Ich liebe dich

Ich liebe dich

愛しい人


いい夫婦の日に電撃入籍した世界線です


閲覧注意!!

ワンクッション🇩🇪🏰🎤🎼


シュネル→一人称 私・僕

敬語のムッツリスケベ

ソング→一人称 アタシ

高身長のクーデレ美人



「私たち、結婚します」

そう言った時の驚いた同期達の顔は

一生忘れないだろう。

指輪をして過ごす何度目かの週末、意を決してその言葉を口に出す。

「ホテル、行きましょうか。」

それを聞いた彼女は一瞬眉を顰めるが、すぐに元のすまし顔に戻る。

行くあてはあるのかと聞かれるが心当たりはあった

チームメイトの祖父が経営しているホテルだ。

「宿泊でお願いします。」

鍵を受け取り、部屋へと歩みを進める 

誰かとこういった所に来るのは初めてだった。


頼れる夫として情けない姿は見せられない。「嫁さんいんのに1人で何度も来て、正規料金払うとか虚しくならんのか」と彼は仰っていたが、ぶっつけ本番で失敗するよりよほど良い 事前に確認した甲斐があったというものだ。


何度も身体を重ねているとはいえ、紳士たるものがっつくのはまだ早い…にこやかな笑みを浮かべエスコートする。

「準備をしておきますので、シャワーお先にどうぞ」

「…なんか手馴れてて腹が立つけど、お言葉に甘えて。」


───しばらくして浴室から出てきた彼女は

何も身に付けていなかった。


驚きのあまり目を見張ってしまう。

流石にまだ恥じらいがあるのか手で隠しているが、その腕や首、腰にまとわりつく長い黒髪が色っぽい。身体は現役の頃と比べると全体的に脂肪がついたが寧ろギャップがあって…すると彼女は視線に気づき訝しげな顔になる。


「…何?手っ取り早い方がいいでしょ」

思わず声が上擦ってしまう。

「え、あ…そ、そうですね?」


「隠してるつもりだろうけど、アタシにはバレバレだから。何度も来てたんでしょ?このムッツリ。ムッツリマイスター。」

鼻を擽る香りと共に彼女は近づいてくる。

「何の事だか…まだ私の知らない日本語があったのですね」


首に手が回る

「目が泳ぎまくっててそれ言う?嘘つくのホント下手なんだから」


睫毛が触れそうな距離まで顔が近づく「ねぇシュネル…キスして?」


普段の彼女からは想像もつかないような表情と要求だった。

言われた通りに口付ける。


「これでいいですか?」

「…意地悪。もっと」

最初はバードキス 間をおいてフレンチキス

付き合った時を思い返す そういえば彼女は

「フレンチはまだ早いから!!バード!バードにして!」なんて恥ずかしがってたっけ…それが今やこれだもの。


こんな淫らな女に育てたのは一体誰だ?

あぁ、私か。


互いを繋いだ銀糸が淫靡な空気を醸し出す。いつからだろうか、誰にも渡したくないという醜い嫉妬心が芽生えていたのは。


我慢の限界だった。

細腰と後頭部を掴み多少乱暴に唇を重ねる

──彼女の全ては僕だけのものだ


「その顔、僕以外には見せないで ソング」

「言われなくとも見せる気無いから…そっちこそ、アタシ以外に見せないでよね」


「「約束」」


そういって僕たちは、互いの薬指に歯型をつけた。





指輪で隠れる所に歯型でサンデーの❌みたいになってるとエモいなと思いました!

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