RABBIT Combat 前編

RABBIT Combat 前編


サキ「…久しぶりだな。ミヤコ」

ミヤコ「…お久しぶりです。サキ」


ゲーム開発に協力していたある日、ユキノ先輩から08:00頃、指定したポイントに来るように言われた。

断る理由もなかったため、ぴょんこをユウカさん達に預けそのポイントに向かうと、久しぶりに他の小隊のみんなと再会した。

サキ「…元気にしてたか」

ミヤコ「…はい。他のみんなは」

ミユ「あっ…えっと……大丈夫…」

モエ「こっちは問題ないよぉ。何も言わずに出て行った誰かさんと違ってさ」

サキ「モエ!」

ミヤコ「…」

その会話の後、その場を沈黙が支配した。そこに

クルミ「はいあんた達!私語は慎む!」

オトギ「いや、誰も今は話してなかったけど。気まずい空気しかなかったと思うよ」

ニコ「ミヤコちゃん久しぶり」

FOX小隊の皆さんが声をかけてきた。

ミヤコ「あの、ユキノ先輩からこのポイントに来るように言われたんですけど、これは…」

ユキノ「来たようだな。月雪小隊長」

ミヤコ「ユキノ先輩、これはどういうことですか!?」

ユキノ「今から説明する。ではこれより!RABBIT小隊の戦闘訓練を行う!」

ミヤコ「!」

クルミ「これからあんた達は二つのチームに分かれて模擬戦をしてもらうわ!」

オトギ「ルールは単純だよ。一定のエリア内で両チームが戦って、相手チームを無力化した方が勝ち。」

ニコ「戦闘するエリアの地図はこれから配るね。ちなみに武器は何を使用してもいいよ」

それは確かにルールとしてはシンプルである。しかし、今の私が小隊の誰かと協力できるのだろうか?

ユキノ「それではこれより、チーム分けを発表する!まずはAチーム!」

ミヤコ「…」

ユキノ「空井隊員、風倉隊員、霞沢隊員、以上だ」

ミヤコ「…はい?」

どういうことだろう?3人が敵チーム、ならば私は?もしかしたらFOXの誰かが私のサポートを

ユキノ「次にBチーム!月雪小隊長、以上だ」

やはり私だけのようだ

ミヤコ「待ってください!どうして私だけ一人なんですか!?」

ユキノ「それは月雪小隊長が一番わかるはずだ」

ミヤコ「!?…それは」

ユキノ「…開戦は10:00頃とする!それまでは互いの妨害はしないように!」

オトギ「時間になったら信号弾を空に打ち上げるから見逃さないでよー。それじゃあ、ひとまず解散!」

こうして私は、一人でRABBIT小隊の他の皆と戦うことになったのである。


____________________

SSまとめ

Report Page