SSケルディオの休日
「う〜ん。」
昨日の特訓であまり疲れなかったからか目が覚めた。
横でテラキオンがいびきをかいて寝ているのも起きた要因だと思う。
ねぐらとしている洞窟を出て、夜風に当たっていると、ビリジオンの声が聞こえた。「何してるんだろう?」
気になって声のする方に行く。
声のするのはよく特訓でくる池のほとりだ。
声がするのは近くの岩場からだ。
イタズラをする時みたいにこっそり覗き込んでみた。
よく聞くと、ビリジオンだけでなくコバルオンの声もかすかに聞こえる。
ただ、薄暗いからよく見えない。
よーく目を凝らしても、コバルオンがビリジオンに覆い被さっているようにしか見えない。
何をやっているんだろうと思っていると、月の光が二匹を照らした。
照らし出された二匹の顔はどちらも赤みがかかっていて、掠れた声で「いい。そこいい…。」と聞こえてくる。
それ以上に息を呑んだのは、コバルオンの太い棒がビリジオンのお尻を入ったり出たりを繰り返しているところだ。
何度も繰り返しているのか、棒が白く濁っているように見える。
しばらく様子を見ていると、コバルオンの動きがより一層早くなった。
どんどん早くなっていって一瞬ビリジオンが目を大きくした。
コバルオンの動きがぴたりと止まる。
棒は根本が見えないくらいお尻に入っているらしい。
危ないものを見たわけでもないのに、胸の奥からドクンドクンと心臓が高鳴っているのが感じる。
コバルオンたちが体を起こし始めたから急いでその場を走り去った。
次の日、頭の中で昨日のことを聞こうか考えていた。
コバルオンやビリジオンも特に何もなかったかのように振る舞っている。
もしかして昨日見たのは何か悪い夢だったのだろうか?そう思いながら散歩して、昨日二匹がいた場所へやってきた。
二匹がいた場所には特に匂いとかはなかったが、昨日のことを思い出すと、胸の高まりが大きくなるのを感じる。
さらに鮮明に思い出していると、下半身に違和感を感じた。
足を開いて覗き込むと、ボクの棒が固くなっていた。
「なんだこれ?どうしよう…。」
訳がわからないが、どうするかを考える。
もしこれがコバルオンと同じ方法で戻るなら、穴が必要なのだろう。
「どこかにないかな?」
周囲を探し回ると、一本の倒木に穴があるのを見つけた。
過去に鳥ポケモンが住んでいたのか、穴からは枯れた草が出ていた。
周囲に他のポケモンがいないことを確認してから、少し穴の周りを削って傷つかないように丸みを帯びさせる。
中に少し草を詰めた後、慎重に固くなった棒を穴の中に入れる。
先端を葉っぱが擦った瞬間、首筋を電撃が走った感覚がきた。
急いで抜こうとしたら、今度は下部分を穴の淵が擦れてきた感覚でまた奥に突っ込んだ。
「何…これ…。」
今まで来たことのない感覚で体を動かすのが怖く感じる。
「慎重に抜こう。」
ゆっくりと動いて棒を穴から取り出していく。
後少しで全部抜けそうなタイミングで後ろから足音がした。
急いで抜こうとしたら、上のくびれ部分が引っかかってさっき体験したものよりも大きな感覚が来た。
「まずい…抜けない!」
過去にコバルオンとヤグルマの森にいった時にいた鳥ポケモンの巣に手を入れて腕が抜けないバオップを思い出す。
つまり、ボクの棒が柔らかくなるまで抜けない状態だ。
「ケルディオ、そこで何している?」
遠くからテラキオンの声が聞こえ始めた。
こんな状態を見られたら笑い物になると思って打開策を考える。
とりあえず、再び穴の中に棒を入れて見えないようにして、木の幹に乗っかる。
「おいケルディオ、なんだその格好?」
「今日は修行が休みの日だから、のんびりと体伸ばしているだけだよ。」
テラキオンが今見ている姿はただ木の上で寝そべっている姿だ。
棒は先端が葉っぱに擦れているのを我慢すればそこまでおかしくはならない。
「存分に取っておけよ、明日からまた悲鳴あげても知らねえからな!」
テラキオンはそういうとボクのお尻をペシンと叩いてから来た道を戻っていった。
最後にお尻を叩かれたせいで、棒がさらに穴の奥に入った。
慎重に抜こうとすると奥に突っ込んだ時に同時に押し込まれた草が伸びようとして棒に擦れる。なんとかくびれ部分まで見えてきたが、くびれから先端までが抜けない。「コバルオンたちはどうやって抜いたんだろう?」
頭の中で思い返すと、腰を振り終わった時にコバルオンが起き上がってた。
つまり、何回か擦り続けると抜けるのか?もう一度棒を奥に突っ込む。
この時に来る感覚が何回か続けばいいのだろうか?
考えながら穴からくびれまで引き出してはまた奥につっこむ。
途中からこの感覚が少し気持ちいいと感じ始めた。
五分はたったと思う。
途中から腰を振っていると、棒がさらに大きくなってきている。
さらに奥に突っ込むと、棒が勢いよく膨らんでいくのを感じた。
何か来ると思った時にはブシュッという音がして棒から勢いよく放出された。
絶え間なく出ていることに今まで感じたことのない幸せな感覚が巡ってくる。
声を必死に押し殺して噴水のように溢れるのが止まるのを待つ。
溢れるような感覚は二分程度続いた。
棒は柔らかくなっていて、穴から完全に抜けた時には白く濁った雫がポタポタ出ていた。
穴からもさっきボクが放出したのであろう白い液体が穴から溢れている。
すぐにその場から立ち去ろうと立ち上がったが、腰に力が入らない。
誰にも見られてにか周りを警戒していると、徐々に腰の感覚が戻ってきたから急いでその場を去った。結局、あの行動にまだどういう意味があるのかは知らない。ただ、もしまた固くなったら、またあの倒木に行こうと思う。