Can you celebrate

Can you celebrate


 ある日突然、行方不明だったマルファ姉さまが帰って来ました。

 お姉さまは悪魔に苦戦する私エリスを危機一髪のところで救って下さいました。その実力も美しさも失踪する以前と比べて少しも衰えてはいませんでした。

 ひとしきり再会を喜びあったあと行方不明だった理由を尋ねましたがはぐらかされてしまい、続けてお姉さまは照れくさそうにこう仰いました。

「私、ある殿方と結婚することになったの」

 足が地につかなくなったような気分でした。スールの誓いのことではありません。それなら私もお姉さまが居なくなってからステラと新たに結びましたから、お姉さまを責めることなど出来るわけもありません。辛かったのは、お姉さまは本当は女の子同士の恋など嫌だったのではないかと思ってしまったからでした。

 黙り込んでしまった私に、お姉さまは近いうち夫婦二人きりでささやかな式の真似事をするつもりだから来てくれないか、と言ってくださりました。私は気持ちに区切りをつけるためと思って申し出を快諾しました。

 ──それが大きな間違いだとも知らずに。

「はっ♡はっはぁぁっ♡アナタ♡アナタぁ♡♡♡」

 待ち合わせた小さな廃チャペルに行くと、そこではお姉さまがはしたなく足を開きながら男の人の股間に顔を埋めて一心不乱に口で奉仕していました。

 いえ、はしたないのはポーズだけではありません。表情は締まりのないニヤケ顔で飼い主に媚びを売る犬のように舌を垂らしていて、服装はお姉さまのエクソシストとしての制服を切り刻んでドレスのように改造した格好で、股間から胸元にかけての部分が大きく切り抜かれて露出していました。

 再会した時は分厚い制服に包まれていて気付きませんでしたが、お姉さまのお胸はかつてよりも何倍も大きくなっていて、男の人のペニスを舐めるために頭を振るたび動きに合わせて重たそうに揺れていました。その先っぽで勃起する乳首も私が知っているそれの数倍も大きく膨らんでいて、変わっていないのはその鮮やかなピンクの色彩のみでした。

 呆然としているとお姉さまはこちらに気づき、小さく手を振りました。…ペニスのほうに視線を横目で残したまま。

「来てくれてありがとう、エリス♪」

 お姉さまは晴れやかな笑顔で仰いました。助けを求めてくれたらどれほど救われたでしょう。現実にはお姉さまは心から望んでそうしていたのです。

 金縛りにあったように硬直した私に、お姉さまは事情を説明し始めました。男の人がお姉さまの失踪の件での命の恩人で、お姉さまは心の底から彼を愛しているということ。…そして、彼がとても色好みなこと。

 お姉さまは彼にすっかり染められてしまったのだと、そんな猥談とも惚気話ともつかない話をつらつらとすると、私に質問を投げかけました。

 ……「3人で暮らさない?」と。彼が如何に男性として魅力的かということ、自分一人では彼の性欲を受け止めきれないということも語りながら。それを目の前で実演してみせるために私を呼び出したのだと。

 もう頭の中は目の前のお姉さまの痴態のことでいっぱいで、お姉さまと交わっている男の人の姿も大部分が靄がかかったようにはっきりと認識できません。ただ、お姉さまの体に触れているペニスや大きな手だけは私の意識を引きました。

「おっぱいが気になるかしら?」

 見透かされたようでドキリとしました。それを察したようにお姉さまはくすくす笑って、自分の手でおっぱいを持ち上げてみせました。教会で一番大きなイレーヌより二回りは大きいそれが手の中で柔らかく零れ落ちそうに形を変えました。

「彼のおかげでこんなに育ったのよ…♡見ていて、こんなことだってできるの♡」

 お姉さまは男の人のペニスに涎を垂らすと、おっぱいで挟み込みました。そして、おっぱいを両側から押し込んだり上下に揺さぶったりしてペニスを刺激し始めました。ぐちゅぐちゅといやらしい水音をさせながら少しずつ動きが早くなっていきました。

 お姉さまはおっぱいが形を歪めるたびに甘い声を漏らしていました。普通の女性ならこんなことをしていても感じるわけはないのに。それはつまり、お姉さまのカラダと性癖は既に普通の女性では無くなっているということなのでした。彼女が嬉しそうに奉仕するその相手に身も心も作り替えられていたのです。

 両側から寄せるようにしておっぱいを弄るお姉さまの白魚のような手に、男の人の大きくて無骨な手が重ねられました。そして、その手に思い切り力が込められました。

「あぁっ♡♡♡おっぱい潰れちゃうぅぅ♡♡♡♡♡」

 そんな嬌声を上げてお姉さまは身体を仰け反らせました。おっぱいは男の人の手とペニスの間で挟み潰され、背中が仰け反った拍子に引っ張られながら平べったく延ばされてしまっていました。その潰れたおっぱいを男の人の手はギリギリと擦り合わせるように容赦なくペニスに押し付けます。まるでスポンジでも使うような遠慮の無さでした。胸を乱暴に扱われれば扱われるほどお姉さまは感じているようで、舌をだらりと投げ出しながら涎を垂らしていました。

 ぎちぎちと音がしそうなほど渾身の力を込めておっぱいが挟み潰されると、胸の谷間から顔を出していたペニスの先っぽから精液が噴き出し、同時に達したお姉さまの恍惚としたお顔にかかりました。お姉さまは解放された手でそっとその塊を拭うと、うっとりとした表情で口に含み、丁寧に丁寧に咀嚼し飲み干しました。一つ一つの塊を拭っては飲み拭っては飲み、その姿に教会時代のお姉さまの美しいテーブルマナーが重なりました。

 全て飲み終えると、男の人はお姉さまの頭をそっと撫でました。おっぱいにしていたような乱暴さは影も形もないその優しさの真意はどのようなものなのでしょうか。

 お姉さまは立ち上がり、片脚を男の人に抱えてもらってお股を私の方に向けて広げました。陰毛はツルツルに剃られていて、小陰唇は昔よりも少し大きくなったように見えました。陰核は明らかに昔よりも大きくなって、包皮が剥けて赤い肉の豆として露出していました。

 それ以上をよく見つめる暇も無く、お姉さまの中にペニスが勢いよく突き入れられました。

「んほぉぉぉぉぉ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡イっぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 その声を聞いた瞬間、私は指一本たりと性感帯に触れてもいないのに達していました。

 体の芯を快感が貫いていくのと同時に、記憶の中のお姉さまの凛として気高い姿が音を立てて崩れ去っていくようでした。男の人が激しく突き上げるたび、掻き回されたお姉さまのあそこの匂いがあたりに広がりました。私と昔交わったときよりもずっとずっといやらしい、発情した雌の匂いでした。

 お姉さまはほんのりと脂肪ののったお腹に膣を蹂躙しているペニスの姿を浮かび上がらせていました。かつて強い意志で腹筋がうっすらと浮かぶほど鍛えていたそのお腹に。

 お姉さまは男の人の歓心を買おうとするかのように、わざとらしくぶるんぶるんとおっぱいを揺らしていました。かつて私が何度も頭を抱いてもらったその胸を。

 お姉さまは媚びて縋るように男の人の首に腕を回し抱きついていました。かつてたくさんの苦しむ人々を救い抱擁したその腕で。

 お姉さまは獣のような喘ぎをチャペル中に響かせました。かつて教会の誰より美しく聖歌を歌ったその声で。

 お姉さまは。お姉さまは。お姉さまは。お姉さまは。お姉さまは。お姉さまは。お姉さまは……………。一突きごとに思い出が蘇り、目の前のお姉さまの痴態に重なって溶けていきました。

 姦通を禁じる私たちの教義に照らせば、今のお姉さまは堕落したというべきなのでしょう。でも、お姉さまは思い出の中の何時どの場面のお姉さまより幸せそうでした。あんな風に幸せになることが堕落だというのなら私たちの信仰は何のためにあるというのか、分からなくなってしまうほどに。

 トドメとばかりに一段と勢いをつけてペニスが押し込まれました。お姉さまが最後の喘ぎ声をあげるより先に私は果て、お姉さまのあそこから精液が溢れてくるのと同時に目の前が真っ白になりました。

 ──それからのことはよく覚えていません。ただ、必死で頭を下げて考えつく限りの懇願の言葉を口にしたこと、二人はそれに応じてくれたことだけは確かです。

 目を覚ました時には私はお姉さまと一緒に男の人の…いえ、旦那様の腕の中でした。いつの間に運んでもらったのか、周りを見回すと見知らぬ部屋。恐らくは二人の愛の巣なのでしょう。私もこれからはこの部屋で二人と共に淫蕩な日々を送るのです。

 旦那様もお姉さまもまだお目覚めではありません。彼の雄の匂いと部屋に残るセックスの匂いが幸せに感じます。私も心地よい疲れの中、ステラやイレーヌ、ソフィアたちにもこの幸せを分けてあげたいと思いながら二度寝をするのでした。

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