SCP-1111-EBのインタビュー記録
【補遺102.1:収容後のインタビュー】
担当職員:こんにちは、気分はいかがですか?
SCP-1111-EB:よく見えるか?
担当職員:……いえ
SCP-1111-EB:いきなり捕まえて何が目的だ、海軍か?それとも賞金稼ぎか?
担当職員:なんの話ですか
SCP-1111-EB:おれを捕まえるなんて海軍の奴らしかいないだろ、それ以外なら一体なんなんだ
担当職員:海軍というのは貴方を捕らえる組織のことですか?
SCP-1111-EB:当たり前だろ……待て、アンタ■■■■って知ってるか?
担当職員:いいえ
SCP-1111-EB:[規制済み、おそらく地名]は?[規制済み、おそらく人名]は?
担当職員:いいえ
SCP-1111-EB:……[規制済み、おそらく人名]という男を知ってるか
担当職員:いいえ
SCP-1111-EB:……そうか
[録音終了]
この後、一通りの質疑応答を行いましたが、一般常識でSCP-1111-EBと食い違いが発生しました。このことからSCP-1111-EBは、異世界の住人の可能性が見られます。また、終始SCP-1111-EBは戸惑っている様子でした。
【補遺102.2:脱走から収容後のインタビュー】
担当職員:脱走したようですが
SCP-1111-EB:、毎日検査と称して身体のあちこち調べ回されてるのに、理由は教えられねェなら大人しくするなんてゴメンだな
担当職員:そうですか、もう一つ質問ですが部屋を破壊したとのことですが
SCP-1111-EB:あれくらい朝飯前だ
[録音終了]
インタビュー後、SCP-1111-EBの部屋は鉄から特殊超合金性に変更されました
【補遺102.3:SCP-682破壊テスト後のインタビュー】
SCP-1111-EB:いきなりトカゲと戦えだなんてとんでもねェな
担当職員:それが我々の仕事ですので
SCP-1111-EB:お前らはあのトカゲとかを管理するのが仕事なのか?
担当職員:トカゲだけではありませんが、概ねは
SCP-1111-EB:ここの奴らじゃ勝てそうに見えねェが
担当職員:収容できれば良いので
SCP-1111-EB:……死んだらどうするつもりだ
担当職員:もとよりそういう役割なので
[録音終了]
【補遺102.3:SCP-053クロステスト後のインタビュー】
SCP-1111-EB:あんなガキも収容されてるのか
担当職員:はい、彼女もオブジェクトの一種ですので
SCP-1111-EB:普通の子供に見えるが
担当職員:彼女と10分以上触れ合っていると、本来は被害妄想に囚われ暴れ回ります
SCP-1111-EB:早く言えよ!
[録音終了]
SCP-053とSCP-1111-EBの関係は良好です。定期的にコミュニケーションを取らせることを検討
【補遺102.4:SCP-458クロステスト後のインタビュー】
SCP-1111-EB:子守の次はピザを食えなんていよいよわけわかんねェな
担当職員:美味しかったですか
SCP-1111-EB:まァな、流石に開けた瞬間ピザがいきなり出てきたのは驚いた
担当職員:そういうオブジェクトなので
SCP-1111-EB:無限に食糧が出てくるならいい資源だろ、別に収容しなくてもいいんじゃねェか?
担当職員:普通ピザボックスからピザはいきなり出てきません。あと別の問題も生まれます。
SCP-1111-EB:なんだよ
担当職員:例えば、我々が昼食でこれを使用した場合、ダイエットのスケジュールを組み込まないければいけません
SCP-1111-EB:(しばらくの沈黙)(吹き出す音)(笑い声)ハハッ!なるほどな、てめェら研究者だし、無駄に食う必要はねェと
担当職員:ええ、過去からの教訓です
SCP-1111-EB:(大笑いする声)
[録音終了]
インタビュー後、SCP-1111-EBはアルコール飲料を要求→許可
【補遺102.5:SCP-076討伐後のインタビュー】
担当職員:どうしてあの部屋にいたんですか
SCP-1111-EB:は?あそこはおれの部屋だろ
担当職員:いいえ、あそこはSCP-076の収容室です。脱走ならまだいいですが他の収容室に入るのはやめてください。
SCP-1111-EB:わーったよ、にしてもあいつ強かったな
担当職員:なかなか居ませんよ、彼と互角な人なんて…念のため聞きますが人間ですよね
SCP-1111-EB:当たり前だろ
[録音終了]
今回の結果からSCP-1111-EBをSCP-076の討伐部隊に入れることを検討