DREAM FACTORY ZONE ACT 3

DREAM FACTORY ZONE ACT 3


ホシノがショットガンを構えたその瞬間、ホシノの背後から水色の球体が軌跡に青白い光の線を描きながらメタルホシノ目掛けて突っ込んできた。

メタルホシノがすかさず盾でガードすると、水色の球体は跳ね返り、着地してどこか懐かしい雰囲気を纏う小さな方のソニックへと姿を変えた。

小さい方のソニックは背後にホシノが居ることを確認すると、彼女を制止するように掌を向ける。


「ソニック?……悪いけどここはおじさんにやらせてくれないかな?」


小さなソニックはただ黙って首を横に振る。

そしてホシノよりも前に出て、メタルホシノに立ち塞がる。


「……なんだ、ソニックが来たのかと思って焦ったけど…“こっち”のソニックなら大丈夫そうかな」


ソニックは自分のことを見くびる彼女にホシノに目配せをして「何を言っているんだ、こいつは」と言うように肩をすくめ、微笑を浮かべながら人差し指を左右に振るゼスチャーをしてみせた。


「ひぃ……ソニック君、ホシノさん!お願い……助けて…!」


「ユメ先輩……?」


メタルホシノは震えた声で二人に助けを求めるユメに困惑した。彼女とてユメを傷付けたかったわけではないのに、彼女の為を思ってとった行動全てを嫌がって、自分より長く付き合っているだけの友人と現地で出会って日の浅い女を信じていることが理解できなかった。

ソニックも声がした方を向くと、両手首に輪状の拘束具を嵌められ、鉄製の壁に磔のような状態にされて涙を流しながらもがくユメの姿を見る。拘束具は鉄に強くくっついていて、獣人でそれなりにパワーのある彼女がいくら足掻いたとて全く動いていないという点からかなり強力な磁力を帯びていることが見て取れる。そんな状況に怯える彼女を見てソニックの表情が一変、余裕の笑みが鋭い眼光を飛ばす獣のような顔付きになる。

それはエミーがメタルソニックに攫われたときのことを思い出し、同じ過ちを二度も犯した自分への責と大切な友人──ユメを傷付け、彼女の涙を引き摺り出したメタルホシノに対する怒りが作り出すものだった。


「やっぱ、許せないや…」


ホシノは再びショットガンを構えた。

そして、ソニックに目配せをする。

      ・・

「いいよね?あれ撃っても」


ホシノも同様に二度も大切な人を失った自責とユメに対するメタルホシノの行動への怒りで煮えたぎっていた。

今度はソニックも首を縦に振り、GOサインを出す。

床に溢れて染み付いた謎の薬品や安全面に対して無配慮な工具類が散乱して放置された廃工場の最奥にて、ソニック&ホシノvsメタルホシノの互いに大切な者──ユメ・ガーデニアを賭けた闘いが始まる。


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