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頭のおかしい担任、黒の少年、そして___教師と少年に挟まれ、屈託なく笑う虎杖。


その表情が、なんだかとても愛おしく思えて。

瞬間、釘崎は感じ取る。


(__違った)

(そうか、私……)


あのとき感じた言い表しがたいモヤモヤの理由、その真実を今更知ってしまう。


(馬鹿。大馬鹿。どうして今更)

(なーにが『天地がランバダを踊ってもない』よ)

(結局、私だってアイツに__)

絆されてしまっていたのだと。


そして


(はーなんで今更気づいちゃったのかしらね、あーイライラする…)

自覚した想いと共にグツグツと煮えたぎった感情が心を染め上げていく。


(私にこんな想いさせといてタダで済むと思ってんのあの馬鹿…もう絶対に許さないから…)

一途な想いを自覚し、その想いに染まった乙女の心を映し出すように栗色の瞳から光が消えていく。


溢れ出す底なしの想いと共に漲る青天井の力を持って、今すぐやるべきことは、ただ一つ—————


「絶対に許さないから💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️覚悟しなさいよ💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️虎杖💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️」


***************


「さーて、どうなるかな?マーニャ、ワクワク!」

「や、やめろ…!」

「おい、ツギハギ…」

「ん?どうしたの?遺言?さっさといいなよ—————

「オラァ!」


ドゴォバキィブラッシャァッッ!!!!


とても人が出してはいけないであろう音と共にツギハギの呪霊は

たった一人の想いが込められた一撃によって木っ端微塵に消し飛んだ。


「くぎ…さき…?ってうわっ!?」

ドサッ

「はー💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️はー💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️私をこんな気持ちにさせておいてあんたタダで済むと思ってんの?💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️今日は何があっても絶対に寝かせてあげないから💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️今からすること全部あんたが悪いんだから💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️覚悟しなさいよ虎杖💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️」

ググク…


そう、愛という最も重く、最も歪んだ呪いによって。


そして————


「ちょっちょっちょっと待て釘崎!何が何だかよく分からんからとりあえずどいて…あれ?全然びくともしない…あっちょっやめt

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