後編×前編

後編×前編


普段小説とか書かないから読みにくかったらごめんね!

𝖢𝖯はあんまり考えずに書いたけど、

後編×前編ぽいと思う



 どうしてアイツが目の前にいるのだろうか。だってアイツは消し去った己の忌々しい過去で、もう存在しないはずなのに。

 いや、そもそも存在しないとかするとかの以前に、俺は今ここにいる。分身?分裂?パラレルワールド?冗談じゃない。そんな非科学的なものに付き合っている場合では無いのだ。もっともっとポケモンを強くしなければならないのだから。

 そう思うのに、どうしてもあっちに意識がいってしまう。そんな己の集中力の無さにイライラしつつも、アイツを見てみる。

 ――改めて見ても情けない。

 自分からは話しかけれず、下を向きオドオドしている様も、それなのにこちらから話しかけては貰えないだろうかと、かすかに期待をしてチラチラこちらを見てくる視線も、長ったらしい前髪も、全てが情けなくて気持ち悪い。


「ねえ、さっきから何見てんの?鬱陶しいんだけど」

「えっ、あの、おれ…」


そう言ったきり、また黙り込んでしまったアイツにさらにイライラする。

 自分ではもう少しマシだと思っていたのだか、傍から見ればこんな姿だったのか。そりゃあ、ねーちゃんも主人公も俺を除け者にするはずだ。弱くて、情けなくて、しょうもない存在。

 そこまで考えて、さらにイライラしてくる。なぜ自分がこんな思いをしなければならないのか。それもこれも全て、アイツが現れたせいだ。

 どうすればこの苛立ちを収めることができるのだろうか?きっと今の自分では絶対にしないような、無様で、間抜けな姿を見てやればいい。そうすれば、今の俺は昔のおれとは違うのだという証明になるだろう。

 そう考えていると、無意識に体が動いた。つかつかとアイツに近づき、えっ、えっ、と戸惑っているアイツの顔を、思い切りこちらに向けさせ、唇にかぶりついた。

 驚き小さな悲鳴を上げるために開かれた口にぬるりと舌を入れ、抵抗しようと藻掻く体を抑え込む。


「ンん!?…ゃめ……ふッ♡」

「――ンッ……はァ……ッ」

「ひッ!…ぃ……ぃた!?…♡……タス…ねーちゃ…!……ン♡」


 奥に縮こまる舌を無理やり引き出し、無茶苦茶に絡めとる。舌どうしのヌルヌルとしたような、ザラザラとするような感覚に微かな快感を覚え、それを振り払うようにアイツの舌に犬歯を突き立ててやった。

 ビクッと大袈裟な程に跳ねる肩を見ると気分がいい。目線をずらすと、アイツは目に涙を貯めて、顔を真っ赤にして震えていた。

 嗚呼、本当に気分がいい!俺は強いのだ、過去のおれよりも断然!!

 もっともっと証明しなくては。こんな奴には負けない。俺の方が強いのだということを。

 そんなことを思いながら、俺は、今度はアイツの服に手をかけた――

Report Page