SRT式!パンデモニウム道場! 第二回
マコト「キキキッ……来てしまったな!このマコト様が道場主である『SRT式!パンデモニウム道場!』に!」
ミヤコ「まさか続投することになるとは…」
マコト「キシシッ、このマコト様に目を付けられたことが運の尽きよ!」
ミヤコ「はぁ…こうなってしまったからには仕方ありません。やるからには真面目にやりますよ」
マコト「キキッ!その意気だ弟子よ!では熱意を汲んでお前が解説をするがいい!」
ミヤコ「また何もしないんですか!?」
マコト「このコーナーで一番偉いからな!さぁ、死んでしまったトリニティの生徒にきつく苦言を言うがいい!」
ミヤコ「…あの、今回死んだのは先生です」
マコト「…な、何ぃっ!?トリニティの校舎で死んだんだろう!?何故トリニティの生徒ではなく先生が死んでいる!」
ミヤコ「それをこれから説明するんです!まぁ、先生に苦言を言うのは間違ってませんが」
マコト「何?そうなのか?」
ミヤコ「当然です。いくら生徒の危機だからと言って、自分が生徒の前に出て弾丸を庇うのは自殺行為にもほどがあります。忘れがちですが『先生』は生徒の皆さんとは違って銃弾や爆発を1発でも受ければそれだけで致命傷です」
マコト「…ん?先生には弾丸や爆発は効かない時があるのではなかったか?」
ミヤコ「ここからは少しメタ的な話になるんですが、実際の先生の銃弾問題は噂がマチマチでして、このゲームでは『銃弾や爆弾も普通に効く』という設定になってることをご了承ください」
マコト「キキッ、残念だったな先生!」
ミヤコ「でないと私たちのデッドエンド救済コーナーの出番がより少なく…いえ待ってください。そちらの方が私の仕事が減ってその分他の事ができるのでは…」
マコト「ん?」
ミヤコ「よし、今回のコーナーが終わったらモモイさん達に先生は多少の事では死なないという設定にすることを進言しましょう」
マコト「おい、なにか私に対して不利益になることを言ったか?」
ミヤコ「気にしないでください、独り言です。さて、本題に戻りますが先生の反省点です。先生は生徒の人よりも肉体的には弱いですので前に飛び出す系の庇い方は止めましょう。もし庇いたいのでしたら撃たれた生徒さんを引っ張って逃げてください。タブレットもどういうわけかアビドスの襲撃中は使えませんから、頑張って逃げましょう」
マコト「キキキッ、『三十六計逃げるに如かず』というやつだな」
ミヤコ「以上『SRT式!パンデモニウム道場!』でした」
マコト「…ところで先ほどの独り言の件だが、そのモモイ達からの伝言がある」
ミヤコ「…はい?」
マコト「『今更設定変えるとか無理に決まってるじゃん!馬鹿じゃないの!?』とのことだ。キキキッ、マコト様から逃げられると思うなよ!」
ミヤコ「…三十六計、ダメじゃないですか」
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(SSまとめ)