても拭いきれない不安感を持っているだろうから余計にね。

　ifローさんの生存の有無の分岐の一つに「ドレークとベビー5が生きてるかどうか」が含まれてたらいいな。

　描写的なものにはなりますが、ヘルメスが並行世界への干渉を実行する際に鐘の音が聞こえたらいいな。門出を祝う、あるいは干渉される世界に対する計画のような鐘の音を聞きながら、視界が白んで別の世界に行くんだ……。

　ifローさんの覚醒技は「移植」なのは変わらないんですけど、「傷は移せても肉体に蓄積されたダメージ(疲労と言い換えた方がいい？)は移せない」といいなって。傷が生えるから出血や欠損などで結果的に相手はダメージを受けるけど、ifローさん自身のダメージがなくなるわけじゃない。血を流しすぎた後の貧血症状とか。引き際を見誤れば自分がショック死しちゃう。

　 想定してるルートは

「ifローさんが生存して、if世界に残留する」「ifローさんがifドと相打ちになって海に沈んでいく」

「相打ちになったifローさんが一命を取り留める」

　の三つ。

　生存ルートは、ifローさんが正史世界で充分にSAN値を回復している、正史ローさんと一定以上絆を育んでいる、死んでいったクルーの最期の言葉を思い出している……とかで発生して、

　ifドに苦戦する正史組を、強強メンタルを取り戻したifローさんが「テメェに渡すモンは何もねェが、これまで受けた傷は返させてもらう！」って言いながら覚醒技「移植」で形勢逆転して、Wガンマナイフからのルフィのトドメで勝つんだ……。

　勝利後は正史ハートのクルーから正史世界で暮らそうよって言われるけど、断る。if世界はifドが居なくなったところでifローさんに優しくないし、いいところなんて一つもないけど。「それでも、アイツらと旅した海だから。……大丈夫。俺もこっちで頑張るから」って笑うからハートのクルー達も引き下がるしかないんだ……。

　死亡ルートはifローさんが優しすぎる、正史ローと絆を結びきれていない、低SAN値でif世界に帰っている、クルーの最期の言葉を思い出せない、ドレークとベビー5が死んでると発生して、

　希死念慮とifドに「お前も俺もこうなったせいであの頃より酷い状態にいるな」っていう同情で引き際を見誤って相打ちになって死んでゆく。多分この世界では、Wラジオナイフではなくて正史ローさんのラジオナイフ＋二度目の「移植」で倒したんだろうな。一度ならともかく二度もトドメになりうる「移植」なんて使ったら体保たないって……。

　優しすぎても、if世界のドレークとベビー5が生きていれば、その後、必死に引き留めてくれて一命を取り留める。