No Choice But To Run
1二人は全力で走っている
何故か それは...
「おいダルヴァ!俺たちそんな足遅い方じゃねぇよな!」
「そうじゃなあ!じゃが黒崎一護にその中にいた者じゃぞ!そりゃ速いじゃろうて!」
草を食いに来たらなんだか知らないがドンパチやっており知っている霊圧を辿れば黒崎一護が謎の人物に襲われて中からどっかで知ってるような人物が出てきた次第である
「わけわかんねぇ状況過ぎるだろ!!なんで門番は俺らをさっさと通したんだよ!」
「協力要請出そうとしてたら儂らが訪ねてきたので『異変を察知して自主的に来た』とか勘違いして素通ししたんじゃろ!儂が賢いからソレもあり得るって考えてのう!」
「自分で賢いとかいうんじゃねえ!羞恥心とかねぇのかタコ爺ィ!」
こう喋っている間も弛まず走り続けているが未だに追いつかない 時折飛んでくる月牙天衝などは全く持って障害にもならないが単純に距離があるのがとても辛い
もう面倒が過ぎて壁をぶち抜きながらスピードを落とさず走っている始末である
結局二人が追い付いたのは一護が『斬月のオッサン』を屈服させた後だった
「ダルヴァにマツィヤか...お前たちも手伝いに来てくれたのか?」
「ああそうじゃ まあ単純に追いつけなくて手伝えんかったがな...儂らよくわかってないから状況を聞かせてもらえるかのう?」
「ウ゛ゥ...!?内臓(ワタ)が出てきそう...」
少し疲れが見えるが飄々としているダルヴァと顔が真っ青で死にそうな顔をしているマツィヤを見て一護はマツィヤを介抱しながら死神達が集合している地点まで向かった
「あの者...ダルヴァという滅却師 奴は一護にとって危険やもしれぬ」
「それで妙に逃げ回ってたのかよ『斬月』」
「『ホワイト』 恐らく奴の目的は■■■■■■だろう...奴の前で力を使わざるを得ないのなら基本お前に任せよう」
一護の心象風景たる摩天楼にてホワイトと斬月のオッサンは真剣なまなざしで一護の目に映る景色を見ていた