SCPのすゝめ

SCPのすゝめ


確保、収容、保護。


遅くなって申し訳ありません!アドベントカレンダー企画第19日目です。

不肖ゆえ所々文章の拙い部分がありますが、どうか最後まで読んでいただければ幸いです。


はじめに

アドベントカレンダー企画も残り1週間を切り、着々とクリスマスが近づいて参りましたが、皆さんはクリスマスをどう過ごす予定ですか?イベントに行く、誰かと過ごすなど様々でしょう。私はそういうの無いですが。

...さて、今回は私のようなクリスマスフリーな皆さんが楽しい聖夜を過ごせるように、怪奇創作サイト「SCP Foundation」の世界をご紹介します。

SCPといえば最近某動画サイトやSNSでよく目にしたり、ネットミームになってたりしていますが、実際どういうものかはよく知らない、あるいは深層web的な怪しいサイトだと思って敬遠している方も多いかもしれません。

まあ怪しいサイトなのは確かかもしれませんが、実際は非常に知的好奇心をくすぐる暇つぶしに最適な創作コミュニティなのです。

クリスマスはSCPでリア充に差をつけましょう!


SCPってなんぞ?

SCPについて説明する前に、まずはこの記事をご覧ください(微妙に閲覧注意)

SCP-173

...どうです?不気味ながらもどこかくすぐられるものがありませんか?

SCPが何であるのかはこのサイトこのサイトに詳しいですが、大まかに説明しますと、SCP Foundationというのは「SCP財団」という架空の組織を題材とした、世界規模の創作コミュニティサイトです。

このSCP財団が存在する世界では、世界中の異常な存在、例えば

あらゆる病気を副作用なく治療できる薬

キーボードで入力した「液体」を販売する自販機

見ると溺死する絵画

人類とあらゆる生物を憎む不死身の爬虫類

全てを粉砕消去する電動歯ブラシ

定期的に化け物が湧いて出る赤い水溜まり

といった(ニコニコ大百科より)、所謂「SCPオブジェクト」が存在しています。SCPオブジェクトには怖いものから笑えるものまで、ドラえもんの秘密道具のように適切に扱えば有用な物もあれば、人類を脅かす程危険な存在、中には(その作品の中で)人類を滅ぼしてしまったものまで存在します。財団がそんな異常存在に対して頭を悩ませ、時に非情な手段をとりつつオブジェクトを確保(Secure)・収容(Contain)・保護(Protect)する過程を、報告書やTale(物語)として記したものがSCP記事なのです。

要は「超自然的なわけわからんブツをMIB的な組織が対処する、世にも奇妙な物語」なんです。

始めに作られたSCPは最初のSCP-173なのですが、実は日本人の芸術家が作った彫刻にインスパイアされたアメリカ人が、画像にそれっぽい設定を付けて公開した事が発端なのです。2010年にアメリカで細々と始まったこのサイトは瞬く間にフォロワーを増やし、現在では日本、ロシア、中国、イタリア、韓国などに「支部」が設置され、各国で盛んに活動しています。特に大きいのはロシア支部と日本支部ですが、最近だと中国支部が隆盛を見せていますね。

それにつれて当初は比較的簡潔だった設定もどんどん多様化・複雑化し、現実改変、認識災害、ミーム汚染といった言葉も生まれていきましたが、これらについて説明するには余白も文章力も足りないので、上記のサイトなどでおいおい理解していけばいいでしょう。


一般的な財団のイメージ


それと1つだけ。SCP財団はフィクションであり、現実の個人・団体は一切関係がありません。そこは間違えないようにお願いします。

...某国の歴代大統領が大体SCP扱いされてるのは内緒です。



何から読めばいいの?

SCPが初めての方は、取り敢えずこちらこちらのSCP殿堂入りコレクションを読んでみるのがオススメです。比較的初期に書かれたものなので簡潔で面白く、SCPの世界観を理解しやすいと思われます。

有名なものだとSCP-444-JPSCP-040-JPですね。ここら辺は最早ネットミームと化してしますね(ネットミームという言葉も実はSCPから広まったものなのです)。

個人的に面白いと思ったのはSCP-2317SCP-654-JPでしょうか。読み進めていくと想像もつかない壮大などんでん返しが待っています。

あ、SCP-001を最初に読むのはやめた方がいいですよ!理由は...見てみれば分かります。

一部の界隈で有名なSCP-040-JPのねこです。

SCPを書いてみたい!

ここまで読んでみて、自分もSCP記事を書いてみたい!と思った方もいるでしょう。いるはずです(断言)。

そんな方は、まずはSCP日本支部の公式サイトで財団職員登録をしてみましょう。そしてこのサイトを参考にしつつ、少しづつ書いてみましょう。SCPを書くのに難しい技術は必要ありません。確かに物々しくカッコいい画像やギミックで勝負する人も多いですが(それが悪い訳ではありません)、本当に大事なのは発想力と表現力です。どんな変なアイデアでも大丈夫です。食用になるスマホ、現実改変能力を持つフィギュア、何故か単位が取れない某大学の生徒...想像力は無限大です。あるいはSCP-173のように画像から想像を膨らませるのもアリです。

とにかくそういったアイデアが出来たら、思い切って文章にして出してみましょう。ちょっと文法が変でも大丈夫、ベテランの職員が教えてくれます。しかしながら記事にはvote機能がありまして、他の職員からの低評価が続くと割と容赦なく削除されてしまいます...諦めずに再度チャレンジしてみましょう。

SCPを書く上であえて必要なものを挙げるとするならば、それは説得力です。科学的根拠や歴史的事実は気にせず、「○○は○○だったんだよ!」「ナ、ナンダッテー!?」となるくらいの勢いも大事だと思います。

レッツトライ!


さて、これを読んで今からSCPの世界に足を踏み入れてみたいという方に朗報です!

2018年12月22日より、SCPコンテスト「棍棒での殴り合いコンテスト」が開催されます!

...そこ、名前で引かないでください。SCPコンテストはこれまでも年2回ほど開催されているのですが、今回のコンテストは、要注意団体やスクラントン現実錨などの便利なカノン、あるいは複雑なスクリプトに頼ってはいけない、正真正銘のアイデアコンテストとなっています。そのため、SCPについてあまり詳しくない初心者でも十分優勝が狙えるコンテストなのです。

冬の寒さで凝り固まった脳の運動もかねて、是非一度参加してみませんか?

...今から2週間程度じゃ碌なものができないって?いやまあ、こういうのは参加する事自体に意義があるんですよ、はい。


まとめ

いかがでしょうか?SCP記事は単純に読み物として面白いので、色々な報告書やTaleを読んでSCPの世界にのめり込んで下さい。そして創作欲がとめどなく溢れてきたら、その時は迷わず筆を執ってみてください。

あなたのその一筆で、この世界はより広く、より深くなるはずです。

それでは皆さん、良き創作ライフを!