MechaGURUMI
メカぐるみ◆xMNDkv7Lvwzuここはメカぐるみのどすけべ避難所です
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時はアドステラ。宇宙に進出した人類は今、侵略者に脅かされていた。
ヒトの性感エネルギーを主食とし、またヒトを宿主に繁殖するエイリアンーー淫魔。
彼らは様々な形態の種族に分かれるが、共通点として淫気と呼ばれる催淫波動を放ち、媚薬体液を有し、ヒトの性感エネルギーを糧とし、ヒトへ卵を産みつけ……あるいは、直接精を注いで孕ませ、精を搾取して孕む。種族や形態によって好みの差はあれど、その「性的捕食」および繁殖対象はヒトの男女を問わない。
淫魔達に囚われ、搾取されながらも人類は一つの強力な反撃手段を得た。
一部のスライム種淫魔は、他の淫魔に宿主を渡さないために、捕獲した宿主の体表を硬質化したスライムの外皮で覆い、身体能力を著しく強化する。この性質を利用して、一種のパワードスーツとしてスライムを利用し、他の淫魔を駆除する部隊を生み出した。MS(メカニカルスライムスーツ)着用特殊侵略者駆除部隊ーー通称、メカぐるみ退魔士達である。
これは人類とか地域とかの安全を守るためにスラ触手鎧に犯されながらも戦い続ける少年少女達のどすけべ戦記である!
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ラウダ・ニールは退魔士協会の作戦室に召集された。メカぐるみ退魔士の日常任務である異変の調査のためだ。退魔士たちの指揮官、ケナンジ・アベリー総長が今回の調査対象について説明する。
「該当区域は不気味な光が観測された地下施設。調査隊によると周辺の淫気指数観測値は5」
ラウダは同僚にちらりと視線を向けてケナンジに向き直る。
スレッタ・マーキュリー。現在確認されている唯一淫気の影響を受けない人間。最後までコンディションを崩さずに戦い抜けられる非常に継戦力の高いメカぐるみ退魔士だ。ゲーム的に言えば一部デバフ無効である。おまけにMSによる浸食度も高いーーデメリットも高いが、MSをより最適化させ、その力を引き出せる、つよつよ退魔士である。
そんな彼女が今回呼ばれたのが解せない。淫気指数5て。下手なデートスポットより低いぞ。
「……ケナンジ総長、調査部隊はそこに淫魔がいると考えたと……?」
「深追いせず入り口で淫気指数観測しただけなので、単なる照明の故障の可能性も否めませんがね。……周辺で行方不明者が出たのが警戒度を上げた理由です」
「なるほど」
行方知れずになったのは地下施設周辺担当の掃除夫。地下施設の清掃に向かって以来消息不明だ。とはいえ借金が膨らんでいたらしいので単純に蒸発しただけかもしれない。
移動中、スレッタはぼやいた。
「なんていうか……わからないことばっかりですね」
「仕方ないだろう。調査隊だって下手に突っ込んだら自分が淫魔に捕獲されかねないんだ。完全耐性持ちのお前と同列に扱うんだじゃない」
「……あ!私が呼ばれたのってもしかして偵察要員ですか!」
「まあそういうところだろうな。勿論戦闘になっても活躍してもらうぞ」
二人は地下施設の入り口にやってきた。
さて、地下施設とは何か?簡単に言うとコロニーのインフラ施設である。上下水道・電気・空調などは基本的に地下でコントロールされ、供給されている。
「コントロール操作自体は地上施設からの遠隔操作で行われてるから、つまり、地下には人の目がない。勿論各種センサーでモニタリングされてはいるが」
「機械を誤魔化す能力があったり、そもそも観測できないタイプの淫魔だと発覚しないわけですね」
「淫気センサーの敷設はまず居住域が最優先だしな。まあ、ヒト無しじゃ淫魔もいずれエネルギー不足で干上がるから道理なんだが」
「……行方不明者さん生きてますかね?」
「死にはしないだろ。搾り取られてるだろうがな……」
地下施設の2重ハッチの奥へ踏み入れると、ラウダの肌にも感じ取れるレベルで淫気が増大する。
「……当たりか。嬉しくないな」
「……!エアリアル、ダメだって……」
スレッタ自体は完全耐性持ちのため淫気を感じ取れないが、彼女の装甲、MSは淫気に反応したようだ。
二人の装甲の下、今まで下着であった場所がゾワリと蠢く。宿主を奪われまいとするMSの防御反応である。ぬろり、布地が一瞬でゲル状に変質し、二人の性器を下から上へと甘く撫で上げた。
「んっ♡エアリアル、調査終わってから、ね?」
「あっ、よせディランザぁ……♡」
ヤられる前にヤってもいいんだぞ、とばかりにぬちぬちと、スレッタの蜜口を、ラウダの鈴口を緩やかにMSが刺激する。そんなMSをなだめて、身をくねらせながら二人は周囲の様子をうかがう。
壁はぼんやりとピンク色に明滅していた。奥に向かうほど光は強くなっているようで……おそらくその中央には淫魔がいるのだろう。
じんわり潤んだ瞳でスレッタはラウダを見た。ラウダも似たような顔をしている自覚はある。
「進み、ましょうか」
「くれぐれも無理はするなよ。最悪ここ完全封鎖しておけば被害者一名で済むんだから」
「はい」
二人は奥へ進む。壁の明滅具合はどんどんと強くなる。
速度に勝るスレッタを前衛にして、ラウダは可能な限りスレッタの陰に隠れて進む。どちらか一方が確実に先頭に勝利し、もう一方を連れ帰るためだ。
当然のように催淫作用のある光からスレッタは目が離せない
(……なんだかくらくらしてきた。気持ちいいことして欲しいな……)
スレッタの体はじんじんと疼きを増していく。あらぬ方向に飛んでいく思考をどうにか引き戻す。憂いなくエアリアルに気持ちよくしてもらうためにもさっさと淫魔を退治せねば!
そうしてしばらく、進んだ二人は淫魔を発見した。多数の多様な触手を生やし、ピンクの光を放つ塊。その中央には被害者の掃除夫が今も快感を引きずりだされていた。
絶え間のない刺激でパンパンに赤く腫れた男性器は絶えず蠢く複数の触手に絡みつかれ、その先端も小さなヒトデのような触手に覆われている。もしかしたら尿道内にも侵入されているのかもしれない。口にも数本の触手が捻じ込まれ、時折触手が膨張と収縮を繰り返すことから、媚薬粘液を注ぎ込まれ続けているのがよくわかる。
ヒトが本来なら知るはずもない埒外の快楽。それを逃げることもできずに無理矢理味わわされた被害者の眼にはまだ光があった。
「……まだ正気みたい、ですね」
「逆に辛いかもしれないがな」
二人は武器を構え、襲撃のタイミングを見計らっていたがーー触手塊とそれに性的捕食されている被害者に気を取られていた二人は気付かなかった。背後から……壁や床、天井から唐突に生えた触手が襲い掛かってくることに!
大量の触手が二人に襲い掛かる。後衛のラウダにより多くの触手が襲い掛かりーーラウダに触れた瞬間、ぼろぼろと崩れ、装甲の隙間から内側へ侵入する!
「しまっ、ひ、むぐうううう!!!」
悲鳴を上げようとしたラウダ口に触手がねじ込まれる。それが淫魔の物か、ディランザの物か、ラウダにはもうわからない。
わかっているのは、ラウダの体の上、装甲の内と外でラウダをめぐり淫魔とディランザの縄張り争いーーどちらがよりラウダの性感エネルギーを搾り取れるかという争いが始まったことである。
びゅうう!と大量の媚薬粘液がラウダの口内に注ぎ込まれる。味も匂いも、酔うほどに甘いそれは瞬間的に体内に取り込まれ、ラウダの意思を無視して容易くラウダの全身の官能を煽った。これ以上の外敵の侵入を防ごうと、MSは間接部分も完全に硬化しーーラウダは完全に拘束される。
淫魔とて内から外から硬質化した箇所を溶かしていっそうの侵入を試みる。特に性感帯である箇所を狙って装甲の外側を覆い、柔らかく透明化した箇所は淫魔の放つ光に照らされて淫靡な光景を晒していた。
乳首に、男性器に、菊穴に、淫魔の桃色とMSの緑の触手が競うように吸い付き、絡みつき、侵入する。快楽を覚え込ませるようにぬちぬちと、あるは競争相手から意識を引き離そうとゾリゾリとズボズボと。触手たちはラウダの体を好き勝手弄ぶ、
触手に塞がれ声も上げることもできず、守ってくれるはずのMSに拘束されて仰け反ることすらできず、ラウダは望まぬ快感を際限なく摺りこまれ――もはやそこにいたのは2体の淫魔の餌食、触手たちのイキ人形であった。
淫魔に支配権を奪われほぼ透明化した胸部のMS装甲の下では、薄く透ける乳首の先端からうぞうぞとピンク色の光が複雑な文様を描き始める。快感エネルギーの搾取効率をより高めるための文様、いわゆる淫紋であった。
淫紋の初端では淫魔の触手片がぷっくり勃ち上がった乳首に絡みついていた。ただでさえ日々MSに開発されたそこは女にも負けない淫靡さで、今も見る者すべてに『しゃぶりついて♡』と誘いをかけている。
男性器でも緑色のMSの触手とピンク色の淫魔の触手がらせん状に絡みつき、一歩先んじて先端へたどり着いた淫魔の触手が鈴口の内側に触手を押し込んでぷくりと膨らみ、強制的に射精を封じていた。そして射精許可待ちで震える哀れなちんぽを、2本の触手は示し合わせたかのように扱き上げる。
「ラウダさん!」
間一髪、どうにか攻撃の多くは躱したものの、スレッタとて無事ではない。いくらかの触手はスレッタの装甲の内へと入りこんでいる。
孤立したスレッタに、催淫光を放ちながら四方八方から触手が襲い掛かる!
そもそも、二人ともよく考えるべきであった。ーー何故壁が明滅しているのか?
答えは簡単、そこがすでに淫魔の腹の中であったからだ。
菌糸型淫魔。自身を以ってテリトリーを築くモノ。彼らにとって触手はただの手足に過ぎない。ここに来るまでの壁も、床も、すべては彼らが覆いつくしていた。獲物が隙を見せるその時を、じっと待ち伏せされていたのである。
「ん♡くうぅ!」
スレッタの装甲内部で性感エネルギーを求めて蠢く淫魔の触手、それを抑え込もうとエアリアルもまたスレッタの性感帯を刺激する。ぽう、と装甲の内部から時折ピンク色の光を放ちながら、襲い掛かる触手を避け、ビットで撃墜する!
そして触手は崩壊しーーしかし広がり、スレッタに覆いかぶさる!
「しまっ……!」
慌てて後方へ飛びずさるも避けきれず、目隠しのように一枚の幕となった一部がスレッタの目元に被さっていく。
「きゃ!」
慌てて手で払おうとしたその瞬間、カッ!と一際強い催淫光が放たれ、瞼を貫通する
「あ?あうう……♡」
思考が、敵意が溶けていく。じぃん、と頭の芯が痺れていく。
『脚を開け』、と光が命令する。『拒むな』『脱ぎ捨てろ』『受け入れろ』『求めろ』――『孕め』。
(気持ちよくして欲しい……いっぱい、いっぱい気持ちよくなりたい……)
命じられるままにスレッタは手首の制御装置に手を伸ばしてしまう。ぱしゅん、と装甲を解除してしまえば、そこにいるのはただの雌。蕩けた蜜口をさらけ出して、快楽の期待に焦がれる孕み袋。すかさず全身を淫魔の触手が、そこから崩れ零れた欠片が覆い始める。
柔らかな胸の膨らみ、『触ってください♡』といわんばかりに差し出された場所にボタボタと淫魔の破片が落ちてくる。落ちた淫魔の破片、もちろん媚薬粘液に覆われている淫魔の菌糸塊。それがプチプチと音と微細な破裂振動を立てながら増殖を始める。ぴん!と勃った乳首を目指し、キュッと窄まった乳輪の皺の一つ一つに入り込むように、スレッタの性感エネルギーを糧にして――そしてよりいっそうの性感エネルギーの搾取に備えて。
スレッタの開かれ、じっとりと湿った股の間を、べちん!と音を立てて淫魔が触手を叩きつける。浅ましい雌に、誰が主人かを躾けるように。
「あひぃ!♡」
並んだ雌の器官全部を叩かれてスレッタは容易く間の抜けた声でよがり、仰け反った。そんなスレッタを尻目に、叩きつけられた触手は衝撃でべしゃりと形を崩す。
ぴんぴんと元気いっぱいですっかり捏ねくられ待ちのクリトリスでも、包皮の奥に入り込むように淫魔の細胞が増殖していく。
敏感な突起3つをぱっくりと覆い尽くした淫魔はそれぞれにアプローチを開始する。クリトリスは包皮の中に入り込んだ菌糸ごとぞりゅぞりゅとゆっくり回転して磨くように。右の乳首は奥へ奥へ菌糸を伸ばし乳腺へ潜り込むように。左の乳首はたっぷりの媚薬粘液をまぶしながらぐりぐりと押し潰すように。
「ひぃ♡ああああ!」
スレッタが容易く絶頂を繰り返す間にも各所で淫魔は淫紋を描いていく。目元を覆う目隠しからにも、装甲を失った下腹部にも。乳首を起点としてやわらかな胸元にも。
もちろんMS――エアリアルとて指を咥えて見ているわけではない。強制的に再起動し、スレッタの支配権――もとい、正気を取り戻そうと、淫魔の手がまだ伸びていない四肢から順に装甲で守り始める。
「ふ、エアリアルぅ……♡」
催眠下にあっても感じる、慣れ親しんだMSへの信頼感。そして守られているという安心感。……たとえ、本来隠し秘すべき場所のすべてがいまや淫魔の思うままに蹂躙されていても。
きゅ、と力を込めて閉じたスレッタの手の足の指の間を、ぬちゅり、MSが触手で入り込み指を絡め取る。『安心して』と宥めるように。『蕩かし直してあげる』と宣言するように。
一方、ラウダの方でも状況が変化していた。
搾精待ちでぱんぱんのちんぽでも淫魔の支配権が勝り、いつの間にか外気にさらされている。ディランザの、MSの緑の触手はいまや痩せ細り、ちんぽの震えにしがみつくのもやっとという有様であった。
何度も何度も媚毒を送り込んでいた口内の触手がぐぽっ、と音を立てて引き抜かれる。
「げほっ!は、ぁぁ」
咳き込むラウダは尚も襲い来る快感にぼうっと呆けていたが、徐々に近づくスレッタにぎょっと正気を呼び起こされる。
全身の性感帯に淫紋を描く淫魔の触手を絡みつかせ、快感に身もだえするスレッタの様子は、射精を禁じられていなければ見ているだけ達しそうになるほどの淫靡さであった。
「おい、待て、クソ!正気に戻れスレッタ・マーキュリー!お前の淫気耐性は飾りか!!!」
「らって、これ、光、ダメですよお……。気持ちいいの、もっと欲しいの。いっぱい気持ちいいのに、おまたも、おなかも、足んないのぉ……!」
「……まさか」
すっかり快楽漬けになったスレッタの言葉と、彼女が自分の腹の上に運ばれてきたことで、ラウダはどうして淫魔が自分の射精を禁じたのか理解した。あれほど淫魔に支配されて快感を高められていながらも、スレッタの雌穴がいまだ触手に占領されていないことも。
だんだんとラウダの男性器の触手が体積を増していく。一部一部がボコボコと大きく瘤を作っていく。
「ディランザ、チャージいそい、お゛っ♡」
起死回生の一撃、その準備をMSに命令すれば、緑の触手が唯一掌握している性感帯、尻穴でMSの触手が激しく動き回る。触手の正面にごつごつとイボを生やしながら、前立腺をほじくり回す。しかし、間に合わない。
――ヒトを繁殖させる心づもりなのか、効率よく同時に快感エネルギーを搾り取るつもりなのか。
ラウダのちんぽの真上からスレッタの雌蜜がぽたぽたと滴る。ラウダに見せつけるように、あざ笑うようにゆっくり時間をかけてスレッタの雌穴とラウダの雄棒が触れ合う。焦らしに焦らされた雌穴がぱくぱくと、何度も何度も物欲しげにちんぽと触手に口づけ、舐めまわす。淫魔はそして、ずちゅん!と勢いよくラウダをスレッタに無理矢理捻じ込ませた。
「ふあああ♡おちんちん、入ってきたぁ♡♡♡」
「ひぐう♡」
ずっと待ち焦がれた雄へきゅうきゅうと媚びるように、スレッタの雌穴が淫魔の触手を纏わりつかせたままのラウダのちんぽを食い締める。『気持ちい穴っぽこでしょう?』『もっといっぱい気持ちよくできますよ?』『だから、もっとちんぽください♡』とねだるように。
歯を食いしばって快感を耐えていたラウダが、はぁっ、と大きく息を吐いた瞬間、ラウダのちんぽから射精禁止し続けていた淫魔の触手が――らせんを描いてちんぽに絡みついていた触手が、ずろろろ!と勢いよく二人の性感帯を擦り回しながらスレッタの雌穴の入り口手前まで一気に引き抜かれる!
「ひきゃああ!♡♡♡」
「あ゛ーーーーーっ!♡!!♡♡!!!♡♡♡」
解放されながら責め立てられたラウダの、爆発のような射精。あまりの快感に真っ暗になったラウダの視界で、チカチカと星が飛ぶ。スレッタも無事ではない。ついでのようにGスポットをノックされてあまりにもあっけなく絶頂に追い落とされた。
ぐったりと、もう息も絶え絶えのラウダと、スレッタ。呼吸をするしかできない二人の肉の合間にまた淫魔が割り込みからみついてくる。――だけではなく、『浮気はだめだよ!』というように、ラウダの、スレッタのMSの動きが活発化する!
「あ、えありある、まっへえ♡」
「でぃら、まっ、ひい!♡」
エアリアルが力を振り絞り、スレッタとラウダの間に自分の白い触手を捻じ込ませる。内部でぬとんとスライム化したそれは狭い空間全てを満たしてぬぷぬぷと我が物顔で動き回る。
ディランザもラウダのちんぽに張り付いていた細い触手をさらに細くしてラウダの鈴口に滑り込ませると内部でスライム化し、抜き差しを繰り返して擬似射精の快感を与える。更には触手の根本を尻穴を支配するイボ触手を繋げ、一つの動きでより効率的に快感を搾り取ろうと反復運動を繰り返す。
淫魔もまた、触手の瘤の合間に柔らかな突起をいくつもいくつも生やして這いずり、絡み、抉るように動く。
3つの触手・スライムがスレッタの雌穴の中で、ラウダのちんぽを巻き添えに蠢き、舐り、擦り回る!
「あーっ♡あーっ♡」
「ひ♡ぉ♡ほぉ♡」
何度絶頂を繰り返しても、体に張り付いた淫紋の催淫光が気絶することを許さない。ただただ脳が融けそうなほどの快楽の坩堝の中で翻弄され、性感エネルギーを搾り取る餌食であることしか許されない。
2人の声が枯れ果てた頃、ようやく淫獄の終わりが訪れた。突如としてエアリアルの武装、12のビットが空中に半球を描くように展開する。
――『僕のお嫁さんによくも浮気させてくれたな!』
カッ!と淫魔の催淫光を掻き消すように眩い光が放たれる。バチバチと火花を纏わり付かせたビットが動き回り、蓄えた快感エネルギーをエアリアル固有の波動に返還した、淫魔だけを殺すビームが全方位に照射される!
じゅっ!
ビームが淫魔菌糸に覆われた壁を薙げば、そこから光が消え去り、無機質な黒い壁があらわになる。最初の被害者を銜え込んでいた触手塊もビームに晒されボロボロと崩壊していく。
「あぎぃ♡」
その中心にいた被害者はビームに体内まで貫かれて失神した。淫魔だけを殺すビーム――他の淫魔に利用されないように変換されているが、本質的には凝縮された快感エネルギーである。つまりヒトにとっては快感照射ビームとして働く。
くるくるとビームを放ちながら回っていたビット達は、ひとまず周囲一帯の壁や天井から淫魔を排除し終えて一旦停止する。勿論、この地下施設内にはまだ淫魔が残っているだろうが、この場所さえ安堵してしまえばもはや外縁部の淫魔菌糸には快感エネルギーを得る餌食がいない。二人の撤退後に後方部隊が駆除することだろう。
この場所に残る、淫魔の生き残りを排除するため、ビットたちは180度反転した。ビット達の半球の内側・中心。つまりスレッタとラウダ、そして二人に取りつき入り込んだ淫魔の触手へ向かって。
二人を至近距離からじろじろと無遠慮にビットが見つめ、そして無慈悲にビームを発射する。
じゅううう!
「ああああっ!♡!♡!!♡♡♡!!!」
淫魔の菌糸一片も残すまいと執拗に、光線が嘗め回す。特に淫紋を描いた箇所はその文様を上からなぞるように執拗に。――スレッタの体の奥底により強く快感照射レーザーで淫紋が刻まれたが、一週間もすれば消えることだろう。
体の奥に入り込んだ菌糸や触手も複数のビットの光線を重ねて焼き尽くす。なんか巻き添えを食って気絶したラウダとかダメージ受けて瀕死のディランザもいるがまあそれはそれ。
「いぎっ♡ひ♡……♡♡♡」
ヒトの限界を超える、脳が焼き切れそうなほどの快感。しかしエアリアルにすっかり浸食されていた体は、エアリアルの与える快感を全て受け入れるように作り変えられている。気絶することは出来ない。
全ての淫魔菌糸を駆逐して、ビット達が沈黙する。その時までスレッタにはのけぞり目を見開いてボロボロと涙を零して待っているしかできなかった。