CUGLY MONSTER’s
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『アディクション・ショット』
マツィヤはルキアと一緒に戦っていた...当初はルキアの始解もあって有利に進められていたのだが
「なんじゃあこりゃあ!!!」
「なにって...そっちのピンクの方が『デビ子』であんたの方は『はんぎょちゃん』よ」
「きsssssっしょ!!!!なんでこんなもんが商品化されてんだよ!!!」
太陽に吠えるような声を出したり何処かのゆるキャラなのか知らないキャラにケチをつける羽目になった
「おい鱈(タラ)ちゃん!!早いとこ俺をこの最悪なハーフから抜け出させてくれ!!」
「誰が『デビ子』だ『タラちゃん』だ!たわけ!放送の曜日が違うではないか!」
ルキアはぬいぐるみになってもある程度冷静に対処法を考えられていたがマツィヤはそれどころではない...なにせ自身が魂から嫌っている物を模したものに入れられているのだ
「最悪だ!テメエ...リルカ!!今に地獄を見せてやるからな!!」
意気込んでいるのは良いがマツィヤが魚道を使おうとしてもぬいぐるみであるため自らに傷を付けられず また仮に傷つけられても綿しか出てこないため不可能
鬼道はと言うと...タラちゃん(ルキア)が使用した結果自爆したのを見て断念した
マツィヤは確かに多彩な技を持ち多様な対処法を持つがそれはダルヴァが用意した『体』と結構色々と交流して培った『経験』が相互に作用してこその物である
今までダルヴァを『兄』として見たりどちらかと言えば『雄』として見たりしていたマツィヤだったが ここに来てここまで育ててくれてありがとうという心境に達していた
ルキアはまだ懸命に戦っている
「マツィヤ!既に出している魚が一匹でもいれば良い!そこから何か武器になりそうな魚を出し__」
渋々ではあるがルキアがマツィヤに手助けを求めるも
マツィヤの精神はもう
「もうむり 俺このたたかぃオワッタらダルヴァに肩たたきしョ...」
「まるで役に立たぬ!?」
「何よ!『はんぎょちゃん』はキモカワイイ系の筆頭なのよ!」
リルカはその様子を見てプリプリと怒っていた