NTRれ聖杯戦争その8 バゼットの場合

NTRれ聖杯戦争その8 バゼットの場合



「はぁ……」

深いため息をつきながらバゼット・フラガ・マクレミッツは1人で公園で項垂れていた。健康的なすらっとした長身に中性的な顔立ち、ざくざくと短く切られた暗みを帯びた赤色の髪、ともすれば美男子と見られてもなんらおかしくはない容姿だが、パリッとした白シャツと前ボタンを閉めたスーツによって締め付けられても尚、存在を主張する彼女の乳袋が彼女の肉体がどうしようもなく”メス”であることを周りに知らせている。

だがバゼットはただの女ではない。彼女が肩にかけている円筒状のケースの中には彼女の一族が保管してきた必殺の宝具が入っている、そう彼女は並み居る魔術師達を震え上がらせる封印指定執行官の中でも、最強の一角と呼ばれる程の実力者なのだ。

なのだがその実力者は公園で自身の財布の中を開いては閉じ開いては閉じと何度も確認している、やがてそんな事をしても財布の中身は増えないという事実に向き直り、意を決して目の前の牛丼屋に入っていく。

そう彼女は今、金欠なのだ。

一口一口を噛み締めるように食べ終え料金をきっかり払うと定員に向かって「ありがとうございました!」と一礼をして店を出る。

ふぅと一息ついてからバゼットは遅れぬようバイト先へと走った。

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夜10時過ぎ、バイトを終え待ちに待った給料袋を受け取るとピシッとお辞儀をし受け取る。

エプロンを脱ぎ、まかないを頂いて店を出て宿泊している格安ホテルへ歩く。

「ひぃふぅみぃよ…よしっ!これなら今月も生きていけそうです!」

と嬉しそうに独り言ちると彼女の腹が正直にぐぅーと鳴る。以前ならとっくに夕食を終えて鍛錬に勤しんでいる時間帯だ。

しかし今日の分の食事は既に昼に済ませている。まかないは明日の朝食になる、食べる物はなにもない今は我慢して早めに寝よう。

そう考えホテルへと駆け足で向かう。

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ホテルの備え付けのシャワーを頭から浴びるバゼット、1日の疲れが僅かに和らぐようでそれは彼女にとって少ない癒しになっている。

「はぁ…」

どうやら彼女は着痩せするタイプらしく脱衣した事で解放されたどぷんっと音がなりそうなサイズの巨乳、スラッと伸びた長い足を支える肉付きのよい尻。カラダ全体重に泡がヌラヌラとまとわりついてなんとも淫靡だ。

体についた泡を流し後はベッドで眠るだけなのだが幾ら封印指定執行官として己を律しても彼女も1人のオンナ。溜まっていく性欲には勝てずシャワーヘッドを秘部に押し当てながら手で刺激してオナニーを始める。

「んっ…❤くぅ❤んん…❤あぁ…❤やんッ❤」

声を噛み殺し快楽を貪る、次第に声が大きくなる絶頂が近いらしい。

「あぁ…っ❤いくっ❤いくいく❤」

とあと少しで絶頂できそうなその時だった。ガラガラとドアを開けて男が鼻歌を歌いながら隣をシャワー室に入っていく、驚いたバゼット咄嗟に手を止めてしまう。

(あと少しでイケたのに…❤)

しかしこれ以上は危険だと思い直しシャワー室を出て体についた水滴を拭き取り、洗面台の前で髪を乾かしていると、先程とは別の男が洗面所に入ってくる、その男は分かりやすいくらいにバゼットの体を見て興奮しており前屈みになりながらシャワー室な消えていった。その態度に気づき嫌悪感を抱くバゼットだったがここで騒ぎを起こしてホテルから追い出されては行く宛もないので歯を磨いて、怒りを抑えながらベッドに飛び込む、値段相応のベッドは固く中々寝付けない。

ここでの生活は食欲、睡眠欲なにより性欲を満たすことなど出来ぬと何度目かになるか分からない思いを振り払い、気づけば眠りに落ちていた。

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「いらっしゃいませ!」

元気のよいバゼットの声が店内に響く、最近コンビニでの接客にも慣れて安定して仕事をこなすことが出来るようになっていた。

その日の昼休憩前、2人組みのカップルが店内に入店する。お似合いな黒髪の2人はピトッとくっつき離れることなく店内を物色する。

「ねぇ〜立香ぁ❤ホントに買うのぉ〜?❤ゴムなんて要らないってばぁ❤ぜ〜んぶ私たちで受け止めてあげるって❤」

「いや、何箱使い切れるかチャレンジしてみようと思ってさ」

店内にそのカップル以外の客は居ないのだが他の人を憚らず大声で猥談を交わす2人、バゼットは品出しに専念しながら横目にチラリと2人を見ると

(あれは…!遠坂凛?!何故こんな所に…しかも隣の男は一体…誰だ?)

元マスターであったバゼットにとって敵だった女が必死に男に媚びているのだ、その困惑も無理はあるまい。

(いや…既に敗退した私には関係ない話だ…)

雑念を振り払いレジに向かい2人の応対をする。

「会計お願いします、1万円からで」

と言いながら顔を認識阻害で隠した男がレジのカウンターの上にゴトゴトとコンドームを箱と飲み物を大量に置く

「ふぇ?❤これら全てお買い求めになりるのですか?❤」

つい声が上擦ってしまうバゼット

「はい、あ!袋もお願いします」

男はバゼットのメス声を特に気にすることもない。

「はい…❤それではコンドームが10箱❤お飲み物が5本で…」

会計を済ませ2人で退店していくカップルどうやら男は余程自分の精力に自信があるらしい。

(流石に10箱は…無理でしょう❤もし使いきれたのならあのヒトはとんでもない精豪です❤)

頬を染め熱を帯びた視線で男の退店後もじっとその背中をバゼットは追っていた。

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夜9時40分頃

そろそろバゼットの勤務時間が終了する頃に男は再び入店してくる。それも一目見て分かるほどにバキバキに勃起してだが昼間と違うのはそれだけではない隣に連れている女も違うのだ、薄い紫色の髪をしたエルフ耳の女を隣につれ再び男がやって来た。一目見てそれがサーヴァントであるのを理解したバゼットは何事かと思ったが、男は昼間と再び同じ棚の前で商品を取りカウンターに昼間より多い箱を置く

それを見た横の女は

「ちょっと!❤これじゃあ足りないんじゃないの?❤嫌よ私、また途中でゴム買いに行かされるのは…❤」

と末恐ろしい事を口走ると男はそれを聞き

「ん、じゃあ5箱追加で」

と棚からまたゴムを取ってくる

(えっ❤えっ❤えっ❤20箱って…それにあれは海外のジョークグッズの40cmのゴムなのに…❤ヤバい❤この人とんでもないヤリチンです❤)

バゼットの子宮がぎゅんぎゅんと疼いて、男の股間に視線が釘付けになる。

「あの、大丈夫ですか?」

男が発情して呆けているバゼットを見て心配しているようだ、バゼットは「はいっ❤」と言って顔を上げると、どうやら男は顔を隠すのを忘れてしまっていたらしくバゼットは男の顔を初めて目にする。

(あっ…❤スゴイ❤チンポもばきばきでカッコイイのに❤顔もかっこいい…❤フラガ家の遺伝子がこの優秀な遺伝子を欲しているのがわかる❤)

特段別に面食いという訳でもないバゼットでも一瞬で一目惚れしてしまうほどのイケオスは尚も心配そうにバゼットに声をかける。

(あっ…❤優しい…❤ダメです❤そんなに優しくされたら子宮がこの人の遺伝子でロックされちゃいます❤)

と完全に堕ちてしまったバゼットは

「お客様❤…もし宜しければ当店限定の試供品をお試ししてみませんか?❤……❤アナタに一目惚れしたぁ❤魔術師オマンコの使い心地❤きっと健気に吸い付いて気持ちイイですよ❤」

と口の前で擬似フェラで男を誘惑する。

男は目の前のメスを見下ろしながら

「いいですよ、その代わり後で嫌って言っても遅いですからね?泣くまで犯しますよ?」

「はいっ❤」

そう言って仕事着を脱ぎ捨ていつものスーツに着替え勤務を終えるバゼット、その足取りは今までにない悦びに満ちていた。

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男に連れられホテルの部屋に入るとそこには無数のザーメン入りコンドームが散乱しており、ベッドには小学生にしか見えないような幼女や近所で美人と評判の高校生、果てには一騎当千のサーヴァントまでもが倒れ伏してビクッビクッと体を震わせている。

いつも通りの光景に立香は反応することは無く。

「じゃあバゼットにはお風呂でフェラしてもらおうかな。メディアさんお手本見せてあげて」

「はいっ❤頑張りますっ❤」「はあい❤じゃあコッチに来なさいな❤バゼットさん❤」


大浴場で服を脱ぎ全裸になったバゼットは

「ど、どうですか立香❤私の体は❤」

と今まで誰にも見せたことのない体を、惜しげも無く使い立香を誘惑するバゼット

ふりふりとお尻を振りながら胸を寄せてアピールする

「あーいいね、バゼットって結構着痩せするタイプなんだね」

と言いながらバゼットの尻を鷲掴みにする。

「んっ…❤あ…❤やんっ❤もぉ❤乱暴過ぎですよ❤立香❤」

子供のイタズラを叱るような声色でバゼットは言う、普段の冷徹な彼女とは思えない声だ。

「はいはい❤そこまで、じゃあバゼットさん❤まず立香のチンポをフェラする時のコツから教えるわね?❤」

「はいっ…❤」

ビキビキと立香の剛直が勃起していく。

「見ての通り、立香のチンポは他の雑魚オスとは違って❤大きすぎて丸ごとしゃぶるのは難しいの❤だから初めての時は亀頭だけ刺激したり、今回みたいに複数人じゃないと満足してくれないのよ❤良い?❤」

そう言うとゴムを口に咥えチンポに器用に装着する。

「っ…ぷふぁっ❤はい、これで装着完了…❤じゃあ今言ったとおりに一緒にご奉仕していくわよ❤」

「はいっ❤頑張ります❤」

2人は同時にチンポにご奉仕を始める

「ちゅ❤ちゅ❤じゅるる❤じゅぶっ❤ちゅる❤あーむ❤んむっ❤どうですか…?❤」

「んちゅ❤ぶじゅる❤じゅぼじゅぼ❤そう、教えた通りにできてるわね❤上手いわよ❤バゼットさん…❤じゅるる❤」

バゼットの拙いながらも懸命な奉仕とメディアの手慣れた濃厚な奉仕に立香は果てそうになり、バゼットの口マンコの使い心地を確かめようと彼女の頭を掴み無理やりチンポを突っ込む。

「ん゙ぶっ❤ん゙っんん゙❤」

予定外の刺激に戸惑うバゼットだったが、どうやら彼女には間桐桜と同様にオチンポケースとしての才能があったらしく難なく立香のチンポを喉で咥え込み締め付ける。堪らず立香は射精してしまい、バゼットの喉壁にザーメンがどぼどぼと当たる。

ぐぶっと音を立てチンポを引き抜くと握りこぶし程の大きさになったゴムがぬぽんと喉から出てくる。

「かほっ❤げほっ❤射精し過ぎですよ…❤」

「ごめんごめん、バゼットがあまりに使い心地よくてさ」

「もう…❤」

「じゃあ…フェラが終わったらゴムを回収してっ…❤はい❤バゼットさん、次はこれを咥えながらヤるのよ❤」

「はい…❤お勉強になります…❤」

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立香はマットの上で仰向けになりその隣にはメディアが立香の耳を舐めながら乳首をかりかりと刺激している。

「バゼットさん❤次はいよいよ挿入するわけなんだけど…❤セックスは初めて?❤」

「はいっ…立香に処女を捧げることになりますね…❤」

「いいわ❤初めては痛いって言うけど立香のチンポなら、ほとんど気にならないから安心して挿入していいわよ❤それと今回はさっき射精したゴムを咥えながらするわけだけど…❤落としたらきつーい罰ゲームがあるらしいから❤頑張ってね❤」

「はいっ…❤それでは立香…❤私のオマンコ❤存分に味わってください…❤」

バゼット待ちに待った立香のチンポを挿入する為に腰を屈める。口には先程のゴムが咥えられており、中には粘り気が強すぎてもはや弾力のあるザーメンがタップリ詰まっている。ゴムがぷるんぷるんと弾みバゼットがゆっくり挿入を始める。

「んっ❤あっあ゙ぁ❤スゴイです❤立香のチンポ❤私のナカ❤ミチミチ…って音がしてます❤」

ゴムを咥えながら器用に話すバゼットであったが、立香のチンポの半分を挿入したあたりで足に力が入り、マットの上で足を滑らせてしまう。

そしてバゼットの意思に反して立香のチンポが一気に挿入される。

「ん゙お゙っ゙おっ❤───────────っ❤お゙おお゙うっ❤お゙ほっ゙ォォ゙❤」

予期せぬ快楽に思わず口をあけオホ声をあげるバゼット、ゴムは口から離れ立香の体の上に叩きつけられる。

舌を真上に突き出し立香の股間の上で硬直するバゼットはそのまま快楽に呑まれ気絶してしまう。

「あら❤これじゃ罰ゲーム確定ね❤」

メディアがクスクスと笑う

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「あん゙っ❤あぁっ❤ぐぅぅっ❤」

「氷室!膣内に射精すぞ!受け止めろ!」

「あ゙あ゙っ❤射精してくれ!❤旦那様の特濃ミ゙ル゙ク♥️奥に注いでくれ゙ぇっ❤」

次にバゼットが目を覚ました時、周りでは既に性の饗宴が始まっていた。メディアを初めとしたメスが立香の体に群がり、媚びをうってアピールする、立香は断ることなくそれらに応じて次々とメスを抱き潰したいく。寝起きにこれだけの情報を叩きつけられバゼットは火に誘われる虫のように立香の元へ向かってしまう。

「あら❤バゼットさん、起きたのね❤おはよう❤」

「お、おはようございます❤その、私も立香のオチンポでシていただきたいなーって思って❤」

「んー❤ざんねん❤バゼットさんは…ほら❤罰ゲームを受けないと❤」

すっかり罰ゲームの事を忘れていたバゼットに立香がおもむろに立ち上がりバゼットにコートと首輪付きリード、様々なおもちゃを手に持って近づいてくる。

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深夜の冬木の町の中、バゼットはコートにリードだけでなくアナルビーズや固定バイブを付けられた状態で犬のように”散歩”をしていた。今は人の多い通りを2人で並んで歩いており道行く人にヒソヒソと囁かれながらある場所に向かっている。

「ふー❤ふー❤立香…恨みますよ❤っ…❤」

バゼットが立香にそう言うと、立香はグイッとリードを引っ張り

「ダメだよ、バゼット。バゼットは今犬なんだから、ちゃんと犬語で喋らなきゃ」

「っ〜…❤…ふー❤…ワンッ❤うっーワン❤ワン…ワン❤」

「よしよし」

この様な倒錯的なプレイを強要され普通だったら嫌悪感を抱くのが当然であるのだが、バゼットの胸にはふつふつと立香に対する忠誠心のような物が芽生えており、時間が経過する毎に犬の真似にも抵抗しなくなり封印指定執行官は従順な牝犬になっていく。

「よし、到着!」

そうして到着したのはバゼットが働いていたコンビニである、流石のバゼットも知り合いも幾らかいる中に入っていくことは気が引けたのか「わんわん❤うっー❤わん❤」と首を振りながら必死に飼い主に止めるよう懇願していたが、立香がリードを1度グイッと引っ張ると従順になり店内になすがままに連れ込まれる。

「いらっしゃいませー」

やる気の無い定員の挨拶が響くと、バゼットはその声に聞き覚えがあるようでビクッと体を震わせ、飼い主の影に隠れてしまう。

定員側も目を見開き目の前の光景が信じられようで何度も目を擦っている。

「すみません、ゴムと飲み物の会計いいですか?」

立香は棒立ちのまま呆けている定員に会計を促すと、定員は手を震えさせながら会計を済ませる。

(この人バゼットさんの事好きだったんだろうなぁ)

「バゼットさんは何かいる?」

「わたしはっ❤」

リードを引っ張り人の言葉を喋ろうとする犬を躾ける。「ほら、犬語」

「……❤わんわん❤くぅーん❤」

よしよしと頭を撫でられバゼットは自分がまたしても幸せを感じている事を実感し

(私って❤スっゴイ変態だったんだ…❤)

と開き直り完全に犬になりきったバゼットは立香にトイレへとリードを引かれ、連れ込まれたトイレでゴムを使い終わるまでハメ続けられた。

帰り際、定員がぴゅくぴゅくと射精しているのを見て満足した、立香は(少し、やり過ぎたかな?)と思い彼の記憶と店から1連のオナネタを消してあげておいた。

その後ペットと飼い主は夜の街へ消えていった。

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あの後、ホテルで再びまぐわい合った後話し合いでバゼットは衛宮邸に立香と一緒に住むことになりコレによりひとまずはバゼットの生活苦は改善されたようだ。

バゼットが衛宮邸で暮らすようになってからは、バゼットは大河と共に立香の肉布団係になり日夜、体の使い方を教え込まれている。

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ある日

立香とバゼットが2人きりになった衛宮邸

「立香…頼みたいことがあるのですが❤」

「んー?どうしたの?」

バゼットはモジモジしながら正座し両手を見せる、するとそこには新しい犬用の首輪が握られておりバゼットが恥ずかしそうに

「また…躾けて欲しいです…❤…ワン…❤」

と言い自ら首輪を付けて、立香にリードの持ち手を差し出す。


しばらくして新都でスーツ姿にリードを付けた赤毛の女とその飼い主と見られる男が頻繁に目撃されるようになった。

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