Part15 >>72
ちょっと元気のない中佐
これは……ああ、コモリ少尉に感想文の執筆を依頼したやつですね。ジャンルは……催眠モノ、でしょうか
そういえば、君は木星の模様を間近に見たことはありますか?ええ勿論、写真や映像で構いません

よく想起されるのは遠方から見た際の美しい縞模様ですが、近づいてみるとぐちゃぐちゃのマーブル模様に見えるんですよ。既にご存知かと思われますが、あれは様々な種類のガスがめいめいの方向に流れていくことで形成された大気の流れによるものです。その模様を見ていると、徐々に心が空っぽになっていく……

はい、そうです。実験と称して私に催眠術をかけてズッコンバッコンする、という内容です。モブ×私の集団レ〇プですね
木星の表面を映したタイムラプス映像をぼんやりと眺めているうちに、船団時代のことを思い出した私はある種のトランス状態に陥ってしまいます。この状態の私は、肉体的な反応以外を一切示しません
ぼうっと何処か遠くを眺める私を男たちがめいめいに嬲り、慰み物にするのですが、体だけはしっかり反応するので私のメガ粒子砲は元気にそそり勃っているようですね。まあ、実際のこの時期は勃たなかったんですけど、男優の方は健常者ですから……ああ、今もそう大して変わりませんよ?
エグザベ君はこの内容でも大丈夫でしょう。頑張ってください。私は少々お手洗いに行ってきます

あっ、はい…
おまけ:コモリンレポート全文
せっかく書いたので…

中佐の精神状態に一歩踏み入った挑戦的な題材。普段何事もないように振る舞う中佐が、実は心の奥底に闇を抱えているのではないか?という内容だ。
このレーベルは木星船団の実話に基づいたフィクションAVに力を入れている。木星の大気を映した環境映像も、実際に調査団から買い取ったものだという。作中では、端々に木星船団の映像が挟まり、重く沈鬱な空気が漂う。パッケージには「尻Ass」などと茶化して書かれてあったが、とてもそんな雰囲気には思えなかった。
なお、冒頭から30分にも満たない内に前述の環境映像を見て脱落された中佐ご本人に「実際に過去のトラウマに苦しめられることはあるのか」と訊ねたところ、回答をはぐらかされた。もしかすると、今回の作品もかなり真に迫った描写がされているのかもしれない。
肝心のSEXシーンのシチュエーションは催眠モノとしてはありふれたものだけに、描写についてはとことんまで拘りが見える。例えば、中佐役の男優が徹底して表情を動かさず、虚ろな目をし続け、されるがままに揺さぶられているなどだ。意図して脱力し続けようとするのは難しい。少しでも力が入ると、動作がぎこちなくなってしまう。徹底した演技指導が行われたのだろう。
なお今回も、過去の中佐を演じられる男優はいつもの方であるが、回想シーンの撮影の為に無精髭を伸ばしたそうだ。
最後は、解放された中佐が医務室で目覚めるシーンで終わる。過去の情景にトリップしている間の記憶がなく、アナルの疼きや漠然とした畏れだけが残った状態で、中佐は首を傾げながらもまた日常へと戻っていく。
総括:★★★☆☆
映像美や細部への拘りは素晴らしいが、それだけに単純な抜き目的での視聴にはやや適さない。これをAVでやる必要があったのだろうか?或いは、どうしても中佐を辱めたかったのだろうか。監督の性へのスタンスが垣間見えるような気がする、そんな作品