Kar-23DF
Kar-23Fは1943年にウマムスタン海軍が採用した艦上戦闘機。Cak-120DFの後継として開発された。Cak-120DFは優秀な戦闘力を持っていたものの、航続距離に問題があり必ずしも満足行く戦闘機ではなかった。それに対して長距離侵攻能力、戦略爆撃機護衛任務にも用いることを考えて設計が進んでいたKar-23Fはより航続距離が長く、艦載機としての使用に耐えることが期待された。Kar-23Fと同時並行で設計が進められ、ウマムスタンの艦上戦闘機としては初めて本格的にして大掛かりな折りたたみ翼が採用された。これはウェーキ島でアキツ軍が鹵獲し、その後ウマムスタンが研究用に買い取った機体をリバースエンジニアリングした機構も大いに利用されている。
Kar-23Fが東部義勇軍団や本国で1943年の5月ごろに本格運用が始まったのに対し、ウマムスタン海軍でも1943年7月より本格運用が始まった。
Kar-23DF-11
陸上戦闘機のKar-23F-12をベースに設計した型。優秀な性能を示したものの、後述するKar-23DF-12が主力となり、少数の量産にとどまった。
Kar-23DF-12
ウマムスタン海軍の思想に基づき改設計がなされた型。当時ウマムスタン海軍が運用する艦載機は主にCak-120DFやLaz-40DAなどの空冷エンジン搭載機であり、空母艦載機の主力に空冷機を採用することはアキツ、ダートの両軍で見られる特徴であり、これに倣おうという海軍士官は多かった。実際厳しい空母の環境下で運用するのであれば、整備性が良い空冷エンジン機を採用することにはメリットもあった。これまで空冷エンジン機をメインに使用してきた空母部隊でも経験が豊富であり、スムーズに機種転換が進む可能性も指摘された。さらに新型の主力戦闘機Kar-23F、De-3Fは共に液冷エンジンを搭載しており、空冷エンジンを搭載するのは後継への置き換えが進むLaz-40Aや準主力戦闘機のYu-231F/Aであった。そのため比較的生産力に余裕があり、空軍と競合しにくいことからも採用が決定された。
より格闘能力が高いCak-120DFの最新型を好む搭乗員もいたが、概ね性能は良好であった。折りたたみ機構や着陸脚の強化、艦載機化に伴う様々な仕様変更、空冷エンジンへの換装により最高速度はKar-23F-11の692km/hから650km/hと大幅に低下したが、艦上戦闘機としては十分だと判断された。後に入手したF6F-3との比較では
・速度においてはF6F-3にかなり勝る。
・火力面においても20mm4門は12.7mm6門に比べ非常に強力と言える。
・上昇、加速性能においてもF6F-3に勝る。
・一方で格闘性能においてはF6F-3に劣る。F6Fは大きな翼面積からダート軍機の中でもトップクラスの格闘性能を持っており、アキツ軍機に比べ低速域の格闘性能は低いが、高速域となればアキツを上回る。Kar-23DF-12は余程の練度の差がない限りいかなる状況でも一対一の格闘戦は避けるべきである。
・防弾性能においてもF6F-3が勝る。
・航続距離に関してもF6F-3の方が優秀であり、運用の幅はこちらの方が大きい。
と評価し、零戦に対しては「低速域での格闘性能、航続距離以外の点で上回る」と評価を下した。さらに無線機と電波航法装置、味方のレーダーに対するIFF(敵味方識別装置)を搭載するなど、慣れない洋上での作戦活動に必要な各種装備が整えられていた。