RABBIT VIOLENCE

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【某所倉庫】

サキ「(ゴクッ、ゴクッ)ぷはぁ!」

ミヤコ「…質の悪いサイダーをよくそこまで飲めますね」

モエ「くひひっ、これはこれで癖になるんだよねぇ」

ミヤコ「……」

ミユ「…そ、そんな目をしても…ミヤコちゃんには一滴も」

ミヤコ「要りません」

サキ「だろうな」

ミヤコ「…ですが全部は飲まないで下さい」

モエ「おっ、もしかして飲んだり」

ミヤコ「ホシノさんから回収するように言われてるからです。質は悪くても…」

サキ、モエ、ミユ「「「(ゴクッ、ゴクッ)」」」

ミヤコ「…もういいです。私は隣の部屋に行きますので」

ガチャッ、バタン

ミヤコ「…あさましい」

売人「……」

ミヤコ「…(イラッ)」

ドゴッ

売人「ガハッ!?」

ミヤコ「…仕事を増やさないでください」

ドガッバギッ

売人「や、やめ…」

ミヤコ「…あなた達のようなゴミがキヴォトスに中毒者を増やすんですよ。わかってるんですか?」

ボゴッバゴッボキッ

ミヤコ「中毒者を増やすような組織は私たちだけで十分です。ゴミが便乗して余計なことをしないでください」

ドゴッドゴッドゴッ

ミヤコ「腹が立つムカつくイライラするむしゃくしゃする…ん?」

売人「」

ミヤコ「…チッ」

ボイッ

ミヤコ「…足りません」

~3日後~

【ヴァルキューレ警察学校:執務室】

カンナ「例の倉庫の件でわかったことはあるか?」

ヴァルキューレ生徒「調べたところ、重症者は全員、粗悪な砂糖を売っていたとのことです」

カンナ「……そうか」

ヴァルキューレ生徒「しかし、倉庫の砂糖を盗むならともかくわざわざ全員を痛めつけるなんて…やはり中毒者は恐ろしいですね」

カンナ「……本当に中毒者の仕業だろうか」

ヴァルキューレ生徒「はい?」

カンナ「いや、なんでもない。他に報告することはあるか?」

ヴァルキューレ生徒「…はい。実はある動物病院から、飼い主が引き取りに来ない動物を預かって欲しいと…」



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