Bite the bullet,Stay the course.
※怪盗ifミンゴ頂上戦争乱入√SSの続きです。
※ラミちゃんと同じ銘柄の煙草を吸うifミンゴの概念をお借りしました
やっとのことで地獄から抜け出せたかと思えば四皇が現れ、凍る海面と降り注ぐ光線に晒されたかと思えば、突如上空に出現した城塞に押し潰されかけ。
「え、え……おれ達生きてる?」
「何が起こったんだ……」
騒ぎ出すクルー達の中、ドフラミンゴは一人、頭上高くから己を見下ろす影を睨みつける。
「何を考えてやがる」
呟きに滲むのは怒り、そして僅かな困惑だった。
麦わらの名を叫びながら飛び降りてくる海賊女帝に度肝を抜かれ、クルーの大半はドフラミンゴの背に隠れてしまった。果敢に飛び出したベポも女帝の口撃一つで撃沈し、青菜に塩をかけたような有様だ。
事態を静観するドフラミンゴの正面、能力が展開する音と共に現れたのは黒衣の男。先程こちらを見下ろしていた不愉快極まりない人物だ。
海賊女帝だけでも手に余るというのに、二人目の七武海が出現し、クルー達の混乱は最高潮に達している。
「ボア・ハンコックにトラファルガー・ロー! 七武海が二人も⁉︎ 」
「キャプテーン!」
こいつら意外と余裕そうだな、などと思いつつ、ドフラミンゴは腰回りに縋り付くクルー達を放置していた。
七武海二名に視線を向けられ、仕方なく両腕を広げて歓迎のポーズをとる。
「ようこそ、お偉方。招待状を送った記憶はねェんだが、うちの船に用でも?」
「そなたらに用などない。ルフィは何処じゃ!」
素気無い言葉を叩きつけてくる蛇姫。しかし、その目に敵意はなく、害意も感じない。床の血痕を見つめている黒衣の男にしてもそれは同じだ。
男の視線は血痕を辿り、船室の扉へと向かっていた。
二人は決して小柄ではない。ただ、ドフラミンゴからすればその頭の位置は遥か下で、自然、見下ろす形となる。
確認のためだろう、初めて面を上げた男、その顔をみて、ドフラミンゴは息を詰まらせた。
記憶にある姿と全く変わらない容貌。それでいて、記憶より遥かに暗く澱んだ瞳。
造作自体は一般的に美しい部類なのだが、一切の表情が欠落しているせいか、かえって不気味だ。
「患者は何処だ」
感情ののらぬ低い声で男は問うた。
首を傾げる様は猛禽類に似ている。感じるのは、不用意に動けば眼球をくり抜かれるような不穏さ。
気圧されるな。
己に言い聞かせ、ドフラミンゴは一歩前に出た。内心の動揺を悟られぬよう、口角は保ったままに身を屈めて睨めつける。
「横取りとは感心しねェな、七武海。飼い主の躾が悪いのか?」
「……そう警戒するな。お前らも、あいつらも害するつもりはねェ」
予想通り、皮肉に反応すらしない。
男は胸に手をあてつつ片手を上げ、無害を表明してみせた。露出の少ない禁欲的な黒衣と相俟って、敬虔な信徒が神に誓いを立てているかのようだ。
しかし、実態はといえばその真逆。
この男は作られた笑顔の裏で戦火を呼び覚まし、貧富の差を掻き回しては国を潰す大悪党なのだから。
七武海とて一枚岩ではないのだろう。蛇姫が胡乱げな視線を投げかけた。
「トラファルガー・ロー。ことはルフィの命に関わるゆえ、わらわも確認せねばなるまい。先の質問に答えよ。何を企んでおるのじゃ」
「企むも何も。おれは医者だ」
明明白白の既存事実を問われたかのような反応に、蛇姫が眉間にシワを寄せる。ドフラミンゴも心中では『どの口が』と罵ったが、事実、トラファルガー・ローは稀代の技術と能力を持つ世界最高峰の医療技術者だ。感情的には受け入れがたくとも否定は難しい。
「おぬしの本業は宗教家だと思っていたがな」
「よく言われる」
「ふん。ルフィが助かるのであれば誰が治療を施そうと文句はない。必要とあらばこやつらを抑えるぞ」
「さてな。どう思う、『キャプテン』?」
妙なことになってはいるが、七武海の二人はそれぞれごく個人的な理由、さらにいえば麦わら寄りの立場でこの場に立っているらしい。
投げかけられた二色の視線と威圧に思わず口の端をひくつかせ、ドフラミンゴは肩を竦める。
「勘弁してくれ。お前らに暴れられちゃ船ごと全員御陀仏だ」
「ふむ。懸命な判断じゃ」
「だが、保険はかけさせてもらう。まず、海賊女帝。お前は自分の船に戻れ。おれのクルーに手を出されちゃ困るんでな」
「キャプテーン♡」
「フッフッフ……よせ、今はやめろ」
肌身で感じるクルー達の信頼は励みになれど、いかんせん格好がつかない。抱きついてくるクルー達を引き剥がし、ドフラミンゴは黒衣の男を睨みつけた。
「そして、トラファルガー・ロー。お前にはおれの糸をつける。妙な真似をしてみろ。ご自慢のアタマを切り落としてやる」
男は軽く頷き、重苦しい黒衣の襟元を指先で緩める。そして、躊躇う様子もなく、そのまま顎を反らし、喉を晒した。
「これでいいか」
完全に舐められている。
額に青筋を立てて糸を放つドフラミンゴの様子を無感動に眺め、男は船室へと足を進めた。
我が物顔に歩かれては困る、とドフラミンゴも後を追う。
「待て。おれも行く」
「好きにしろ。ただし、邪魔はするなよ」
「しねェよ。するわけがねェ。苦労して担いできたんだ。恩の一つや二つ売らねェと気が済まねェ。それにはまず、生き延びてもらわねェとだ」
そこで初めて、男が笑った。
それは口元を緩めるだけの僅かな変化。
しかし、その笑みも医療室に辿り着く頃には一瞬で消える。真摯な光を宿した眼は、ストレッチャーに横たわる二名の患者を見つめていた。
「始めるぞ」
小さな音と共に、能力が展開する。
室内に響くのは規則的なモニター音と医療器具の稼働音。トラファルガー・ローが能力で持ち込んだ先進機器が所狭しと並ぶそこで、施術は着々と進められている。
モニターから目を離さず、定期的に数値を読み上げるように言い付けられたドフラミンゴは、視界の邪魔をして集中を途切らせないよう身を屈めていた。
開胸と開腹、摘出に縫合。慣れない環境下で絶命寸前の患者を二人同時に診るという状況でさえ、男の表情に焦りはない。
モニターに異変。ドフラミンゴが報せる前に男がちらりと視線を上げた。能力で輸液を遠隔操作し、施術を続行。同時に己が手で壊死した部位を採りあげる。
元々監視と抑止のためについてきただけではあったが、できることがない中、この空間にいるのは中々の苦行だった。
執刀から、既に三時間が経過している。
損傷の重篤さから言ってまだまだ先は長いだろう。能力優位ではなく己の技術を軸に施術を進めているようだが、そもそも一人で対応すべき状況ではないため、どうしても無理がでる。
突然、男がくぐもった呻きを漏らした。
見れば、手術帽に包まれた男の頭部、恐らく耳から一筋の血が垂れているではないか。明らかな異常事態に、しかし、男は視線すら上げずに言った。
「余所見をするな」
「いや。お前、血が」
「リソースが限られているからな。おれ一人で全て担うには単純に時間が足りねェ。端的に言えば、重力と磁場に干渉することで時間の流れを制限している」
「じか、ハァッ!?」
「……さすがに負荷が高いな」
何を言ってるんだこいつは。
驚愕に大声を挙げたドフラミンゴだったが、何度も注意されるのは業腹なので、モニターを睨みつけて堪える。
そもそも、サングラス越しですら余所見がバレるということは、この男、こちらの目が見えているのか。そこまで見えているならお前がモニターをみればいいのでは、などと思考力を取り戻すために他所事を考える。
時間の流れを制限?
オペオペの能力で?
言っていること自体は理解できた。能力範囲内外の電磁場ないしは位置情報を操作しているのか。いや、それにしては影響を感じない。やはり何をやっているのか全く理解できない。
視界の端、男は恐ろしい速度で平然と施術を続けている。しかし、当初に比べ、その顔色は目に見えて分かる程に悪くなっていた。
理解、できない。
政府の犬を演じる傍らその身中に獣を放ち、時に殺戮を齎しては国を滅ぼし、時に己の手を汚すことすらなく、物憂げな瞬き一つで人を殺す男。
そんな男が、見ず知らずの子供一人助けるために身を削っている。
家族はその手で撃ち殺したのに?
ぎりり、と歯が鳴った。
今は手を出すべきではない。
この思いを、これまで積み重ねてきた思いのたけ全てをぶち撒けるには、まだ足りない。情報が、資金が、技術が、研鑽が、何もかもが届かない。
今は雌伏の時なのだ。
まずは、麦わらだ。死ぬ思いをして戦火をくぐり抜けたのだから、盛大に恩でも売らねば海賊の名が廃る。
どんな悪縁をも繋ぎ、奪った宝の価値をつり上げてこそのドンキホーテ・ドフラミンゴだ。ただの衝動で動いたなどと言わせてたまるものか。
そう、これは一手だ。いつか、本懐を果たすための重要な一手なのだ。
額に青筋を刻み、奥歯の削れる音を立てながら、ドフラミンゴはモニターの存在をすっかり忘れて瞑目する。
再び叱責された。
それからさらに数時間後。一通りの処置を終えたのだろう、男が細く長い息を吐いて手を止める。
モニターの数値はほぼ一定を保ち、安定状態に入っていた。
「助かるのか」
「出来ることはした」
淡々と応え、男は再び能力を展開する。呼び寄せたのは男の愛刀。資料によればそれは妖刀なのだという。
男は思わず身構えたドフラミンゴを視線で制し、それを麦わらの傍に突き立てる。
「今後の方針を決めてくる。お前はそこでモニターを見ていろ」
中腰のまま硬直するドフラミンゴをよそに、男は能力で転移しどこぞへと去ってしまった。恐らく、海賊女帝のところへ向かったのだろう。
ここで、重要な真実に気付く。
糸、転移されれば何の役にも立たないのでは。
「フッフ……命令してんじゃ、ねェ……」
悔しさや怒りよりも謎の笑いと脱力が先にきて、ドフラミンゴは床に座り込んだ。
しばらくして、男が戻ってきた。
座り込んだままのドフラミンゴを見下ろし、訝しむように訊ねる。
「お前もどこか痛めたのか?」
初手でクルー含めた全員の状態を把握しているものと踏んでいたが、どうやら、本気でこの船には興味がないようだ。
クルーが危険に晒される可能性が低いのは素直に嬉しいが、それはそれとして腹が立つ。
ドフラミンゴは髪をぐしゃぐしゃとかき乱し、かぶりを振った。
「何でもねェさ。それで『先生』、ご方針は?」
「療養のために安全な環境を整えたい。ここでしばらく迎えを待ち、その後は女ヶ島へ向かう」
「一応聞いてやるが、おれ達の意思は?」
「海軍は血眼でお前らを探している。捜査網を外れる絶好のチャンスを逃すのか?」
ドフラミンゴが押し黙ったのを了解と取ったのだろう。男は部屋の隅に押し込んでいた椅子を引き出し、静かに腰掛ける。
どこから取り出したのか、その手には謎の薬剤瓶が握られていた。ざらざらと音を立てて錠剤を取り出し、水も含まず口に放り込んで噛み砕いている。
ドフラミンゴの視線に気付き、男が顔を上げた。
「なんだ」
「いや。どういうわけか見た目は変わらねェが、流石のお前も歳食ったんだなと思っただけだ。栄養剤か?」
「コレのことを言っているなら薬じゃねェ。ラムネだ。ブドウ糖とクエン酸を手軽にとれる」
紛らわしい。頬をひくつかせるドフラミンゴを見て、男は首を傾げる。
「見た目が変わらねェと言ったな。何処かで会ったか?」
一瞬、言葉の意味が理解できなかった。
直後、理解して血の気が引き、また一気に血が上る。
こいつ。
こいつだけは、いつか絶対!
爆発しそうになる衝動を必死に抑えつけ、ドフラミンゴは立ち上がり、男に背を向けた。
「少し外す。クルーに方針を伝えたい」
声が震えていなければいい。そう思うことすら精一杯の有様。こんなことでは、『いつか』など一生訪れない。
部屋を出て甲板に向かう。その道中、鏡に映る己の顔が目に入った。
「ひでェツラだ」
青ざめた顔。口は引き結ばれ、一片の余裕もない。立ち止まり、掌で顔を覆えどその掌が既に震えている。
己はドンキホーテ・ドフラミンゴ。
情けない姿をクルーに見せるわけにはいかない。分かっている。
だが。
壁にもたれかかり、目を閉じた。
今すぐ暴れ回りたいと叫ぶ幼い己を宥めるように、あるいは祈るように、懐かしい名を呟く。
「コラさん」
甲板に出てクルー達に今後の方針を説明した後、ドフラミンゴは一人、空を見上げた。
いつもは周りで一頻り騒ぐクルー達だが、煙草を取り出したドフラミンゴを見て、そっとその場を離れてくれる。
そういう決まりなのだと、新入りのジャンバールに先輩風を吹かすベポがおかしくて、少し笑ってしまった。
煙草に火をつけ目を閉じれば、懐かしい香りと共に、彼女と歩んだ旅路が蘇る。
始まりは多少、いやかなり強引だった。何せ、気付いたら彼女の背中に背負われており、全く見知らぬ土地にいたのだから。
今になってみれば、年端もいかぬ子供に睡眠薬を投与して無理矢理連れ出すのは流石にどうかと思う。立派な誘拐だ。
笑えない笑い話。それを共に肴にしてくれたはずの彼女はもうこの世にいない。
生まれ、価値観、受けてきた教え。それら全ての崩壊と迫害の渦。嘆きと悪意。
その最中、家族を失い、そして──父を殺した。
憎悪に沈み当たり散らす己を諭し、彼女は幾度も言った。世界が己を望まないなら自ら世界を変えていくのだと。一緒に頑張ろうと言ってくれた。
父殺しの罪に気付き、後悔と自己保身の狭間で震える己を、彼女はただ抱きしめてくれた。罪を犯したなら罪を抱えたまま、それでも生きるべきだと。一緒に生きていこうと言ってくれた。
「ドフィのことは別としてね。私、本当はお兄様の犯した罪そのものが許せないんじゃなくて、『お兄様が悪いことをしてる』ことが嫌だったみたい。きっと、お兄様、我慢してるもの。だから、私がお兄様に伝えたいのは……思い出してほしいのは、善悪とか正義とかそういう立派なことじゃないのかも」
彼女もまた、ドフラミンゴとの旅から何かを得たのだろう。最後のあの日、すっきりしたように、決意を込めた瞳で語っていた姿を思い出す。
「私、ちゃんと話してみようと思う。悪事にしたって、お兄様のことだもの。そうせざるを得ない理由がきっとある。何か解決策があるかもしれないし、一緒に考えようよって、妹の私が言わなきゃ」
「分かってもらえなかったらどうするんだよ」
「……どうしようね?」
「嘘だろ、オイ」
「お兄様、いつも折れてくれてたんだもの。けんかだってしたことないのよ!」
「あいつ、コラさんには甘々だったもんな……」
相変わらず甘ちゃんだな、と。本当に何も見えちゃいない、と思った。
正直、今でもその思いは変わらない。
話し合いだけで何かが変わるなら、人間数人が集まるだけで世界の悪意を蹴り飛ばせるなら。失意のうちに死んだ全ての者も、組織にいた人々も、己も彼女も、そして彼女の兄もきっとこんなことにはならなかった。
だが、底抜けに甘い人だったから。本当に駄目な大人だったから。なんだか一緒にいたくて、一緒にいるために頑張りたくなってしまったのだ。
それに、己は彼女と過ごすことで家族の愛を思い出せた。彼女と共に過ごせば、もしかすると彼女の兄もまた、バケモノではなく人に戻れるのではないか。
彼女が願えば、叶うのではないか。
そう、勘違いしてしまった。
後悔してやまない。
例えば、己が彼女に絆されず組織に戻っていれば、彼女はまだ生きていられたのではないだろうか。
己と旅をしなければ、彼女はあの男との対話など望まず、正義の下に『バケモノ』を討てたのではないか。
彼女の無謀を止められたのは、己だけだったのではないか。
それでも、脳裏に蘇るのは、いつだって笑顔なのだ。
「よく考えると、お兄様って悪の組織みたいなの、向いてないと思うの」
「アイツほど悪い奴もみたことねェよ」
「でも、お兄様ったらソラ派なのよ?」
「なんだそれ」
「ここだけの話、私はジェルマも格好良いと思うんだけどね」
「だから、なんだよそれ」
「ん? ふっふっふー! ヒ・ミ・ツ」
「何なんだよ、教えろよ! しょうもないことだったら許さないえ!」
「ドフィ、方言出てるよ」
「ハッ!」
共に笑い、共に泣き、共に学び、そして、共に生きてくれた。
ずっと共に生きたかった。
それは叶わぬ願い。
だが、己は知っている。叶えられなかった彼女の願いを己だけが知っているのだ。
だから、必ず叶えてみせる。
そうと決めたら無謀でもなんでも必ずやり遂げる。それが彼女の生き様。
彼女に救われ、彼女と共に生きると誓った己が、彼女の願いを引き継ぐのは至極当然のことだった。
何より、己がそれを望んでいる。
届かなかった彼女の言葉を、あの男に届けるのだ。
それはそれとして、絶対に殴る。
拳による言語も一応コミュニケーションだからして。
「……戻るか」
一本の煙草を吸い切り、ドフラミンゴは笑う。気分はもう随分と落ち着いていた。
怒りであれ、悲しみであれ、どんな動力を元にしてでも、踏み出す一歩にこそ価値がある。
『あの日』の彼女から『いつか』彼に至る道。未だ遠く果てしないその道を、彼女に代わって己が歩み続ける限り、糸は繋がり、心は受け継がれるのだ。
口角を上げ、胸を張り、肩をいからせる。己にあるのは前進のみ。停滞などあり得ない。
サングラスに隠された目には、覚悟を秘めた輝きが灯り続けていた。
そして、今再び。
ドンキホーテ・ドフラミンゴはその一歩を踏み出す。
(蛇足)
元々不老手術とか言ってるし人間なんて電気信号の塊だし重力は知らんけどなんとかなるでしょの精神で、ローさんに無理な設定をのせました。覇気ゴリラとはいえ、カイドウさんとサシでやりあうならこれくらい盛っても許される……。
作中のラムネは孤児院のお子さん達が組織のお姉さんお兄さんに教わって作ったバザーかなんか用の試作品です。術後の患者の側で食事してるけど、なんかこう、能力でなんとかしてるんです、多分。
あと、これを書いているのが介錯ifロー概念拝借SSをあげた者ゆえ、一応対話√コラさんを適用しています。
このミンゴは対話√コラさんフィルター搭載型ですので、たまにローさんの人間性を幻視したりしますが、それはまた別のおはなし。