キタカミの家に転がり込むカキツバタ

キタカミの家に転がり込むカキツバタ




カキツバタが卒業して、これからどうするのか聞いてもはぐらかすしひょっとして今生の別れかも…と寂しさで思わず目頭が熱くなるスグリ

泣いてるのをカキツバタにだけは見られたくなくてろくに別れの挨拶もせずに自室に籠もり、カキツバタとはそれっきり


そのまま長期休みに突入

既に卒業して他方で仕事をしているゼイユと都合を合わせて一緒にキタカミの実家に帰省したら、なぜか家にカキツバタが祖父母と一緒に寛いでいる

姉弟で愕然としていると「婚約者さん、行く当てが無いそうだからうちに住んで貰ってるよ」と祖父が言う

ゼイユはカキツバタが自分を勝手に婚約者に仕立て上げ体よく家に転がり込んでいると思い「誰が婚約者よ!」と鬼の形相を向けるも、「スグリちゃんが卒業したら結婚するんでしょう?照れくさいのはわかるけど、お祖母ちゃん達に言って欲しかったわ」と祖母

それを聞いて「まさか…!?」というまなざしをスグリに向けるゼイユと、その視線を受け「ち、違う!俺知らない!」とちぎれんばかりに首をぶんぶん横に振るスグリ

「オイラの婚約者さんは照れ屋だねぃ。卒業式じゃツバっさんとお別れしたくないーって泣いてたのにな!」とカラカラ笑うカキツバタに、「なっ…なんで泣いてたの知って…!?そっそもそも婚約者じゃねえべ!!」と色んな情報が処理しきれなくなって顔が赤くなったり青くなったり頭がパンクしそうになるスグリ


カキツバタの行く当てがないのは本当なので、祖父母の誤解(というよりカキツバタの嘘)が解けないまま休みが明けるまで結局実家で一緒に暮らすこととなり…




というところから始まるカキスグラブコメディが見たい

帰省の終盤あたりでなんやかんやあってうっかりいい雰囲気になっちゃってキスしたり、同衾したりしてうっかりなんやかんやもあるかもしれない

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