TF俺くんセクササイズ

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ガチムチダイナレスリング


ダイナレスラーたちの基礎代謝は高い。

大量の筋肉が効率のよい有酸素運動で脂質を燃焼させているため、骨格や内臓の配置で太ましく見えようと実際は無駄な脂肪を蓄え辛い。

しかしこれはあくまで蓄え辛いだけであり、太らないことを保証するものではない。

カロリーの摂取量と運動量のバランスを崩せば、その報いは当然訪れる。


「……うわあ、お肉摘めちゃう」


体格が大きくなっただけ胃袋も大きくなり、家事でそれなりに動き回っているとはいえ持て余した筋肉への負荷としては全く足りていなかったようだ。

鱗肌はしっかりと張り無様に垂れ下がる様子はないし、力を込めれば筋肉が隆起する。

それでも平常時にその逞しい筋肉の隆起を隠してしまうほどに厚く層を成した脂肪の量は逃げられない現実だった。

そんな現実に軽く打ちのめされていると、いきなり後ろから抱きつかれるように腹を揉まれた。


「んー、昔を思い出す柔らかさ……俺は結構好きだけどな」

「パンクラトプスが積極的なのちょっとびっくり」

「いつまでもお前にやられっぱなしなのもな」


そう悪戯っぽく笑う彼に、俺の感情を機敏に察してらしくない行動をしてまでフォローしてくれる優しさが見えた。

それ自体はとても嬉しくはあるのだが。


「折角こんなにいい身体を手に入れたのに何か損した気分……」

「じゃあ運動しろ運動、土台がよくても継続した鍛錬なしに体型維持できるもんじゃないぞ」

「分かってはいるんだけど元がインドア趣味ばっかりだから継続して運動しろと言われても困るというか……」

「それでも何かあるだろ、こう身体を動かすようなことで好きなものとか」

「まあ、汗をいっぱいかきながら体力を消費できて大好きな運動っていえばあるといえばあるんだけど」

「あるんじゃねえか、じゃあそれやればいいだろ」

「じゃあこれからやるのにパンクラトプスも付き合ってくれる?」

「応、お前の頼みなら聞いてやるとも」

「じゃあ部屋戻ってシャワー浴びようか?」

「えっ」


そういうことになった。






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「確かに汗はかくし体力は使うし嘘はついてないんだけどさァ……」

「そういいながらも裸でギンギンのパンクラトプスなのであった」

「うっせえわ!」


茶化してはいるが、なんだかんだいって急な申し出を受け入れてくれることにはちゃんと感謝している。

前戯も早々にパンクラトプスを仰向けに寝かせ、天を衝く巨根に跨った。


「それじゃあスクワットからね」


自らの尻穴に瑞々しい桃色の先端をあてがい、腰をおろした。

首の後ろで手を組みながら、腰の上下運動を始める。


「い、イキそう……」

「まだ始まったばかりなんだからもうちょっと我慢してよ」

「はうっ、じゃ、じゃあもうちょっとペースを……んんっ!」

「ペース落としたら運動にならないじゃん、ほら頑張って」

「無理、無理ィ……あっ」


シーツを掴みながら必死に耐えていた様子だったが、その努力虚しく肉棒が一回り太く膨らみ中で暴れ回り、熱い体液が注がれる感触。

早漏は分かりきっていたことなので責めもしない。

むしろこうやって未だに早く出してしまうことを恥ずかしがってくれるのが可愛すぎて積極的にいじめているところもある。


「このまま続けていい?」

「それ無理だから、マジ無理だから勘弁してくれ……」

「はいはい、でもこっちが無理でもお尻はまだ大丈夫だよね?」

「まあ、そりゃお前が満足するまでは付き合うけど……」


一時期はあれほど拒否していた尻への挿入も今ではもう当たり前にさせてもらえる。

すっかり俺の形を覚え込んでしまった肛門は先走りにしとどに濡れた巨根を抵抗なく飲み込んでいく。


「痛くない?」

「大丈夫そうだ」

「そっか、じゃあ俺の首に手を回してしっかり抱きついてね」

「えっ?」

「持ち上げるから」


そういって尻を掴む手に力を込めれば、パンクラトプスが慌てて身体を起こして首に手を回してきた。

がっしりと身体を密着させ、腕に力を込めてベッドから立ち上がった。

所謂駅弁の体位だ。


「お、重い……っ!」

「当たり前だろ、大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫、そっちこそ力抜いてずり落ちたら奥まで一気に挿入しちゃうから気をつけてね?」

「何か怖いな!?」


足まで使って全身で必死にしがみ付いてくるパンクラトプスの様子が可愛い。

ダイナレスラー二人分の体重がかかっても今の俺の足は見事に耐え抜き支え切っている。

俺の身体に体重を預けねばならないパンクラトプスとの密着具合は過去に類を見ないほどで、行為の興奮と重量への負荷に抗い酸素を貪る筋肉のお陰で高まった互いの体温の熱さを感じ合う。

しっかりと体勢が安定したことを確認し、抽送を始めた。


「ほらしっかりしがみ付いて力を抜かないように」

「簡単にいうなよ、こっちも大変なんだぞ!」

「俺の方も大変です、まあ脂肪の燃焼が目的だから多少はね?」

「そういやそんな話しだったな……」


必死にしがみ付いてくるのに合わせて肛門も締まり、体重で押し込まれるため刺激が強い。

純粋な体力の消費の激しさもあってお互いに息が上がり、その荒い呼気を至近距離で感じ合う。

室温は空調で快適な筈なのに汗は滝のように流れて熱気とともに雄の臭いが部屋に充満する。

次第に慣れてゆく腸壁を掻き分けるように奥へ奥へと突き進み、パンクラトプスの嬌声がそれに比例するように大きくなっていった。

やがて俺の巨根を全て呑み込んでしまう。

動作の自由度故にストロークの距離は制限されてしまうものの、体重という意図せぬ外力によりもたらされる快感の新鮮さが不満を感じさせない。

乳酸の蓄積、疲労感すら快楽へと変換されていくようだ。

そうして尻穴からの快感に先にパンクラトプスが絶頂する。

二人の腹に挟まれた巨根から二発目とは思えぬほど大量に白濁を吐き出しながら、一層強く痛いほどに全身で抱きしめてくる。

そこで俺も限界に達した。

深く突き入れたまま射精し、強く強く抱きしめ返しながら胤を注ぐ。


「いっぱい出したな……腹の中がパンパンだ」

「気持ちよかった?」

「よかった……」

「じゃあもうちょっと続けてもいいかな?」

「お前なあ」

「ほら、ランニングとかも時間かけることが大事っていうじゃん?」

「あくまでダイエットっていう体裁で続けんのな……」

「というわけで有酸素運動再開します!」

「はぁ」


呆れたようなため息を吐いても拒否されることはなく、寧ろ強く身体を抱きしめ直してくれる。

まだ萎えることを知らない竿に愛する者の体重を感じながら、運動を再開した。






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「はっ、はっ……」

「この程度で息が上がるようじゃまだまだダメだな」

「体力自体は有り余っているので頑張ります!」

「応、その意気だ」


そうして俺は、パンクラトプスの日課の早朝ランニングに付き合うようになった。


「こうして継続して身体を動かすこと自体は悪いことではないが……別にお前の身体がどうなっても俺は気にしないからな?」

「ありがとう、でもまあ最低今ぐらいの体型は維持しておきたいし?」

「そうか、俺としてはこうしてお前と共有できる時間が増えたのも結構嬉しかったりするな」

「ホント、パンクラトプスってそういうことサラッと言っちゃうから……今晩も有酸素運動する?」

「考えとく」


早朝の爽やかな風を二人で感じながら、そう笑い合った。


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