9回目
12歳の時に事故で四肢を欠損し、左足のみ膝くらいまであるものの両腕は肩から、右足は付け根から失ったドフラミンゴ。
彼は21歳の時から非加盟国にて『みんなの奴隷』として男女8人から『そういったこと』に利用されていた。
そこに意図せず流れ着いたロシナンテは5年前からドジって女となっていた。
噂を聞いて兄がいるのではないかと探したところ、そこには4週間もの期間寸止めされ続けて理性の飛んだドフラミンゴの姿があった。
そのドフラミンゴの痴態を見て思わず発情してしまったロシナンテは、手を伸ばす。
海軍内でも『そういったこと』をしていたロシナンテは非常に上手く、ドフラミンゴは長期間出せなかったこともあってあっさりと出してしまう。
しかしそれでロシナンテは満足するはずもなく、今度は口でしようとするが、流石に弟(妹)の口に出すのは気が引けたドフラミンゴが制止し、話し合おうとする。
一度は動きを止めて話を聞こうとしたロシナンテだが、ドフラミンゴの言葉を聞き入れるよりも性欲が勝り、手近にあった『長くて太くてつるりとしたいい感じのもの』を慣らしもせずに突っ込んだ。
裂けることこそなかったものの、急な展開に戸惑うドフラミンゴは満足そうなロシナンテに再び話し合いを持ちかける。
冷静さを取り戻したロシナンテは兄の現状に今更ながらショックを受け、ドフラミンゴは弟が妹になっていることに動揺する。
ロシナンテはこのままの生活に満足してるのか?とドフラミンゴに問い、ドフラミンゴはそれをロシナンテが(自分ならもっと満足させてやれるのに)と思っているのだと捉え、仕方なさそうに笑う。
何でも受け入れてくれそうなドフラミンゴに、ロシナンテはまずここを出ようと考える。
幸いなことに流れ着いた時の船は全くの無傷であり、何事もなく船に乗れた2人はとある場所へ辿り着く。
『平和な土地』
北の海に存在する、昔から平和な島であり町であり土地だ。
ロシナンテは最初に着いた島へ一時的にドフラミンゴを置いていく予定だったが、言い知れぬ違和感を覚えて食料の補給が済んだら立ち去ることを決める。
その際、四肢のない体では目立つからとドフラミンゴはイトで体を作り上げ、2人は別行動をとることにした。
船へ戻るまでの道でキャンプファイヤーをやっていることに気付いたロシナンテ。
その近くには人影が1つ。そして炎の中からは聞き慣れた悲鳴が聞こえたような気がして、ロシナンテはその人影を殴り飛ばし、消火する。
原形を留めぬ兄を船へと運び、ロシナンテはそのまま海賊となって海軍からは行方をくらませる。
それから13年後。
ロシナンテは死んだと思っていたセンゴクの元に、ホルマリン漬けの炭化した塊を携えたロシナンテが七武海として戻ってくる。
炭化した塊を兄として話しかける姿は狂人のようにしか見えず、それでいて幸せそうにも見える姿にセンゴクは声をかけることはなかった。