DExM-MiXVI『フィジードリンク(Fizzy Drink)』

DExM-MiXVI『フィジードリンク(Fizzy Drink)』

技術者が来襲(き)たぞ!

 『アルカディア』技術開発部門が手掛けるハイエンド龍滅装備『Drago Ex Machina』シリーズの16号機。RXVII『エクレア』と同時に竜騎士団『ワイルドハント』へと配備され、現在は“H35”セドナの契約ドラゴン『潰鯨竜』パロマーの鞍に積んで運用している。カラーリングはダークグレーにブラック

 同時期に開発されたFXV、RXVIIとは対照的な

操弾(タスラム)に頼らない弾道制御

・状況に応じて弾頭を使い分けられる汎用性

 を両立するべく開発が進められた結果、水平に展開すれば全長2mにも達する大型ミサイルランチャーとして完成。当初の目標と絶大な制圧力を実現したものの、対エネミーの兵装としては規格外のサイズと重量からドラゴンの鞍や車両・ボートに積載しての運用が大前提となってしまった。

デザイン

 ミサイルを生成・供給する「本体」その左右に接続された縦長のランチャー2基で構成され、陸上種やサーペント種の鞍に取りつけた状態で展開すると鋼鉄の翼のようにも見える。

 保護ケースを兼ねる外装は至近距離での爆発すら無傷で凌ぐほどに堅牢。またランチャーの位置や傾きは基部のジョイントでそれぞれ独立して自在に調整できる。

 なおセーフティとして各部に装着されたカバーや留め具は起動時に下から順に弾け飛んでしまうため、3級異産〈竜印のペンダント〉で回収の手間を省いている。

超小型ミサイル

 無色透明の外殻と激しく泡立つ内部が特徴的なミサイル、その名に違わずサイズはわずか500mlペットボトル程度

 これは各種カートリッジから本体に供給された複数のブレスを弾頭として合成、ランチャーに供給・充填したのち竜気因子を混ぜた推進剤によるコーティングを施し、強度を確保しつつ軽度の誘導機能を付与したもの。

 なお一連のシステムにはSVII『アンバーシュガー』などで培われたノウハウを有するコートニー・ジャービスも携わっている

 現時点で実装されているカートリッジは

・着弾時に小規模な爆発が生じる火竜のブレス

・着弾地点に冷気を散らし複数発で標的を凍らせる氷竜のブレス

・弾道に視界を遮る霧を残し複数発で煙幕を展開する霧竜のブレス

・航続距離を伸ばし誘導機能を強化する、外殻と同質の追加推進剤

 の4種類。ただし火竜と氷竜のブレスを合成した高威力の弾頭は圧力も高く、専用の発射口からしか撃ち出せないため同時発射は最大2発。

性能

 小型化の代償として一発ごとの威力は極めて低く、簡易結界などの中和作用にも即座に打ち消されてしまう。しかし最大16×2+2発という圧倒的な手数と弾頭の使い分けによる高い汎用性を誇り、極めつけに追尾する標的どころか

・正面から突き進む

・上空から降り注ぐ

・迂回し左右から挟み込む

 などの単純な弾道パターンを1発ごとに設定可能、一斉に射出されたミサイルは無限に等しいバリエーションを描き出す

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