Let's九喇嘛の丸呑みプレイ
スレ主九喇嘛と会ったあの日以来、ずっと続いていることがある。今日もまたそれがあった。
「…来たか…ナルト…」
「…これ毎日夜やんなきゃいけないんだってば?オレってば任務で疲れてんだけれど…」
そう弁明しても九喇嘛は腕組みしながらも説明してくる。結構強情なんだよなぁ…。

「フン、他の尾獣共に張り合って、相手できるようにするには毎日の訓練が欠かせないからな。多少の体の負荷も筋トレになる」
「うーん…そうかもしれないけどさぁ…」
「それにそんな体していて疲れる訳ないだろう。いいから早く来い」
「えー……(これ絶対自分がやりたいだけだってばよ…)」
オレが呆けたような表情をしてると九喇嘛の手が飛んできた。
ムンズッ、ギュッ!
そして逃げる間もなく九喇嘛の手の中に収められる。

「フン、今頃儂の力にビビってるのか?」

「へっ、こんなに何回もやってて今更ビビるわけないってばよ」
「フン、減らず口は相変わらずだな。トマトジュースにしてやってもいいんだぞ」
「いいからやれってばよ」

ググググ…!ギュッギュ!
物凄い握力を込めてオレを握り潰そうとしている…らしいことはわかる。
九喇嘛の握力は人間はおろか岩や金属の塊まで握りつぶせる。だからその程度の力は掛けてる…と思うってばよ。
この技に対抗できるように鍛えた…のはいいけど、あまりに鍛えすぎたせいかこのくらいなら大したことなくなってしまった。
まぁそれはオレに構わないとなんか辛そうな顔をする九喇嘛のため…だしあと防御力を上げるって言う修行にもなるから、まぁ今となっては別にいいんだけどな。
手の中でギュッとする力は肩の下の肉を縮めるだけに終わる。
昔は怖かったこの技も今はただのマッサージだ。九喇嘛がオレのトマトジュースを飲むのは叶わないだろう。元から嫌だけど。
「グウゥゥ…グオオオオ!!!!」
目の前で雄叫びを上げながら握りしめる姿は壮観だ。オレはそれを眺めているしかない。…そんなにオレのトマトジュース飲みたいのかな…。
「そういえばさ…尾獣ってこうやって人をギュッてやるの好きなんだってば?」
「あ?……ワシは違うが他の奴らはそうだ。頑張って耐えろ」
「……(ほんとかなぁ…)」
~10分後~
「ハァハァ…」 汗だくになって力尽きたかのように握力を緩める九喇嘛。いつもそこまでやらなくてもいいのに…と思いながら付き合ってしまう。
「ヨシッ!今日もオレの勝ちだな!」
「フン…次だ次!」
そして今度はオレを口のところに持って行った。今度は丸吞みかぁ…。

ググググググ…ガシ…!
歯がオレの体に食い込もうとするが、筋肉がそれを防いでしまう。これもいつも通りだ。
「(ガッ…!顎がイてぇ…こいつどういう体してるんだ?)」
「なんか九喇嘛、噛む力弱くなってない?」
「ワシの歯が刺さらないお前がおかしいんじゃ!」
グググググ…
「グオオオオ!!!!(うっ…この儂が…筋肉すら削げないとは…)」
そう雄叫びを上げながらオレの体に歯を突き刺そうとしてくる。

「お、ちょっと刺さってるってばよ!」「あ?あぁ…」
見ると数cm程度筋肉の中にめり込んでいるのが見えた。ちょうど胸のあたりだ。
それでも胸筋内で止められ、心臓に到達するまでには至らない。
それを見る九喇嘛の顔は、なんだか嬉しそうだった。
「なあ九喇嘛ァ、そんなにオレの筋肉食べたいんだってばよお?」
「……だからこれは他の尾獣の癖であって訓練だと何度も…」
そうは否定してくるけど、こりゃ多分食べたいんだろうなとは顔から分かる。
「まぁどっちでもいいけどさ、なあさっさと飲み込んでくれってば…どうせこれ以上歯ぁ刺さらないんだし」
「…(こいつ…)」
すると、九喇嘛は大口を開け、オレを奥に引きずり込み始めた。
グオオッッ!パクッ!

「いやぁ…九喇嘛の口、いつみてもデカいなぁ…」
「フン、言ってろ。消化されてから泣き言言っても遅いぞ」

ヌチョ…ヌチョ…
そして今度は胃液がオレの体にかかる。ヌチョヌチョとして気持ち悪い…。
掛かったところの皮膚がシュウシュウ言っていて、少し痛い。
けどオレの筋肉はその程度じゃ溶けない。
「うわ、ズボンが溶けてるってばよ…脱ぎゃよかったなぁ…」
ズズズズズズ…ゴボゴボ…
そして胃の中に胃液が充満していく。昔はサラサラしていた気がするのに、今は脂っぽくて少し気持ち悪い。
「ウエッ…ゲホ…なんか九喇嘛の胃の中脂っぽくない? ちゃんと野菜も食べないとダメだってば」
「お前がラーメンばっか食べるからこっちも胃もたれするんだろうが!」

ズズズズズズ…
そしてさらに奥に引きずりこまれていく…ところで止まった。オレの体が大きすぎて、栓のようになってしまったようだ。そこは胃の出口にあたるところで、ドンドン胃液がたまっていく。
「というかいい加減ここから出せってばよぉ…どうせ消化できないんだからさぁ」「………ッチッ…」
中々じらして吐き出そうとしない。今日はそういう気分じゃないみたいだ。
だからといってこのままという訳にはいかない。ので最終手段で少し脅してみる。
「…出さないなら影分身で胃を突き破ってもいいってばよ?九喇嘛」
「!!!……わかった…。吐き出すからそれはやめろナルトォ!」
そう言うとやっと吐き出す気になったみたいだ。そう言うとズズズズズという音と共に、喉の方に上がっていく。そして…
ガパッ!
オレは胃液まみれのまま吐き出された。
「うえ…胃液まみれだ…。ちょっとシャワー浴びてくるってばよ」「………」
それを見送る九喇嘛の顔は、少し名残惜しそうだった。
~10分後~
「はあぁっ、さっぱりしたってばよぉ」
「そうかナルトォ、何ならワシの唾液シャワーで洗ってやったものを…」
「いやそれは勘弁だってばよ」

スッとオレは九喇嘛に近づき、そしてずっと疑問に思っていたことを投げかける。
「なあ、九喇嘛ぁ…そんなにオレの体に美味しそうに見えるんだってばよ?」「!!」
それに九喇嘛はなにか物欲しがっているような、歯を食いしばった顔をする。
なにか変なこと言ったかな…。
少しの間と共に、九喇嘛が熱い吐息を吐き出しながら、少しだけ本音を語り始めた。
「…あぁ…認めたくはないが、どうしても旨そうには見える。。おそらく六道のじじいに植え付けられたものだがな。。。」
なんか九喇嘛がこう言うこと言うのは珍しくて、オレも少し同情の念を持ち始める。
「…そう…なん…だってば…」
「だがそれは本来お前に関係ない事だ。お前は四代目にワシを封印させられ、ワシはお前に封印された。だが人柱力だからといって尾獣の性欲の慰めになる謂れはないだろう。これはわしの問題だ。お前には関係ない」

九喇嘛はそう言い切るが、オレはそうは思わなかった。オレが今いるのは九喇嘛のおかげだからだ。
「…でも九喇嘛はオレをずっと必要としてくれていたってばよ。子供の頃から、オレが誰にも求められてなかった頃から、ずっと。たとえ性欲処理の道具であっても、だってば」
昔からそうだった。孤独だったオレをずっと必要としていたのは九喇嘛だけだった。
今は訓練とか言ってるアレも、手や歯を通してチャクラをこっちに流そうとしてることくらい分かった。そもそもアレももっと優しいものだった。今みたいにかなり激しいものになったのは、オレが体を鍛えてからだった。

「別にオレはどれだけ味わっても食っても構わないってばよ。九喇嘛がオレを求めてるなら。それに喰いたいって言うのを隠す必要もないってばよ」
オレがそう言い切ると、九喇嘛は素っ頓狂な顔をした。そして…
「…分かった。お前がそこまで言うのなら、食ってやろう…。心ゆくまでな」
そう言うとまた九喇嘛は大口を開け始めた。へっ?まさか?
「えっ、今日はもう流石にやめろってばよ、な?九喇嘛?」
パク!
「ちょ!クラマァアアアア!!!」
≪終≫