CE78年の新章
C.E.78
アラスカより放たれたオウ・ラ・フラガの宣言と告発により、情勢は一変した。ブルーコスモスとコーディネイター過激派は、コンパスの掲げる融和思想、それに賛同する政府や人々の波に飲まれ少数派となり、ナチュラルとコーディネイターはその戦いの歴史でようやく、手を取り合えるかもしれない所まで歩み寄れた。
しかし、それを良しとしない者も居た。生き残ったブルーコスモス残党、過激派残党もまた人種を超え手を組み、コンパス初代総帥ラクス・クラインが掲げた融和思想こそ『悪』と断じた。
『人の心を読み、操るアコードの融和思想こそ洗脳そのもの。コンパスこそ真なる敵であり、それを受け継ぐオウ・ラ・フラガこそが世界の敵である』と。
残党達は自らを反コンパス組織『アダマント』と名乗り、コンパス及びそれに賛同する国家にテロ行為を開始。それに賛同する企業、国家も現れ世界は人種の戦争から思想の戦争へ切り替わっていく。