【CP・閲覧注意】逃げるな5号

【CP・閲覧注意】逃げるな5号

読み返してエロくなさすぎて泣いたよね

最初に大事なことを言っておこう

本番なしだよ!!!


4号ちゃん生存ifで時期はクワゼロ後〜3年後のどこかって感じ めっちゃ適当

様に匿われて生き延びた4号ちゃんと、クワゼロ後に逃げ損ねてスカウトされた5号が様の私兵として一緒に働いているという設定だよ

時々ノレアが5号の脳内に出てくるだけでこの話には何の関係もないけどソフィとノレアも生きているよ みんな死ぬな、生きろの精神

4号ちゃんは自分を男だと思っているし、5号も4号ちゃんは男だと思っているよ


・EROが激薄

・二人がアホなやり取りしてるだけ IQ3

・CP的には54(545?) 5ノレは兄妹みたいな感じ

・終盤で反撃するけどほとんどずっと5号が恥ずかしいことされてる

・4号ちゃんは生殖器以外は男性に改造済み

・要するにおっぱいはない

・二人とも感じやすすぎる 草


以上特に問題ないって人だけ読んでネ











「変態なの?」


 諸々の手違いで5号の下着が駄目になった。下手人は5号の暴言に軽く見開いた目をまた細め、見ようによっては睨んでいるような顔をした4号である。

 悪気がなかったのは理解している。そのことを責めるつもりはない。いや少しは責めたかったが、謝罪さえあれば許せる範疇だった。実際、素直に謝った4号を、5号は笑顔で許した。下半身の露出を強要された5号を見て爆笑していたエラン・ケレスに対しては、脇腹を小突くという軽い制裁を与えたが。あの程度で悶絶しているのは本人の鍛え方の問題だと、5号は思う。


 直後、鳴り響いたアラート音に反応し、4号と共にパイロットスーツに着替えるため更衣室に飛び込んだまではよかった。

 相手は有象無象の賊である。まさか襲った船にやり手のパイロットが二人、最新の機体を伴って乗っているとは思うまい。さっさと蹴散らしてやろうとスーツに手をかけ、そして。

 困惑し固まった5号を、4号が振り向いた。


「何か問題でも?」

「いや…」


 スーツの着用に際して、下着を脱ぐ習慣がない。それだけのことだ。絶対に無理と言うつもりはない。ただあったら嬉しい。できればあって欲しい。いや、やっぱりなしでは無理か…?

 などと悠長に悩んでいる時間はない。観念して足を通そうと決めた時だった。


「何これ」

「予備。ロッカーに入っていた。未使用だから」

「え、ありがとう…」


 差し出された黒い布を握り、さっさと着替えに戻った4号の後頭部に向けて礼を言う。友人とも呼べない関係の男から下着を貰う日が来るとは思わなかったが、有り難く使わせてもらうことにした。

 握った布を広げ、片足を通したところで違和感が一つ。手にしたものをよくよく見て、叫びそうになるのをぐっと堪えた。

 まさかと思い、背を向けた4号の尻を、正確には下履きを凝視した結果。純白のバックレースに覆われた丸みが見えて、すぐに目を逸らしたのも記憶に新しい。レース越しに見えた男の尻なんて、できれば永遠に消去してしまいたい記憶だった。


 流れるように賊を鎮圧し、然るべき機関の者が駆けつけるまでの間。5号はコックピット内で如何ともし難い違和感と戦っていた。

 普段から着用しているものに比べ、ぴったりとVラインに食い込むゴム。綿に比べて柔軟さのない肌触りの布に擦れ、軽い痛みさえ感じる急所。尻を覆うレース部分も、パイロットスーツにより密着してチクチクと5号を苛んだ。ただ通気性に関しては快適と言えなくもない。いや、無理に良いところを探す必要もないのだが。

 やっと訪れた警備隊にならず者たちを押し付け、帰投した二人は更衣室で見つめ合っていた。

 パイロットスーツを脱いだ、下着姿で。端から見れば馬鹿馬鹿しいことこの上ないだろう光景だった。

 脳内でノレアが「変態ですか?」と罵倒してくるが、どう考えてもその言葉が相応しいのは対面した男の方だった。


「いらないなら返して」

「今すぐ突き返したいよこんなもの」


 何が悲しくて女性用のショーツを、それもバックレースのものを着用してMSに乗らなければならなかったのか。そもそも4号は何故こんなものを持っているのか。

 あまり考えたくはないことだったが、気にならないとも言えない。5号の胸の内で戦いに勝利したのは好奇心だった。

 その結果が先の「変態なの?」というあまりにもあんまりな問いかけである。5号は出撃と慣れない下着のダブルパンチで疲れていた。


 4号は無言で5号を見据えていた。かと思うと無遠慮に5号の骨盤のあたりへ手を伸ばす。もっと正確に言うと、5号の腰を緩く締め付けるショーツのウエスト部分。その布地と肌の間に指を差し込み、下方向に引っ張ろうとした。


「やっぱり変態だ!」

「君がいつまでも脱ごうとしないから。ただ返してもらうだけだ」


 ぐいぐい。躊躇い、気遣い、恥じらい全てをどこかへ置き去りにしたらしい4号と、下着を巡って攻防している。「フケツ…」と脳内ノレアが目を逸らす。別にその手の映像作品なんかじゃないから、これ。


「ちょ、やめて、自分で脱げるから」

「…5号?」

「何?顔じゃなく股間を見つめて喋るのはやめなよ」


 マナー以前の問題だ。誠に遺憾である。

 軽く立腹しつつ、じゃれ合いの延長線程度に構えていた5号の耳に、爆弾発言が飛び込んできた。


「腫れている?こんな場所、どうして…病気か何か?」

「え?」


 何言っちゃってんの、こいつ。

 俯いた4号のつむじを見つめる。少し視線を下にずらして覗いてみると、彼は至極真剣な顔をしていた。戦いに赴く時のような緊張感さえある。見つめているのは5号の股間だが。


「自覚症状がないのか。痛くはない?」


 流れるようなソフトタッチ。慣れない材質の布地を身に着けていることも相まって、なかなか新感覚の刺激だった。

 などと、悠長に感想を述べている場合ではない。


「そ、そんなところ触るなよ!?」

「触診。恥ずかしがることはないよ」

「今思いっきり恥ずかしいことをしてるんだよ!君は!」


 人差し指、中指、薬指を揃えて形を確かめるようにショーツの上からなぞられる。かと思えば手のひら全体を使って、包み込むようにやわく揉まれた。何だそのコンボ。

 意図せず息が乱れる。男の手なんかでこんな…!とふざけている場合ではない。敏感な場所を、布越しに擦られている。その事実に体が勝手に反応する。


「汚される〜!」

「硬度が増している…まさか内臓に異常が…?」


 どうにか冗談として流そうという5号の涙ぐましい努力は華麗にスルーされた。

 まさか天然でやっているのか。いやまさか。だって君にも同じものがついてるだろ。あり得ない可能性を排除し、4号の手に手を重ねる。これ以上の狼藉を見過ごしてしまえば、越えてはならない一線を越えそうだった。


「あのさ、本気でまずいから…!」

「さらに肥大化して…刺激を与えると良くない?一度脱いだ方がいい」


 振り出しに戻った。ただし黒のショーツに押し込められたブツの状態はまるで違う。それはもう全然違う。

 やめさせようとする5号の手を鬱陶しそうに払って、4号がしゃがみ込む。患部をしっかり見てあげようという、今この宇宙において最も余計な親切心を感じて頭痛がした。

 そしてとうとう、5号のウエストに貼り付いて身を守ってくれていたゴム部分が、ずいと膝元まで引き下ろされる。


 ぺちん。


「っあー……!」

「?…?……???」


 熱と湿気の籠もった布から飛び出したそれが、白く滑らかな頬を叩く、その一瞬。鈴口から溢れ出したもののぬめりを借りて、きめ細かくやわらかな頬の肉の上を滑った感覚。ほんの僅か、やわいものに沈む心地。それが、これまたずしりと腰を重たくする。

 そのまま背後にあったベンチに腰掛ければ、もう到底立ち上がる気にもなれなかった。元気に立ってるだろって?うるさいよ!

 何か途轍もない辱めを受けている。気の所為なんて言えないし言わせない。穴があったら入りたい。いや、下半身を露出しているからと言って下ネタではなく。

 脳内ノレアがゴミを見るような目をしている。こんなもの見るんじゃありません。本当に、本物のノレアにはこんなところ絶対に見せたくなかった。今頃ソフィと元気にやっているのだろうか。

 現実から目を逸らすように、両手で顔を覆う。直後に股間を覆った方がよかったのではと思ったが、手遅れだった。


「これは…」


 感心したような、恐れ慄いているような。どちらともつかない声と共に、つん、と先端を突かれる。


「うわあ…」


 触っちゃうのかよ。何この状況?馬鹿なの?えっ何本気?

 ぐるぐると脳内を巡る言葉。「さっさと逃げたらどうです?」と勧めてくる脳内ノレア。残念ながら無理だった。腰に力が入らない。

 ここに来て5号は一つの可能性に思い当たった。同じ強化人士であっても、5号と4号ではデータストームによる被害が、施された調整の量と質が、まるで異なる。その結果、身体や精神に与えられた影響も、大きな差がある。

 もしやこの男、不能なのではないか。ほとんどが消失したという記憶のこともあり、男性器が刺激を与えられれば膨張することを認識できていないのでは。

 途端に哀れみを覚えた。どんな顔をしているのだろうと、指の隙間から4号を覗き見る。

 5号と同じ色をした、同じ色に変えられてしまった瞳が、興味深そうに5号を見ている。


「それ、やめろ…」

「痛い?」


 鈴口のあたりをくるくるとなぞられ、4号の指先が濡れていく。ぬめりが摩擦を減らし、指に掛ける力は同じでも、与えられる刺激は強くなる。

 腹が、腰が、内腿が、震える。

 やめろ、という言葉はしっかり拾った4号が、指の動きを変えた。つつ、と輪郭をなぞるように、先端から根元へ降りていく。


「あ、はあっ、はッ…」


 振り払ってやりたいところだが、今放置されるのもつらい。だが、このままではとんでもない痴態を晒すことになるのではないか。それもまずい。

 まさに二律背反だった。脳内ノレアが「いつも逃げてばっかり」と罵倒してくる。今だけはやさしくして欲しい。でないと男の手によって刺激を受け、脳内の知り合いに罵倒されながら達した変態になってしまう。

 かと言ってノレアにやさしく「がんばれ♡がんばれ♡」と言われるのも違うな…。あ、ちょっと萎えたかもしれない。


「僕と違う…」


 なんて場所で喋ってるんだ。

 その気になれば太腿で挟んでやれる位置に、4号の頭がある。どくどく脈打つその場所に、吐息がかかる。根元を触っている指の直接的な接触と違って、非常にもどかしい。萎えかけていたものがむくりと元気を取り戻した気がする。最悪だ。

 そもそも、もどかしいなんて考えている時点で終わりだ。天秤は快楽に傾きつつある。座ったままの腰が揺れる。頭がくらくらする。


「医務室に行く?」


 突然、刺激がなくなった。

 顔を覆っていた手を下ろす。眼前には純白の、履き込みがやや浅いショーツ。視線を上げると、少しだけ気遣わしげな色を含んだ目と目が合う。

 いや、ここで終わり?

 やめろと言っておいて何をと呆れられるかもしれないが、正直失望した。他人の手で触れられるのが、あんなに軽い接触でも昇りつめてしまうくらいよかったから。その先を知りたいと、いつの間にか望んでいたらしかった。

 しかし素直に触ってくださいというのも沽券に関わる。となると、どうすべきか。

 4号をその気にしてしまえばいいのでは?


「自分だけ好き勝手に触ってくれちゃって」

「?…あ、………んっ」


 こうなったら道連れだ。脳内ノレアが目元に手を当て、ため息を吐く。「馬鹿ですか」うん、まあ、馬鹿だと思う。

 ショーツの上からむにむにと股間を揉んでやる。4号は困惑してこちらを見ている。まだ気持ちよくはないらしい。さすが不能。いや、勝手にそう決め付けているだけだけど。


「もうちょっと足を開いて」

「?…こう?」


 どうしてそう素直なんだ。頼んでおいてその無防備さに物申したくなったが、ぐっと堪える。

 開かれたことで触りやすくなったそこを、揉んだり擦ったり、繰り返す。手応えは微妙。どころか、何か拭えない違和感がある。

 どうにも、質量が足りないような。不能どころか、モノさえついていないような?

 改めて、臍から下へ指を滑らせる。強めに押すと、骨の存在を感じられた。たぶん、恥骨。その感覚が途切れて、やわらかい肉に軽く指が沈む。さらに下へ。

 つぷ、とより深く指が沈み、小さな突起のようなものに出会う。まさかと思って、指先で何度が押し込んでみる。ほんのり固さを増した気がしたが、これを男性器と呼ぶことは到底できなさそうだった。


「4号?」

「…っん、…どこかおかしい?」


 おかしいことしかない。というのは置いておいて。

 同性であってもまじまじ見るものではない。そう視線を背けていた4号のその場所を、注視する。

 真白く艶めく布地に覆われたそこが、いやに、つるりと平らに見えた。

 いやちっさ!僕の勝ちだね!…などと男としての自尊心を満たす以前の問題だ。


「嘘だろ」


 クロッチ部分へ指を滑らせ、くにくにと柔らかい肉を押す。布地越しに、指先が埋まる感覚。それと、二重になった布を湿らせる何か。

 白いショーツのウエスト部分に指を掛け、一思いに引き下ろす。


「何か、おかしい?君も触診するつもり?」


 軽く息の上がった状態で、4号が尋ねてくる。5号に答えている余裕はない。

 目に見えるものを処理しきれずにいるのに、耳から入る情報など気にすることもなかった。

 5号の股座で天を指すそれと同じ器官は、4号の体のどこにも見当たらなかった。かといって何も存在していないわけでもなく。

 何かを隠すようぴたりと閉じられた割れ目に、自然と視線が向かう。白い肌が、ほんのり赤みを帯びて、熟れているようだった。


 こちらも散々触れられたから。好き勝手されたし。抵抗されているわけでもないし。

 理由を捏ねくり回すより先に手が伸び、後から言い訳のような言葉が脳裏に湧いては消えた。


「君とは、違うよね」


 ほんの少しの寂しさを感じ取ったのは、気のせいだろうか。

 顔を上げると、じわりと頬に赤みを差した4号と目が合う。生理的な反応だろうし、5号も似たような顔をしている自覚はある。それでも、少しだけ、胸の内が落ち着かない。

 人差し指と薬指を割れ目の両側へ添えて、軽く力を込める。くちゅりと、かすかな水音を耳が捉えた。簡単に開いたそこに、やはり存在していた小さな突起へ中指を伸ばす。突起の周りをなぞると、4号の体がぴくんと跳ねた。いやに滑りがいい。ぬるつく液体が、割れ目の全体に薄く広がっていた。


「あ、あ」


 4号の声が聞こえる。言葉にならない、ただの音。刺激に反応して押し出された、処理しきれない感覚。聞き慣れたそれよりワントーン高いというだけのその声が、耳にこびりつく。頭が熱い。

 突起を虐めていた指を、さらに奥へ進める。より熱くて、より濡れている場所へ。

 5号の両肩が、突然重たくなる。足を震わせた4号が、自分では立っていられず、目の前の体に手を置いて支えとしたらしかった。

 しかしそれも上手くいかず、バランスを崩した体が5号にもたれかかってくる。それなりの勢いで真平な胸に鼻先を埋めることになり、少しだけ痛い。

 息を吸い込むと、鼻腔を4号の匂いがいっぱいにした。


「5号、これ、なに…」


 ずるずる、4号の体がずり落ちて、5号の膝の上に座る形で落ち着いた。

 熱く囁く吐息が、耳を湿らせる。

 首の後ろに腕を回される。抱き着かれるような格好だ。互いに中途半端なところまで下げたショーツを引っ掛けたまま、同じ顔をした、違う体を持つ二人が密着している。違う体と言っても、こんなにも違いが大きいなんて思ってもみなかったが。


「おしえて…?」


 潤んだ目と、目が合う。ちょっとかわいいなんて思った辺り、5号の頭はもうすっかり駄目になっているらしかった。

 意図したものか、あるいは無自覚なのか。

 甘く、媚びるような声に、5号は選択を迫られている。


 進むか、逃げるか。


 これまでの人生、逃げの連続だった男がどちらを選んだのか。

 脳内ノレアに蔑むような目で見られたことだけは、ここに記しておこう。




 ところで。


「どうしてそんなもの履いてたんだよ」

「ベルメリア・ウィンストンに渡された」

「要らない気遣いが過ぎるだろ!!!」


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