SRT式!パンデモニウム道場! 第一回

SRT式!パンデモニウム道場! 第一回


デデン!『パンデモニウム道場』


マコト「キキキッ……よく来たな!いや、来てしまったの間違いか。ここ『パンデモニウム道場』に!よし、イロハ!ここに来た奴にここがどういった場所なのか説明するがいい!」

シーン

マコト「イロハ?…イロハ!どこにいる!」

ミヤコ「あの…大変申し上げにくいんですが…」

マコト「ん?誰だ、ゲヘナの生徒ではないな?」

ミヤコ「裏方の月雪ミヤコです」

マコト「ミヤコだな…イロハはどうした?」

ミヤコ「イロハさんは、いません」

マコト「な、なにぃっ!?どういうことだ!このコーナーで私はイロハと共に死んでしまった先生や生徒を徹底的にダメ出ししていくつもりだったんだぞ!何故イロハがいない!」

ミヤコ「一応、イロハさんからお手紙を預かっています」サッ

マコト「手紙だと・・・見せてみろ!」ペラッ


イロハ『拝啓 マコト先輩

 突然お休みをいただくことをここに謝罪申し上げます。

  実は遠方に住んでいる妹の友人の幼馴染の隣人の仕事先の向かいの家で

 飼われている猫が亡くなってしまい、 現場に来れなくなってしまいました。

  大変心苦しいのですが、収録は一人で頑張ってください 敬具

  ゲヘナ学園2年:万魔殿所属 棗イロハ』


マコト「・・・」

ミヤコ「・・・(明らかにサボるための口実です!?ほとんど他人、というよりペットの猫じゃないですか!しかもよく見たら亡くなったことと来れなくなったことが繋がってません!こんな内容で納得するはず…)」

マコト「・・・そうか、それなら仕方ないな」

ミヤコ「納得するんですか!?」

マコト「パンデモニウムではよくある話だ。しかしイロハには妹が居たんだな…」

ミヤコ「はぁ…」

マコト「しかし一人だけでコーナーを独占するのも味気ない…よし!ミヤコ、お前も参加しろ!」

ミヤコ「えっ!?私、他にもたくさん作業が…」

マコト「キシシシッ!マコト様に出会ったことを不幸に思え!せっかくだ、コーナーの名前も変えるぞ!」

ミヤコ「えっ!?あの予算が足り」

プツン

しばらくお待ちください

パッ

デデン!『SRT式!パンデモニウム道場!』

マコト「キキキッ……よく来たな!いや、来てしまったの間違いか。ここ『SRT式!パンデモニウム道場!』に!」

ミヤコ「組み込まれました…どこの学校も上層部は身勝手なんですね…」

マコト「よし、ミヤコ。このコーナーの説明をしろ!」

ミヤコ「私ですか!?」

マコト「当たり前だ!ここではこのマコト様が道場主…つまり一番偉いということだからな!弟子ならしっかりいうことを聞くがいい!」

ミヤコ「…はぁ、あの3人より酷いかもしれません。このコーナーでは死んでしまった先生や生徒の何が悪かったのかを弟子であるミヤコと」

マコト「このマコト様がダメ出ししていくコーナーだ!今回はミレニアムのノアとかいう奴に撃たれてたな」

ミヤコ「そうですね。簡単に言えば今回の失敗はストレートに言ってしまったことです」

マコト「キキッ!政治というものは簡単ではない。時にははぐらかす必要があるということだ」

ミヤコ「微妙に違いますが、そういうことです。『アリスせんせー!』で言われたかもしれませんが、現在のノアさんは精神状態が普通ではありません。下手な発言をすると即刻、敵扱いして撃ってきますのではぐらかして時間を引き延ばしてください」

マコト「キシシッ…交渉は焦った方が負けだからな、誰かが来ることを祈りながら相手の隙を伺うがいい」

ミヤコ「…誰かが『お前が言うな』と言ったような気がします」

マコト「さて、このくらいで勘弁してやろう。次にこのコーナーに来た時を楽しみにするがいい」

ミヤコ「あまり来ないと思いますよ。死んだらマコト師匠にいびられるコーナーに誰が好き好んで来るんですか?」

マコト「キキキッ、そうなりたくなければ死なないように励むことだな!トリニティの生徒が来ることを楽しみにしておこう!」

ミヤコ「…まぁ、ここに来るのは先生が多いでしょうが」

マコト「な、なにぃっ!?」プツン


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SSまとめ

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