Only your 『36.9』

Only your 『36.9』


・このSSの為だけの設定がいくつかあります

・このSSにはセンシティブな描写が含まれています

・筆者はSSを書きなれていない為、拙い文章が続きます

・それでも大丈夫な人はそのまま読み進めてもらって構いません

下に本文があります。スクロールしてください。













.........ふにっ。

「私、人より少し暖かいんですよ…?だから…」

「                            」

「カフェ…」


 事は遡る事3時間前。府中トレセン学園の近くで俺はスマホを弄っていた。ふとズボンの中でスマホが震える。取り出して画面を見ると、コミュニケーションアプリ「LANE」に新着のメッセージが来ていた。アプリを開き友達の欄から一つのアイコンをタップして、受信していたメッセージを見る。そこには、黒のニットに緩いクリーム色のスカートを履いたウマ娘の写真が映る。初めて見る服装ではないが、何度見ても美しい、という言葉が漏れる。この娘とは今日、デートの待ち合わせをしている。LANEを閉じて数分、昼と夜がミルクとコーヒーのように混ざり合ったような17時半ごろ、背後から聞こえた声に振り向く。

「お待たせしてしまって申し訳ありません...トレーナーさん」

彼女の名前はマンハッタンカフェ。俺が初めて担当した最初で最後のウマ娘だ。

「全然大丈夫だよ。さ、行こっか」

恐縮そうにしている彼女に優しく声をかけ、一緒に歩き出す。彼女とは、トゥインクル・シリーズを数年共にした後、卒業を機に交際を始めた。といっても世間に対して正式に発表しただけで、実際は彼女が現役の頃から付き合ってはいたが。

初めて出会った時と比べると、彼女の持つ雰囲気はさらに柔和になった。こちらに対して、目ではない、どこか「魂に近い本質」を見られていたような感覚は無くなり、今ではしっかりと俺の目を見てくれている気がする。背も高くなって、並んだ時の差も縮まっている。あと...その、何というか...体つきも、より女性らしくなっている。控えめであった胸が膨らみ、腰つきも服の上から分かるほど曲線的になった。

 個人的な感想を言うなら、トレセン学園の競争ウマ娘が平均を越えて女性らしいスタイルになるのは当然だと思っている。ちょうど成長期真っ只中の少女だった上に、アスリートの身体を作る為の栄養管理、十分すぎる運動、最低8時間の睡眠をできるだけ徹底してきた。育つ余地はこれでもかという程ある。なんて、くだらない事を考えていると、ふとカフェが俺の手を握ってきた。とても暖かい。彼女は平均より体温が高いのだ。もっとも、それ以外にもさっきまで冷えたペットボトルを持っていたのもあるけど...

そんなカフェと俺は今日、いつものように色々な場所を歩き回って思い出話をしたりする予定だった。しかし、運悪く、1時間ほど経ってから急に雨が降ってきた。天気予報では晴れだったんだがな...

「こんなにも降るなんて思いませんでした...いつもはお友達が教えてくれるのですが今日はどこか別の場所にいるみたいです...」

この「お友達」について細かに説明するのは難しい、というか信じてもらえない部分が多々ある。簡潔に述べるとすれば、「彼女が小さい頃からずっと一緒にいた娘であり、彼女の憧れでもある」といった認識で構わない。

 話を戻すと、両方とも傘を持っていなかったため、急な雨をなんとか凌ごうと俺らは河川敷の橋下に潜り、雨が止むのを待っていた。ちょうど座れる構造になっていたので、二人して腰を下ろして休憩することにした。十数分くらいで止むと思っていたが、雨はどんどん勢いを増していく。完全に舐めていた。しばらくすると、雷まで鳴る始末だ。せっかくのデートなのに、これではカフェに申し訳ない、と思いカフェの顔を見ると、本人の口角が上がっている。不思議に思って尋ねてみると、

「私は楽しいですよ...トレーナーさん...雨は好きです。たまに聞く雨音ほど、心が落ち着くものはありませんから...むしろトレーナーさんの方がせっかくのデートなのにこうなってしまって楽しくなかったらどうしよう、と思っていました...」

「俺は全然大丈夫だよ。それに、楽しいって言ってくれてホッとしたよ。」

「ふふ…それは良かった」

心に少しだけできたもやが取り払われ、俺とカフェは一息ついた。

そこから他愛ない話を随分長くした。タキオンの調子はどうとかユキノの可愛い所やポッケが今日も大変元気だったとか、いたって普通の会話だった。

その間、降りしきる雨が反射する月光に照らされて、カフェの身体つきがひときわ目立っていた。この数年でカフェの胸は明らかに大きくなっていた。担当とトレーナーとして歩んだ道だが、大きくなっていった胸に劣情を催していないと言えばウソになった。降りしきる雨のじっとりした空気が、正気とは程遠い感情に俺を導く。

(こんなにはっきりと大きくなるなんてな...それにしても丁度良い大きさだ、手のひらからちょびっとだけ溢れそうな…って、何考えてるんだ俺は...あっ)

気付けば俺はみじめにカフェの胸を凝視していた。どれくらい見てしまっていたんだろうか。気持ち悪がられていないだろうか。急いで顔を上げるが時すでに遅し、カフェは少し顔を赤くしていた。

「あの、私の胸に何かついてますか…?」

「っ!すまないカフェ!今のは、その、えっと、あれだな…カフェもこの数年でより大人に近づいたな~って、はは...…うん、ごめんなさい...胸、大きくなったな~…って...マジでごめん!」

「あ…そういう事でしたか。トレーナーさんだって、男ですもの…そういった感情くらい持ち合わせていますよね…でも、あまりジロジロ見られると、その、トレーナーさんでも少し恥ずかしいです...」

慌てて謝った。この空気を何とかしたくてたまらない。そういえばさっきホットコーヒーを買っていたな。ちょうどいい、話を逸らすため、いそいそと鞄から缶を二つ取り出した。良かった、まだじんわり暖かい。

「そ、そういえばこれ、さっき買ってきたコーヒー、ホットだったんだよね。雨で空気も冷え込んできたからまだ暖かいうちに飲まない?」

「ありがとうございます…では、頂きますね」

雨音だけが響く中、コーヒーを飲むと、温かさが身体に沁み渡る。

「ふぅ…美味しいな、カフェ」

「そうですね…身体がポカポカします…あの、さっきの話は」

「忘れてくれ!頼む...」

「ふふっ...そんなに慌てなくても良いですよ」

「しかしだな...もう付き合ってるとはいえ、配慮が足りなかった、申し訳ない」

「だから本当に良いんですって、恥ずかしいとは言いましたが、...…嫌ではないので」

「そうか…って、えっ?」

耳を疑った。確かにカフェは見た目の雰囲気とは裏腹に、よくくっついて来たり、想いを正直に伝えてきてくれたりと、積極的だった、しかし、胸を凝視されて『嫌ではない』という答えが返ってくるとは...

「私の身体はここ数年で変わりました、それも、トレーナーさんが食事のバランスや睡眠の質を調べて改善してくれたからだと思ってます…そうですね、貴方が育てた、と言っても過言ではないんですよ?」

「な、何かその、いやらしい言い方だな...」

「トレーナーさん、私と同年代の男の子みたいな反応で、愛らしいですね...それにこんな事を言うのもトレーナーさんだけですからね…」

そういってから、カフェは俺の右手を取って自身の頬に添える。雨で冷えた彼女の頬の感覚はよく覚えている。と言いたい所だが実はあんまり覚えてない。そのあとの感覚に記憶の殆どを持ってかれてしまったからだ。

「どうですか?私の身体…出会った頃よりメリハリがあると思います…」

カフェの暖かく、しかし力強い手に誘われて俺はカフェの身体を触っていく。首、肩、腕、腰、と手は移動していく。芸術品のように綺麗な肌を指が這っている間、俺は興奮を抑えきれていなかった。引かれるかもしれないが、俺の劣情の象徴がどうなっていたかは言うまでもない。カフェもそれを知っていながら、ボディタッチが続く。

俺の右手が再び彼女腰に触れた所で、俺はキリよく終わろうとした。

「ありがとうカフェ。もうそろそろ終わろうk…ってちょっと待っ…!?」

.........ふにっ。

本当に驚いた。彼女の大きく膨らんだ胸に俺の手がいざなわれたのだった。平静を保とうとしていた心臓の鼓動が勢いを増していく。

「ふふっ…どうですか?初めて触らせますね…気に入ってくれれば嬉しいと思いましたが…問題ないみたいですね」

カフェがもうはちきれんばかりに主張している俺の下半身を見て微笑む。


「私、人より少し暖かいんですよ…?だから…」

「貴方の手もいつもより、暖かい筈です...暖かい方が嬉しいです」

「カフェ…」


心音と聞き間違えそうなほどに轟轟と降る雨音をまるで気にもせず、俺の手はカフェの胸を揉み続ける。

柔らかいニットの中には手のひらを押し返すようなブラジャーの固い感覚、そしてその奥に感じるのは、温かく、重みを持った、確かな膨らみ…痛がらないように力を入れて繰り返し揉んだ。いつまでも揉んでいたい胸だった。

気付けば俺はカフェは息を荒くしながらも目を閉じていた。五感を少しでもシャットダウンして揉まれる感覚を味わう為に集中しているようで、俺の劣情は加速した。

「キスしてもいいか…」

「はい…いいですよ」

俺も目を閉じて、彼女にキスをする。どさくさに紛れて、と言っていいか分からないが左手でもカフェの胸を揉み始めた。

「んっ…」

触れた唇を通して彼女の吐息が漏れる。少しして彼女と舌を絡めてディープキスをした。依然として両手は胸を揉み続けている。

「んっ...ぷはぁっ...ふぅ…そんなに胸が好きだったんですね...…大きくなって本当に良かったです…んっ…ふーっ…ふーっ…あんっ…」

何分そうしていたかは分からないが、耐えられなくなったカフェが俺の下半身を撫で始めようとした辺りで、雨が弱まっている事に気付いた。俺は胸から手を離して雨が止みそうな事を彼女に伝える。

「もう、終わりですか...…残念ですね」

「仕方ないよ。あのまま続けてたら誰かに見られるかもしれないからね」

「そうですね…今日はとても楽しかったです...その、良ければまたいつか、一緒に出かけましょう。あと…」

「今度はトレーナーさんの家が空いてる日を教えてください。『続き』をしましょう…?」

カフェは微笑んで俺にそう投げかけた。その目からはコーヒーのように黒く塗りつぶすような愛を感じた。

以下スレ主様に向けた個人的なリクエスト


もしこのSSを参考にカフェの「それ」を揉むイラストを描いて下さるなら、

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気付けば俺はカフェは息を荒くしながらも目を閉じていた。五感を少しでもシャットダウンして揉まれる感覚を味わう為に集中しているようで、俺の劣情は加速した。

「キスしてもいいか…」

「はい…いいですよ」

俺も目を閉じて、彼女にキスをする。どさくさに紛れて、と言っていいか分からないが左手でもカフェの胸を揉み始めた。

「んっ…」

触れた唇を通して彼女の吐息が漏れる。少しして彼女と舌を絡めてディープキスをした。依然として両手は胸を揉み続けている。

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この辺りの描写をキスをしているカフェの顔と揉まれている胸が映るように横からのアングルで描いてもらえたらとても嬉しいです!


おまけ


そういえば、トレーナーさんは...どういった呼び方が好みですか...?

お胸、はどうですか…丁寧な呼び方ですね...え?「お」が付いてると何だか子どもっぽい?そう…でしょうか?

乳、は少し下品かも、ですか...私なんてそんな上品な人間でも無いですよ…

シンプルに「胸」、やっぱり、それが一番マシ、ですか...

ふふっ…丁寧な言い方しなくても良いんですよ。私は、貴方が喜ぶ言い方で言ってみたいです…

えぇ…

はい。やっぱり、そうなんですね。ええ、そうだと思いました。トレーナーさんは、そう言って欲しいかも、って思ってましたから。

えぇ、それでは…


私の…『おっぱい』…また触って良いですよ...


おまけ(終)

(カフェに優しくもちょっと誘うようにおっぱい♡って言って欲しいですね)




第2弾

「…はい………はい…ええ…はい?……はぁ…そういうことですか…アナタも世話焼きですね...ふふっ、言われなくても、そのつもりですから…安心してください…私も...逃す気はないので」

ぼそぼそと独り言をつぶやき、事由を書いて印鑑を押した外泊届を手に、トレセン学園に向かう1人のウマ娘、マンハッタンカフェ。

すれ違う同級生をよそに、いそいそと教務課に足を運び、窓口でテキパキと手続きを済ませる。寮に戻る彼女はその風貌とは裏腹に軽やかで楽しげだった。

経緯は朝に遡る。

「その外泊届、いつ持って来たんですか...?」

仮眠から目を覚ましたウマ娘、マンハッタンカフェが物音に気付き備え付けの机を見てみると、そこには印刷した覚えの無い外泊届が1枚、置いてあった。恐らく彼女の友達が置いて行ったのだろう。詳細は省くが「お友達」と呼ばれるその存在はカフェの身を案じるあまり、年頃の女の子と成人して数年経つ彼女のトレーナーという清き関係には少し相応しくないお節介を焼く事がある。最も、カフェ自身も満更ではないのだが。

再び今に戻る。学園の門を出たカフェは十数分上機嫌に歩き、ある一軒家の前で足を止めた。そこは自分の最も輝ける3年間を共に過ごした、トレーナーの家である。

学園で扉を叩くノック癖が出ないように、静かにインターホンを押す。

ピンポーン...ピンポーン...

数秒後、部屋の奥から人の歩く音がする。

「はーい...って、カフェか、いらっしゃい」

屈託の無い笑顔で出迎える男がひとり、カフェのトレーナーである。

彼はやろうと思えば一通りの家事は出来るし、カフェのレース生活に降りかかる数多の不安な要素に対して真摯に対応してくれている真面目な男で、カフェは彼の家に最初に来る時はどんな家なんだろう、とドキドキしていた、彼の仕事部屋のドアを開けるまでは。

スーパーの投げ売り商品の棚に溢れる菓子の山。初見の印象はそれだった。

普段のトレーナーの身なりからは想像できないほどに、取っ散らかっていた。カフェは言葉を濁してスーパーを例えに出しているが、ゴミ山である。

それ以来、










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