VSヤミー 謎すぎる二人

VSヤミー 謎すぎる二人


ダルヴァ マツィヤ

身長の低い少女と精々高校生程度の少年は数十メートル先の戦闘を眺めていた

どうやら虚の襲撃の様だが普段のソレとは違う 明らかに霊圧のデカさから違う

「で...どうすんだ?来るには来たがあの雑魚共の加勢すんのかよ?」

「まあそうなるのう 儂としてはそのつもりじゃがお主は?」

「やるにはやるけどよ...」

少女はレイピアを持ち少年はメスを一本持ち現場へと向かった


「・・・双天帰盾」

現場ではものの見事に死屍累々である どうやらチャド敗北し井上はその回復に盾を展開している

「何だァ⁉治せんのか⁉ つーか そいつ生きてんのかよ!しぶてえなオイ‼」

大型の男がデカいリアクションを披露していた

「おいダルヴァ 全く間に合ってねえじゃねえか テメェこのスッタコが」

「そう言うでないわ マツィヤ...こっから出来るだけ頑張ればいいじゃろう」

乱入したは良いがどうしたのものか...それにしても井上織姫からの視線はどうもそこの大型の男共より敵意が強い気がするほど鋭いような気がする

「...ッ!貴方たちは!」

「何だァ?先にそっちの小さいゴミ共から潰せばいいかウルキオラ」

「ああ 殺せヤミー」


「そういえばまともに戦うのは久しぶりじゃのう」

準備運動をしつつヤミーが来るのを待つダルヴァ

「テメェはそっちのシオマネキ男でも治療してろよ 雑魚が」

「...シオマネキ?」

「片腕だけ馬鹿みてえにデカいからだよ その頭はマグロ通り越してクラゲ以下か?」

辛辣でしかも独特の罵倒をしつつではあるが井上を下がるように進言するマツィヤ

状況が動き出したのはやはりヤミーが動き出してからだ

「大した霊圧もねえゴミがァ!」

その巨体と腕力を用いて薙ぎ払う 二人は小さい武器を盾に攻撃を受け止めたが武器だけ簡単に折れてしまった

「おい...ダルヴァ テメェの作ったレイピアはそこらのイモガイの作った毒針のほうがまだマシそうなレベルだぞ」

「そもそも儂のメスは改造用じゃし...お主のレイピアは攻撃を受け止めるものではないじゃろ!」

ただ武器が壊れもろにその拳を受けたにしては随分とぴんぴんしている どちらも血の一滴も流れていない

二人は話を切り上げると動き出した マツィヤは冷凍マグロを取り出しその巨大な刀身?をヤミーに振るう ダルヴァは速度を生かし注射器にて毒や薬品を流し込んでやろうと裏へ回った

だがマグロは背骨からへし折れてしまい 注射器はその針が皮膚を突き破ることは無かった

「意味が分かんねえことばっかしてんじゃねえぞゴミ共が!!」

攻撃が通らなかったため隙を晒したダルヴァをヤミーはその手で握りそのまま地面へと叩きつけ もう片方の手でマツィヤをマグロごとぶん殴った


「ウム...確か鋼皮(イエロ)じゃったかな?硬いのう 儂ほどではないが」

「おいダルヴァ せめてこのマグロくらいは俺より頑丈にしとけよ タコ!」

マツィヤはその衝撃で木を数本なぎ倒し建物にめり込んだが大した怪我はしておらず ダルヴァにいたっては全身土に埋まってしまっているが平然としており地面から抜け出すのにだけ難儀しているようだった

「無駄に堅えゴミだな おいウルキオラ...もうこいつら遠くに投げといたんでもいいか?」

「好きにしろ ヤミー」

「まあその前にこのゴミを先に潰しとくか」

ヤミーの腕は井上へと向かう...だがそれを止める男が居た


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