Kar-21B

Kar-21B


Kar-21B


Kar-21Bはカラ設計局が開発した第二次世界大戦期の爆撃機。ウマムスタン空軍の他連合各国で使用され、各戦線に投入された。


概要

Kar-21Bは第二次大戦中のさまざまな戦場で使用され、最大6000 lb(2712 kg)という連合軍の双発爆撃機としては最大クラスの積載量、および最高速度518km/h(初期型)という高速性を生かして枢軸軍に打撃を与えた。また防御機銃も13mm機関銃8門と同世代機に比べ大幅に優っていた。その一方で高速性、爆装量、生産性の全てを追い求めた結果防御性能は劣悪なものとなっており連合軍兵士からはB-26初期型と合わせ「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」と呼ばれ嫌われることも多かった。しかしながらその高速性能(同世代のB-25改良型B-25Hが438km/h、実戦装備を追加したJu-88A-4が450km/h程度)は替え難く、改良を施しながら終戦まで使用されることになった。


開発・採用

ウマムスタン空軍は1930年代から国産の戦術爆撃機の開発を計画しており、各設計局および企業に試作案の設計を依頼していた。これを受けてカラ技師は双発型の速度、積載量、生産性を両立可能な戦術爆撃機の設計を開始した。


余談になるが当時のウマムスタン海軍(空軍)ではボマー・マフィアが大きな勢力を持っており、この計画にも大きな影響力を持っていた。カラ設計局にも「戦略爆撃機を設計するように」という圧力があったが、カラ設計局はこれを退けることに成功している。この選択がカラ設計局が後のウマムスタンの航空技術分野において最も大きな影響力を持つ要因の一つとなった。


設計は1940年中に完了し、1941年3月には試作機が飛行した。同機は優秀な性能を示したものの、各所から防御力を不安視する声が上がった。しかし、試作案を提出したカラ設計局を含む5組織の内3社はボマー・マフィアの要請により4発の大型爆撃機を提出しており、双発の戦術爆撃機として使用可能な機体はカラ案およびチャックマク案しか存在しなかった。このうちチャックマク案は比較的コストが高く、防御性能を除けば全ての性能が良好なカラ設計局案が採用されることになった。この後Kar-21Bは大戦中におよそ19500機が製造され、ウマムスタンで最も多く製造された軍用機となった。これによりカラ設計局はKar-20Fの採用と合わせ、ウマムスタンにて最も影響力のある設計局の地位を手にした。


実戦

1941年7月にウマムスタン空軍への引き渡しが開始されたが、武器供与法の成立により連合軍への供与が優先されたため空軍への配備は後回しにされた。


Kar-21Bは1941年11月に初めて実戦投入された。当時の双発爆撃機を凌駕する速度性能に優秀な防御火力、爆装量を持つ機体の登場はエイシン軍に衝撃を与えた一方、前線のパイロットには「機銃は厄介だがちょっと小突けば落ちる」と言うものもいた。実際Kar-21B初期型は、東部戦線において実戦投入後その爆弾搭載量を生かし多大な戦果を上げたものの損害も非常に多かった。そのためウマエト軍パイロットはこの機体に乗るのを嫌がったが、高速で侵入し500kg 爆弾5発を投下可能な性能は魅力的であり、ウマエト空軍上層部はこれを重宝した。最終的に改良を施されつつ終戦までウマエト空軍の主力戦術爆撃機として使用されることになった。


同時に本機は北アフリカ戦線にも配備された。北アフリカの連合軍にとっても高速、大積載量の爆撃機は有り難く、多くの戦闘に投入された。特にこの機体はダート航空隊に大きな影響を及ぼした。当時のダート軍が生産、運用していたB25A~Dの武装は7.62mm機銃3門、12.7mm機銃1門でありKar-21Bの武装13mm機銃8門に比べ大幅に劣っていた。にも関わらずB-25Bの最高時速482km/h、搭載量2000kg以下という性能を上回り、かつ低コストであった。Kar-21Bの投入は後のB-25H以降の改良型に大きな影響を及ぼした。連合軍パイロットの中には「Kar-21Bは間違いなく棺桶だ。だがアイツに乗った後だとB-25が狼の群れの前に放り出された子羊にしか思えなくなる。」と言う者もいた。


Kar-21Bは北アフリカ戦線の後には英仏海峡の航空戦やノルマディー上陸作戦、その後の西部戦線でも主力爆撃機として運用された。この頃になると防御性能もある程度改善されており、その防御火力、高速性能も合わせて連合軍兵士に愛される爆撃機となっていた。


…以下戦後の活躍 またあっちこっちに出張ってそう


補足

考えてみるとだいぶオーパーツ寄りなKar-21B


19500機が製造:前の推計より。こんだけ優秀ならまあそれぐらい生産されるわな


ウマエト空軍の主力戦術爆撃機:当時のウマエト軍の主力双発爆撃機はPe-2(こっちは搭載量1000kg程度の軽爆撃機)、Tu-2(と一応IL-4、長距離爆撃機だから微妙に違うのだが) 正直Kar-21Bが防御力除けば優秀すぎるのよね。ちなみに性能が近いTu-2は最高速度521km/h、武装は20mm*2、7.62*3、12.7*1、最大爆装量2000kg、航続距離2000kmである。そして生産数は戦後含めて2250機。ウマエト空軍は絶対にKar-21B無しで戦えない体にされてる


B-25への影響:ダート軍「なんじゃあこの虚弱体質高速ハリネズミ爆弾魔は」 Kar-21Bとか戦争末期にはどれぐらいのハリネズミになってたのだろうか…


Laz-40Aもそうだけど東アジア戦線は?:まあ多分投入されてる。(当時のアキツとウマムスタンがどういう関係だったのかわからんが)場合によってはあまり投入されてなかったのかもしれない。


多分採用試験の時に

士官「もうちょい防御力なんとかならない?」

カラ技師「無理です、速度が落ちます。高速性能を生かして回避するか機銃で撃ち落としてください。」

士官「思い切りが良いなあ…まあ防御力以外がすごく優秀だし採用!」

っていうやりとりがあったんだろうなあ


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