Спутник в ад
「お゛っほぉぉぉ♡ あたしのお尻からっ、おっきいの、どぼどぼ出てるぅぅっ♡ とまらないっ♡ どばらなひい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃっ♡」
「だりぇかっ♡ きゅうきゅ、いがく、ぶちょぉっ♡ 助けてっ、あたしも、キララちゃ、もぉぉっ♡ もぉ、ん゛お゛、ほお゛お゛ぉぉぉっ♡」
「ぐう、ぅぅっ……救急、医療部は……っ、はぁっ、はぁっ、こんな、寄生虫、しょぉ、はぁ……っ! あぅっ……せ、せんも、ん、外、で……っ、あ゛、も、う、駄目、あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁっ!」
醜い破裂音、粘着質なものが地面に叩きつけられる汚らしい水音、年頃の乙女らが上げているとは到底信じられない嬌声
ゲヘナに溢れ返る淫らな音の中、呼吸と同じくらい荒げた靴音が走り抜けてゆく
横転した救急車や臨月腹を抱えたゲヘナ生達、遠くで徘徊している触手と戦車の混ざった化け物を尻目に疾走するのは、この場にそぐわぬ厚手の衣類、レッドウィンターの制服を纏うオコジョじみた獣耳少女
「はぁ、はぁ、ノドカ、ノドカぁっ……!」
間宵シグレがこんな災禍の中へ吶喊してきたのは、幼馴染である天見ノドカのスマホのGPS信号が、この淫獄の真っ只中から発せられていたからであった
最初ネットに流れているクロノス生のポルノ映像を見た時には発酵カンポットを飲み過ぎてしまったかと我が目を疑ったが、何度観てもその悍ましき凌辱は現実で
そして数日前から帰ってこないノドカの居所を調べてみれば、どう見てもゲヘナの校舎の中からGPS信号が発せられていて、彼女がわざわざ無関係な学園に赴いた原因であろう先生にも連絡が取れなくて
結果、彼女は援護や救出部隊など期待すべくもないレッドウィンターを出奔し、学園間の封鎖が完全になる前にすり抜け、自ら懲戒処分を受けてまで227号特別クラスへの道行きを共にした幼馴染を救うべく、地獄の底へと身を躍らせていったのである
あの有様ではもう既に手遅れになっているであろうという予想から目を逸らして
そして捜索途中で校舎の屋上に見えた、触手と人の混ざったなにか……シャーレの当番で何度か顔を合わせた事のあるゲヘナ風紀委員長、彼女に似て非なる妖物に存在を見咎められた事を度外視して
「もぐもぐ……ぐぶっ、ん゛ぶお゛う゛う゛っ! このサラダっ、たべてもたべてもっ、お゛ながのな゛かからっ、ぜんぶ、おしりから、でぢゃ、う゛ぶう゛う゛っ!」
「お゛っほお゛お゛お゛お゛んっ♡ こっ、この、やろ、お゛ぉぉん゛っ♡ どうし、てへぇっ♡ わた、し、のお゛っ♡ きもちい゛ひっ、ところぉん゛っ♡ ぜんぶぅっ、しってんの、ぉほお゛おおお゛お゛っ♡」
獅子堂イズミが触手捕食により元より太ましい腹を更に膨らませつつも、食らうよりも大量の触手を肛門からぶちまけている
赤司ジュンコが細身の身体に不釣り合いな特大孕み腹を抱えながら、様々な箇所を触手に撫でられ喘ぎ悶えている
そういった数多の生徒が哀れな犠牲となって作り上げた狂気の回廊
うら若き乙女達をあられもない姿の虜囚へと貶めて形作った触手製造工場
キヴォトスの暗黒の未来を予感させるような、惨憺たる凌辱の現場
そうした触手の海を踏み越えた先に、シグレの絶望はあった
「の、ど、か」
「い゛ひい゛い゛い゛い゛っ♡ ん゛ぐお゛お゛お゛お゛お゛っ♡ ぎぼぢいい゛っ♡ ぎぼぢいひれ゛ずう゛う゛っ♡ もっと、もっとお゛ぉぉ♡ いっぱいいっぱいはらませてくださいぃぃぃぃぃぃ♡」
元から希望など無かった筈なのに、まるで工務部の最新工事車両のアームにでも殴りつけられたかのような衝撃が、シグレを叩きのめした
正気の欠片も見受けられないアヘ顔のノドカが、仰向けに転がされ、触手の苗床として、幼馴染にすら見せたことのない幸福そうな表情で、肛門から触手を吐き出し続けていた
そのボテ腹はこれまで見てきた哀れなゲヘナ生達よりも、人生終了放送をさせられてしまった川流シノンよりも、悲惨なまでに大きく膨らまされていた
乱れる心中、酷く震える手、ありもしない救いを求めるようにノドカに手を伸ばした次の瞬間、後方からなにかが押し寄せ、強烈な力で両者を呑み込んでしまう
寄生鉄甲サラ丸の内部空間のように触手で形成された小部屋、その壁に手足を埋め込まれ向き合わされる2人
お友達と一緒にたっぷり可愛がってあげなさい、という雛の指示の下押し寄せた大量の触手サラダが形作る狭い牢獄へ、ノドカとシグレは取り込まれたのだ
「い、嫌だっ、離してぇっ!? ノドカっ、正気に戻ってっ、ここから逃げ、ひぃっ!?」
「でりゅでりゅでりゅぅぅぅっ♡ おしりがばがばになって、どんどんでてり゛ゅう゛う゛う゛う゛う゛っ♡」
目を白黒させ、みっともなく快楽に溺れ堕ちたノドカの顔と無理矢理向き合わされるシグレ
びちゃびちゃと下方から響く喧しい音に自然と視線が下を向くが、大きく張ったノドカの臨月腹に阻まれて、どんな穢らわしきものが産まれ堕ちているのかは見えなかった
「あ゛は……あ゛……あ……? し、ぐれ、ちゃ……」
その時、如何様な奇跡か、ノドカの瞳が偶然眼前の幼馴染の存在を認識し、快楽を味わう為だけに稼働していた筈のノドカの脳が、別の情報処理の為に働きだす
だがそこに救いは一切無かった
真正面から見据えたシグレの大事な人の、涙や鼻水でぐちゃぐちゃになったままの顔は、逃れられぬ肉悦に囚われ歪み狂ったままだった
「え゛へ、え゛へへへえ゛え゛え゛え゛ぇ♡ しぐれちゃんもぉ、いっしょに、いっぱい、いっぱい、きもちよく、なりましょぉねぇぇぇ♡」
「う、ぐぶお゛ぅぉっ!?」
護りたかった人の脳味噌が蕩けたような言葉に、シグレは思わず怯えた呻きを零し
同時にその口の中へノドカが産んだサラダ触手が催淫液をたっぷり出しながら飛び込んでゆき、母の願い通りにその心身を犯し、神秘を吸い上げ、腹を膨らませ
ほどなく、シグレはノドカ同様に快楽に顔を歪ませ、絶叫しながら増殖サラダを肛門からぶちまけていった
今一度、シグレはノドカの後を追い、共に堕ちてゆく道を辿っていったのである
尤も、今度はシグレの望んだものではない、地獄の底への道連れであったが