THE ENEMY OF MY ENEMY = FRIEND

THE ENEMY OF MY ENEMY = FRIEND


今いる隊長格...正確には実働可能な隊長格のみ(マユリは除くが)が一部屋に集まり話をしている

その中に翼は一人 入れられていた

「一護からは敵になったって言われたたんやけど...どういう風の吹きまわししたらこうなるんや」

五番隊 平子隊長からは嫌疑の目を向けられている とはいえさほど強くはないどちらかといえば呆れが多い

「正直…お前の腹の底が掴みかねてる 説明くらいは聞かせてもらいたい所だ」

十番隊 日番谷隊長からは敵視に近い目が向けられている 裏切りによくあった身分でありそもそも翼と同行していた滅却師に卍解を奪われたのだから当然ではある

...説明となると翼は良いが 周りは困る

「個人的な理由ですわ そう..."滅却師としての誇り"が関わってきますのよ」

かなり誤解されそうな事を口から滑らせ日番谷から睨まれそうになった翼 だがそれを援護する者もいる 砕蜂隊長である

「総隊長殿と共闘し敵の大将に傷を負わせた 理由など最早必要あるまい」

「聞けば敵に組織に入るように誘致されてたとか言ってたんだぞ...疑わねえ方が不自然だろ」

剣呑な雰囲気になったところで浮竹隊長が軽く待ったをかける

「二人とも落ち着け...この子は真っすぐで基本的に策略を巡らせるタイプの子ではないよ」

待ったは掛けたのだが...まったくフォローになってない

「騙されとる可能性もあるってことやろ?それこそこの子の為にも ある程度疑うべきなんは変わらんやろ」

他三人の隊長はどうすべきか悩んでいた...やっていることが滅茶苦茶過ぎて判断に困るのだ

そうこうしている内に京楽隊長が軽く手を叩きながら部屋に入って来た

「みんな頭に血が上ってるのか舞い上がってるせいで頭から抜けてるのか分からないけど...そもそもその子致命的なまでに説明下手だから!」

山本重國隊長と翼の中間で取り持っていた京楽にとってはかなり身に染みているが 一護越しであったり戦闘や訓練で会うことが多かったものにとっては 翼が説明音痴だという認識において甘いものがあった

「彼が敵組織にいたのはユーハバッハへの復讐の為 現世に現れて完現術師から力を奪ったのもユーハバッハへの復讐の為 総隊長の前に現れて共闘したのもユーハバッハへの復讐の為...認識としては『味方』というよりも『敵の敵』というのがベストだろうね」

京楽はそう言った後 「ああそれと」と軽く切り出して

「君が『山じい』をどういう思惑で巻き込んだのかは分からないけど...君のお陰でいま『山じい』は生きてる 僕個人として礼を言うよ」

そう翼に礼を言った その後は一護の元へ行った方が良いと四番隊隊舎へ送るように手配した京楽であった

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