【R18】ホーキンスとファウストとお風呂 シリアスver.
※胸糞、無理矢理な獣○要素、人間×ケモノ
※性描写っぽいものあり
※1の企み成功編の後日談
※ホーキンス×ファウスト要素あり。
※ホーキンス視点
ホーキンスはファウストを抱え、暖かい湯けむりの中にいた。
ザァザァと流れ落ちるシャワーの音が、先程まで頭にこびり着いていた地獄のような光景を洗い流し、少し頭を冷静に戻してくれる。
ホーキンスはシャンプーを手に取り、ぐったりとしたファウストの身体中を洗い始めた。シャンプーは他の船員達とは毛質が違うファウストのために、ホーキンスが用意したものだ。
くしゅくしゅと手で泡立て、身体に手を滑らせていく。彼が起きないように、しかし彼の身体についた汚れが落ちるように、全身を丁寧に洗っていった。
ある程度身体を洗い終わったところで、ホーキンスは一度手を止める。最も綺麗にしなければいけない場所がまだ残っているからだ。
…だが、そこを綺麗にするには嫌でも自分のしてしまったことを思い出さなくてはならない。
獣じみた行為の犠牲になったファウスト。
ドス黒い感情のまま磔にしたあの男。
自分は船長でありながら、船員を守れなかったのだ。
ホーキンスは息を吐くとファウストの脚を広げ、秘部を傷つけないように指で広げた。すると、泡に混じってどろりと白い液体が垂れてきて、ホーキンスは思わず顔をしかめる。
一体どれほどあの男にされたのだろか。
考えたくもなかった。
ホーキンスは秘部にゆっくりと指を沈めていき、中の汚らわしいものをかき出していく。
ふと、ある場所をかすめたとき、ファウストの身体がピクリと跳ね上がった。
ホーキンスはファウストを起こしてしまったかと思い思わず顔を見るが、身体が反応しただけでまだ目を覚ます様子はない。
ホーキンスは息を吐く。ホッとした気持ちの奥に、彼の反応を見て一瞬胸をかすめてしまった薄暗い感情があったことを、ホーキンスは認めたくなかった。流れた涙は、熱いシャワーに混じって排水溝へと流れていった。
ベッドに寝かせていたファウストが目を覚ました。調子はどうかと聞くと、ファウストは一瞬口籠ったがとりあえずは大丈夫らしい。
しばらく休むように指示をして部屋を出ようとすると、後ろから呼び止められた。
「ホーキンス船長、ありがとうございます。」
黒猫から素直に告げられたその言葉に胸の高まりと後ろめたさを感じながら、ホーキンスは部屋を後にした。